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MAKE UP

第546回例会

Rotary E-club of HYOGO

2026年7月27日開会

7月は母子の健康月間です

はじめの点鐘

ロータリーソング

SAA: 今週のロータリーソングは、「四つのテスト」です。元気よく歌いましょう。

会長の時間

会長の時間 第3回

社会奉仕は、仲間を知ることから始まる

―職業を通じてつながり、クラブの力を社会の力へ―

さまざまな職業のロータリアンがオンラインでつながるイラスト

皆さま、こんにちは。暑い日が続きますが元気にお過ごしでしょうか。

さて本日は、ロータリーの五大奉仕の一つである「社会奉仕」について、皆さんと一緒に考えてみたいと思います。

社会奉仕は、特別な活動だけではない

社会奉仕と聞くと、地域清掃、募金、植樹、子どもたちへの支援、災害ボランティアなど、「クラブとして行う活動」を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。

もちろん、それらは大切な社会奉仕です。

しかし私は、社会奉仕とは特別な日に行う活動だけではなく、もっと私たちの日常や仕事に近いものだと考えています。

社会奉仕とは、地域や社会にある困りごとを見つけ、それを少しでも減らすことです。誰かが安心して暮らせるようにすること。人が希望を持てるようにすること。

そして、社会の未来を少し良い方向へ動かすことです。

そう考えると、私たちロータリアンは、日々の職業を通じて、すでに多くの社会奉仕を実践しています。

建設業に携わる方は、安全で快適な住まいや街をつくっています。医療や福祉に関わる方は、人の命や健康、尊厳を守っています。教育に関わる方は、未来を担う人を育てています。経営者は、雇用を生み、社員とその家族の暮らしを支え、地域経済を動かしています。

法律、金融、保険、IT、運輸、情報通信、農業、飲食、美容、サービス業など、どの仕事にも、誰かの困りごとを解決する役割があります。

職業奉仕が、社会奉仕の土台にもなる

ここに、ロータリーが大切にしてきた「職業奉仕」の本質があります。

職業奉仕とは、自らの職業に誇りを持ち、高い倫理観をもって仕事に取り組み、その仕事を通じて社会に価値を届けることです。

そして社会奉仕とは、私たちが職業を通じて身につけた知識、経験、技術、人脈を持ち寄り、地域や社会の課題解決へと広げていくことではないでしょうか。

職業奉仕と社会奉仕は、別々のものではありません。

職業奉仕が一人ひとりの仕事を通じた奉仕であるならば、社会奉仕は、それぞれの力をつなぎ、より大きな価値として社会へ届ける奉仕です。職業奉仕が土台となり、その上に社会奉仕が育っていく。両者は、一枚の紙の表と裏のような関係だと思います。

私たちは、仲間の仕事をどれほど知っているか

しかし、ここで一つの課題があります。

私たちは、同じクラブの仲間がどのような仕事をしているのかを、どれほど知っているでしょうか。

職業分類や肩書きは知っていても、その方がどのような社会課題と向き合っているのか。誰のどのような悩みを解決しているのか。どのような思いで仕事や活動を続けているのか。そして今、どのような協力を求めているのか。

そこまで深く知る機会は、意外と少ないのではないでしょうか。

「建設関係の方」「医療関係の方」「コンサルタントをしている方」「飲食サービス業の経営者の方」といった理解だけでは、その人が持つ本当の価値や可能性には気づけません。

この「知らないこと」が、クラブにとって「非常にもったいないこと」だと感じています。

共同体としてつながり、機能体として力を発揮する

堺屋太一さんは、組織には「共同体」と「機能体」という二つの側面があると論じました。

共同体とは、人と人とのつながりや安心感、仲間意識を大切にする集まりです。一方の機能体とは、ある目的を実現するために、それぞれの能力を持ち寄って動く組織です。

ロータリークラブにも、この二つの側面があります。

親睦や友情、安心して参加できる居場所としてのロータリーは、共同体としての価値です。地域や世界の課題を解決するために、多様な職業人が力を合わせるロータリーは、機能体としての価値です。

親睦だけでは、仲の良い集まりで終わってしまいます。一方、奉仕だけでは、義務感が強くなり、人間的な温かさが失われるかもしれません。

互いを知り、信頼関係を築き、その信頼を社会への行動につなげていく。共同体としてのつながりが、機能体としての力に変わる。そこに、ロータリーならではの価値があります。

福田委員長のインタビューが生み出すもの

今年度、クラブの社会奉仕委員会の福田委員長が、ご自身の発案をスピーディーに実行に移していただき、このような考えを形にするような素晴らしい取り組みを進めてくださっています。発案から実現まで一気通貫し、スピーディーかつ的を射た企画。まさに「天才福田充男」の辣腕。腕っぷし。すごいものを目の当たりにしております!

ちなみに福田委員長自ら毎週の例会で会員へのショートインタビューを、取材、編集して、動画として寄稿してくださっています。(※堤会員の動画内容コンプラチェック、大河内会員の例会記事編集UP連携でミニプロジェクトのようなバックアップ体制もありがたや、ありがたや~です。)

ショート動画での質問は、とてもシンプルです。

「あなたの職業や活動は、どのような社会課題の解決につながっていますか」

「クラブの仲間に協力してほしいことは何ですか」

一見すると、短い会員紹介動画のように見えるかもしれません。しかし、この取り組みは、単に職業や活動を紹介するものではありません。

「その仕事の向こう側には、どのような人がいるのか。」

「どのような問題があるのか。」

「その会員が何を大切にし、何を実現しようとしているのか。」

「それらをクラブ全体で共有する機会です。」

動画を見た会員が、

「この方は、こんな社会課題に取り組んでいたのか」
「それなら、私の知り合いを紹介できるかもしれない」
「自分の経験が役立つのではないか」
「一度、詳しく話を聞いてみたい」

‥そのように感じるかもしれません。

その小さな気づきが、メッセージや会話につながり、紹介や協力へと発展します。さらに、その出会いから新しい奉仕活動が始まる可能性もあります!

多様性を、シナジーに変える

これこそが、シナジーです。

一人ひとりが別々に活動しているだけでは、それぞれの力は一人分です。しかし、互いの専門性や経験、人脈を知り、つながり、補い合えば、一人では生み出せなかった価値が生まれます。

「一足す一」が二ではなく、三にも五にも十にもなる。それがシナジーです。

ピーター・ドラッカーは、組織とは、人の強みを成果に変えるためのものであるという趣旨の考えを示しています。

私たちには、それぞれ異なる強みがあります。知識、経験、資格、技術、人脈、行動力、発信力、調整力。しかし、一人ですべてを持っている人はいません。だからこそ、異なる強みを持つ人が集まることに意味があります。

ただし、多様な人が同じクラブに所属しているだけでは、まだ可能性にすぎません。互いの強みや思いを知り、関係をつくって初めて、その多様性がクラブの力になります。

福田委員長のインタビュー動画は、会員一人ひとりの強みや思いを見えるようにし、その可能性をつなぐ取り組みです。

Eクラブだからこそ、意識して知り合う

この取り組みは、私たちEクラブにとって、さらに大きな意味があります。

対面のクラブであれば、例会前後の雑談や食事などを通じ、自然と相手を知る機会があります。しかし、それぞれが都合の良い時にばらばらでオンラインの記事を読むことを中心とするEクラブでは、意識的に機会をつくらなければ、仲間のことを深く知ることは難しくなります。

だからこそ、このショートインタビューは、単なる動画コンテンツではありません。Eクラブにおける新しい対話の場であり、新しい親睦の形であり、社会奉仕の入り口でもあります。

今年度のテーマは、「つながりと成長のコミュニティ」です。

つながりとは、名簿に名前が並んでいることではありません。相手に関心を持ち、その人の考えや活動を知り、自分との接点を見つけることです。

成長とは、知識を増やすことだけではありません。異なる経験や考え方に触れ、自分の視野を広げ、行動を変えていくことです。

見るだけで終わらず、一言を届ける。

皆さんに、ぜひお願いしたいことがあります。

毎週のインタビュー動画を、ひとつのコンテンツとしてだけではなく、「仲間を知る時間」としてご覧ください。

そして、何かを感じたら、心の中だけで終わらせず、一歩行動に移してみてください。

「動画を見ました」
「その活動に興味があります」
「私で協力できることがあるかもしれません」
「一度お話ししませんか」

短い一言で構いません。その言葉が相手の励みとなり、新しいつながりの始まりになるかもしれません。fbの例会を見た勢いでメッセンジャーを送れば、スグにつながることができます。

ロータリーの「四つのテスト」には、「好意と友情を深めるか」「みんなのためになるかどうか」という問いがあります。

会員同士が互いの仕事を知り、応援し、協力し合うことは、好意と友情を深める行動です。そのつながりが社会課題の解決に結びつけば、まさに、みんなのためになる行動でもあります。

社会奉仕の第一歩

社会奉仕は、必ずしも大きな事業から始まるものではありません。

仲間に関心を持つこと。
話を聞くこと。
応援すること。
人を紹介すること。
自分の知識や経験を少し分けること。

そのような小さな行動の積み重ねから、新しい奉仕が生まれます。

一年後、

「あの動画を見たことがきっかけで、新しい交流が始まった」
「会員同士の仕事がつながり、新しい奉仕が生まれた」
「これまであまり話したことのなかった仲間と、深く関わるようになった」

そのような声がクラブの中から聞こえてくることを願っています。

私たち一人ひとりの職業には、誰かの暮らしを良くする力があります。一人ひとりの経験には、誰かの課題を解決するヒントがあります。一人ひとりの人脈には、新しい出会いを生み出す可能性があります。

それらを持ち寄り、つなぎ合わせることのできる場所が、ロータリークラブです。

共同体として互いを知り、信頼し合う。機能体として、それぞれの強みを生かし、社会に働きかける。職業奉仕を社会奉仕へと広げ、社会奉仕を新たな友情と成長につなげていく。

まずは今週のインタビュー動画から、7月以降のこれまでのインタビュー動画から、一人の仲間に、これまで以上の関心を持ってみてください。そして、その方に一言、声を掛けてみてください。

社会奉仕の第一歩は、遠くにあるのではありません。

すぐ近くにいる仲間を知ることから始まります。

HYOGOロータリーEクラブ
2026-27年度 会長 渡邊 誠

幹事報告

第17回 日韓親善会議 開催のご案内

2026年10月25日(日)から26日(月)にかけて、神戸にて第17回日韓親善会議が開催されます。「日韓でポリオを考えよう」をテーマに、日韓のロータリアンが親睦と国際理解を深める会議です。多くの皆様のご参加をお願いいたします。

  • 日時:2026年10月26日(月)13:00〜21:00
  • 会場:神戸ポートピアホテル(兵庫県神戸市中央区港島中町6丁目10-1)
  • テーマ:「日韓でポリオを考えよう」(Together for Polio Eradication: Japan–Korea Rotary Dialogue)
  • 会費:35,000円

スケジュール

  • 受付 12:30〜13:30(ポートピアホール入口)
  • オープニング映像 13:30〜13:55(ポートピアメインホール)
  • 本会議 14:00〜17:00(ポートピアメインホール)
  • 晩餐会 18:00〜21:00(宴会場 大輪田)

ご登壇者

  • 中谷 研一(国際ロータリー理事)
  • 金 光奉(韓日親善会議委員長)
  • 桑原 茂(日韓親善会議委員長)
  • 四宮 孝郎(国際ロータリー理事)

第17回日韓親善会議 開催案内フライヤー

詳細は地区より配布された案内文書ならびに上記フライヤーをご確認ください。

委員会報告

社会奉仕委員会 会員インタビュー

社会奉仕委員会では、HYOGOロータリーEクラブ会員の皆様が、それぞれの本業や活動を通してどのように社会課題の解決に取り組んでいるかを紹介するインタビュー企画を始めました。

会員一人ひとりの実践を共有することで、互いに学び合い、応援し合い、必要に応じて協力し合うきっかけになればと願っています。

今回ご登場いただくのは、堤万佐子様です。

ぜひご覧ください。

卓 話

見えないものが、人と社会を動かしている

鹿子木 健

私たちは、目に見えるものを大切にする傾向があります。売上や利益、会員数、寄付金額、事業の規模。数字で表せるものは分かりやすく、成果として評価されやすいものです。

もちろん、それらは大切です。

しかし、年齢を重ねるにつれ、私は「本当に社会を動かしているのは、目に見えないものではないか」と考えるようになりました。

信用、友情、約束、誠実さ、志。どれも数字では表せません。しかし、それらが失われれば、会社も組織も、家庭も、地域社会も成り立たなくなります。

私が携わっているのは金融という仕事です。「お金を扱う仕事ですね」と言われることがよくあります。もちろん、その言葉に間違いはありません。

しかし、私自身は、お金そのものを扱っているという感覚はあまりありません。むしろ、お客様との信頼を預かっている仕事だと感じています。

約束を守ること。分からないことは分からないと伝えること。短期的な利益よりも、長く信頼していただける関係を築くこと。そうした積み重ねがあって初めて、お金という目に見えるものが動いていきます。

金融の世界であっても、本当に大切なのは、やはり目には見えないものなのです。これはロータリーも同じではないでしょうか。

私たちはオンラインで例会に集まり、奉仕活動を行い、さまざまな事業に取り組みます。その活動はもちろん大切です。

しかし、ロータリーが100年以上にわたって世界中で受け継がれてきた理由は、事業の規模だけでは説明できないと思います。その根底には、人と人との信頼があり、友情があり、「自分の利益だけではなく、相手や社会のためにも行動する」という精神があります。

だからこそ、時代が変わっても、多くの人がロータリーに魅力を感じ続けているのではないでしょうか。

ロータリーには「四つのテスト」という素晴らしい指針があります。

「真実かどうか」
「みんなに公平か」
「好意と友情を深めるか」
「みんなのためになるかどうか」

私は、この四つの問いは、ロータリー活動だけではなく、仕事や人生そのものを支える原則だと思っています。

特に金融の世界では、情報があふれています。だからこそ、「それは本当に真実なのか」と問い続ける姿勢が欠かせません。

利益を追求することは大切ですが、「みんなに公平か」という視点を失えば、長続きする仕事にはなりません。

そして、「好意と友情を深めるか」「みんなのためになるか」という問いは、私たちが日々どのような判断をするかを導いてくれる言葉です。分断を利益に変えるビジネス、自己肯定感を下げることで利益にするビジネスなどが横行する中、「好意と友情」「みんなのため」というのはシンプルで、確かな判断基準です。

私は最近、「超我の奉仕」という言葉についても考えることがあります。

奉仕というと、どうしても大きな活動や目立つプロジェクトを思い浮かべがちです。もちろん、それらは大切です。しかし、奉仕とは、本来もっと日常の中にあるものではないでしょうか。

約束を守ること。相手の立場を考えること。困っている人がいれば、できる範囲で手を差し伸べること。感謝の気持ちを忘れないこと。

そうした一つひとつは決して派手ではありません。誰にも知られないことのほうが多いでしょう。それでも、その積み重ねが、人と人との信頼を育て、地域を育て、社会を育てていくのだと思います。

私たちは、どうしても目に見える成果を求めてしまいます。けれども、本当に価値のあるものほど、時間をかけて育まれます。

友情も、信用も、人格も、一朝一夕には築かれません。だからこそ、焦らず、誠実に歩み続けることが大切なのだと思います。ロータリーは、そのことを思い出させてくれる場所です。

目に見える活動だけではなく、その活動を支えている目に見えない価値を大切にすること。それこそが、ロータリーの精神であり、私たちが次の世代へ受け渡していくべき財産ではないでしょうか。

そして、もう一つ忘れてはならない見えないものがあります。それは「希望」です。

奉仕とは、何かを与えることだけではありません。人に希望を持ってもらうこと。社会に希望を残すこと。そして、自分自身も希望を失わずに歩み続けること。

正直に言えば、私も希望などないと感じる瞬間を何度も経験しました。未来への絶望に心病みそうになったこともあります。しかし、それでも希望を語るのをやめてはならないと思います。

目に見えないこれらのものが、誰かの人生を支え、地域を支え、社会を支えていくのだと思います。

見えないものが、人と社会を動かしている。私は、そのことを自分自身の仕事を通して学び、そしてロータリーを通して、改めて教えられています。

だからこそ、これからも目に見える成果だけでなく、目には見えない信用や友情、そして希望を大切にしながら、一歩ずつ歩んでいきたいと思います。

おわりの点鐘