第520回例会
Rotary E-club of HYOGO
2025年12月8日開会
12月は疾病予防と治療月間です
はじめの点鐘
ロータリーソング
SAA: 今週のロータリーソングは、「奉仕の理想」です。元気よく歌いましょう。
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♪ 奉仕の理想Open or Close
奉仕の理想に集いし友よ 御国に捧げん我等の生業
望むは世界の久遠の平和 めぐる歯車いや輝きて
永久に栄えよ 我等のロータリー
会長の時間
皆さん、こんにちは。HYOGOロータリーEクラブ会長の長澤です。
12月8日、第520回例会の会長の時間です。
12月に入って2週目の例会です。今週は『数字の嘘』について思うことを書きます。先日、残念なニュースを耳にしました。
↓
『18歳人口の集計方法を見直しへ 特別支援学校生の除外巡り 文科省』
https://news.yahoo.co.jp/articles/f0cbc712dd3e171e45480b2ac35f8d2fde0a5e2e
大学進学率も不正確な数値となっていた可能性があるようです。
古くからの慣習、考え方などまだこういうことがあるのだな、と考えさせられました。アップデートされていくことを望みます。
と同時に、『数字は嘘つかない』と自信の仕事において、成果と行動に関して発言したこともありますが、それも数字作る人の意図次第である、時には嘘をつく、嘘をつける、と改めて考えさせられました。
数字を作る側、見る・知る受け手側、扱う身として、危険性を認識していきたいと思いました。
ロータリーでも会員純増、奉仕活動においての『数字』も成果を示す重要な指標でありますが、同時に満足度、帰属意識、誇り、理念など、数字だけに現れない部分も大切にしていきたいと改めて思いました。
では、今週も風邪などひかれませんよう、元気に過ごしましょう!今週も出席ありがとうございました。
幹事報告
1/17(土)第4回同期会 勉強会および新年会のご案内
第4回同期会 勉強会および新年会の開催が決まりましたので、詳細を以下記載させていただきます。
ご確認いただき、ご出欠回答をいただけますと幸いです。
【第4回同期会 勉強会および新年会】
日時:2026年1月17日(土)18:00~19:30
場所:神戸三宮東急REIホテル 3階「ローズ」
〒651-0096 兵庫県神戸市中央区雲井通6-1-5
議題:ロータリーを知ろう まずはロータリーの歴史から!③
<終了後 新年会あり>
場所:同ホテル 3階「メイプル」
会費:おひとり8,000円(当日ご持参ください)
つきましては、ご出欠回答を
以下Googleフォームもしくはメールへのご返信にて
ご回答いただけますと幸いです。
https://forms.gle/vVi1i8hv2erRNw6x8
回答締切:12月15日(月)まで
卓 話
「1970年と2025年――二つの万博の先にある“いのち輝く未来”とは?」

2025大阪関西万博が終わって1か月半が経過しました。
大阪関西万博、
大屋根リングの世界へみなさん行かれましたか?
私の知人では、
30回以上行ってようやく全パビリオン制覇した!っていう方から
結局、行けなかった!っていう方まで
様々な方がいらっしゃいましたが
我が家では、家族みんながお祭り好き?パリピ?気質なのか、
それぞれが大屋根リングの内側の世界wwへ、
何度も何度も足を運びました。
普段暮らしている、同じ大阪なのに
入場ゲートの混雑を抜けて会場に入った瞬間、
何故だか世界が「ぐわ~」っと開けた感覚で
「素のテンションレベル」が
思いっきりポジティブ方向に振れる感覚!
…既存の有名な大型テーマパークとも異なる
「期間限定の未知な現実がぎゅっと集まってるであろう場所」に来たという
「ドキドキワクワク感」の中で有酸素呼吸しているような
特別なスイッチが入るのを毎回感じました。
世界の複数の場所で紛争や戦争が起こっているのに、
その当時国からの展示などもあり、
セーフティーにそれを目にしているという
なんだか複雑なところもありましたが、
そういった国からのメッセージにも触れられたり、
戦時下じゃなくても、
物理的に渡航して現地へ行くことがほぼ不可能な国のパビリオンもあり、
期間限定で時間や距離を瞬間に縮めてくれる特別な場所でした。
◆EXPO‘70 万博記念公園

「人類の進歩と調和」がテーマだった1970年万博会場跡地は、
我が家から車で10数分の近所にあります。
太陽の塔は今も圧倒的な存在感で聳えていて、
会場跡地はすっかり整備された公園として残っています。
広大な跡地は、自然文化園としてすっかり
生まれ変わりました。
フリーマーケットはじめいろんなテーマのアウトドアマーケット、
音楽フェスなど様々なイベントや
季節ごとの植物展などなどで年中賑わっています。

一方で、70年万博の跡地として当時の様子が様々な形で残っています
70年万博当時の展示物や制服、会場全体のの模型、
記録書類、書簡などを展示しているスペース(EXPO70パビリオン)をはじめ、
太陽の塔の内部も公開されていたり(いずれもチケット必要)
随所に「当時の○○パビリオン跡」といった碑があり、
当時の記録や様子に触れることができます。
1970年の大阪万博は、
日本が高度経済成長の頂点に立ち、
世界へ“先進国入り”を宣言した象徴的なイベントだったようです。
私自身、まだ幼稚園児で四国在住だったので
EXPO70には行けておりません!
が、様々な当時の記録に触れていろいろ確認できました。
テーマは「人類の進歩と調和」。
カラーテレビや新幹線、太陽の塔、動く歩道など
“技術への期待”が時代を牽引し、
来場者6422万人という記録は今も破られていません。
(ちなみに今回の大阪関西万博は2,901万7,924人)
あの時代の万博は、未来への扉であり、国民の希望そのもの
といったところでしょうか。
動く歩道、ブルガリアヨーグルト、カプセルホテル、
自動改札機、ワイヤレス電話‥などなど
今では普通に存在しているものも、
EXPO‘70からたくさん生まれたそうです。
◆2025年 大阪関西万博
一方、今回の2025年関西万博は、社会の空気が全く異なります。
人口減少・高齢化・環境問題・分断など、
技術だけでは解決できない課題が山積する中で掲げられたテーマが
「いのち輝く未来社会のデザイン」。
今回は技術の展示よりも、
“人と人はどうつながるのか?”
“暮らしをどう守るのか?”
といった、人間の本質に向き合う問いが中心となっています。
AI、医療DX、カーボンニュートラル、水素社会…。
展示の多くが“社会実装”を意識し、
未来を語るというより、
未来を試す「実験場」としての役割が強く打ち出されていました。

↑会場で実際にデモ飛行した「空飛ぶクルマ」

↑カワサキが展示していた
「オフロードパーソナルモビリティ」
ロボティクスがもたらす4脚の悪路走行性能に
モーターサイクルで培った操縦性と安定性を併せ持つ。
展示後方のイメージビデオでは、
道路整備されていない山岳を
この4脚モビリティに乗って移動する人物の
イメージ映像として流れていました。
◆1970年と2025年を貫く“共通の価値”とは何でしょうか。
それは 「未来は技術ではなく、人の手で創り出す」という視点かと思います。
1970年に技術が人々を前向きにしたように、
2025年は“より良く生きるとは何か”を考え直す機会にもなったのでは
ないでしょうか。
1970年は“進歩の時代”
2025年は“共生の時代”
時代は変わりましたが、
どちらも人類の未来を照らす灯台。
そんな印象を受けます。
アフター万博も
展示物が全国各地で再展示され、
大きな人気を博しています。
イベントで終わらせず、
そこで得た出会いや価値観を“日常に接続すること”。
学生ボランティアの学び、
国際ネットワーク、社会実験で生まれた技術…。
これらを地域・教育・産業へ橋渡しできた時、
万博は真のレガシーとなるのではないでしょうか。
「いのちが輝く未来」とは、
遠い場所にある理想ではなく、
私たちの日常を更新し続ける行動の積み重ねの中にある。
1970年が日本を変えたように、
2025年もまた次の時代の出発点になるはずですよね。

ミャクミャク、最初に見た時はちょっとグロテスクな印象で
ええー??と思いましたが、
ドローンショーで消えて行くこの姿を見て泣きそうになり、
消えないで~という感情が湧き上がって来ました。
ありがとう! また会おうね、ミャクミャク。
渡辺 誠
おわりの点鐘
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