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MAKE UP

第511回例会

Rotary E-club of HYOGO

2025年9月8日開会

9月は基本的教育と識字率向上月間です

はじめの点鐘

はじめの点鐘

ロータリーソング

SAA: 今週のロータリーソングは、「それでこそロータリー」です。元気よく歌いましょう。

  • ♪ それでこそロータリーOpen or Close

    一、どこで会っても やあと言おうよ
    見つけた時にゃ おいと呼ぼうよ
    遠い時には 手を振り合おうよ
    それでこそ ローローロータリー
    ニ、笑顔 笑顔で 語り合おうよ
    心と心で 結び合おうよ
    みんな世の為 働らき合おうよ
    それでこそ ローローロータリー
    三、どこの国にも 友が居るよ
    みんな一つの 輪になろうよ
    同じ心で 親しみ合おうよ
    それでこそ ローローロータリー

例会

会長の時間

皆さん、こんにちは。HYOGOロータリーEクラブ会長の長澤です。
9月8日、第511回例会の会長の時間です。

9月は『基本的教育と識字率向上月間』です。
識字率とは
「15歳以上の人口に対する、日常生活の簡単な内容についての読み書きができる人口の割合」
とユネスコにより定義されています。
日本の識字率は世界で最も高い国のひとつとされているそうで、普段意識しづらい、それほど重要視されていない気がしますが、世界的にみて識字と貧困が密接につながっているから、RIも取り組みとして重要視しているということです。

基本的教育・識字が重視される理由
●すべての女性が初等教育を修了すれば、妊婦の死亡率は66%減少する。
●読み書きのできる母親を持つ子どもは、読み書きのできない母親の子と比べて、5歳以上まで生き延びる確率が50%高い
●低所得国で全生徒が読み書きを習得した場合、1億7,100万人が貧困から抜け出すことができる。これは全世界の貧困の12%に相当する
●世界で5,800万人の子どもが学校に通っていない
●4年間の初等教育を受けた後も読み書きのできない子どもが2億5,000万人いる
●7億8,100万人の成人が読み書きできない
(My Rotary 「基本的教育と識字率向上プロジェクト戦略」資料より)

非識字者の子供が非識字者になる確率が高くなり、職を得ることも難しくなり、貧困から抜け出せない、という悪循環に陥ることがその理由です。
教育が進めば知識が増え、技術を得て、成功や失敗の経験から知恵を学ぶチャンスを得ることができます。ここは仕事でも同じですね。教育の大切さを改めて感じます。

また、9月8日は『国際識字デー』です。
https://www.unesco-school.mext.go.jp/international-day/%E3%80%8C%E5%9B%BD%E9%9A%9B%E8%AD%98%E5%AD%97%E3%83%87%E3%83%BC%E3%80%8D%EF%BC%889-8%EF%BC%89/

普段意識しないテーマですが、これを機会に国内、周囲だけの視点ではなく、世界にも目を向ける良い機会となりました。

では今週は9月8日がクラブ理事会(オンライン形式)、9月9日が新入会員親睦会(ハイブリッド形式)があります。当日はよろしくお願いします!
今週も宜しくお願いします。

例会

幹事報告

世界ポリオデー イベント フォトコンテストのご案内

拝啓 処暑の候、貴クラブますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
このたびはポリオ根絶活動に関するアンケートにご協力いただき、誠にありがとうございました。アンケートにて今年度の活動「実施予定」とご回答いただいたロータリークラブの皆様へ、別紙にて「世界ポリオデー イベントフォトコンテスト」のご案内をお送りいたします。
ロータリーは、35年以上にわたりポリオ根絶活動に取り組み、発症率を99.9%まで減少しました。現在、常在国はアフガニスタンとパキスタンのみですが、世界的な根絶には継続的な支援が不可欠です。野生株を根絶すれば全世界で実施されているワクチン接種をする必要がなくなります。活動を止めれば、10年以内に年間20万人の子どもが身体まひになる可能性があると予測されています。根絶するためにも、みなさまのご協力が必要とされております。フォトコンテストは貴クラブがポリオ根絶に取り組んでいるメッセージとなるものです。貴クラブにて実施されたポリオ根絶活動の様子を撮影いただき、ぜひ奮ってご応募くださいますようお願い申し上げます。
また、地区では、各クラブにおけるポリオ根絶活動の内容を月信にて紹介させていただく予定です。つきましては、月信原稿書式(同送)にご記入のうえ、活動写真とともに地区事務所までご送付ください。
ご不明な点等ございましたら、どうぞご遠慮なくお問い合わせください。
今後とも、ポリオ根絶活動へのご理解とご協力を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

例会

卓 話

世界の平和は心の安らぎから始まる

 

新型コロナウイルスによるロックダウン政策が始まったばかりの頃、スコットランドのニュートン・スチュワートにあるダグラス・エワート高校の生徒たちは、対応に苦労していました。「高校生たちは、パンデミックの中で、自分の気持ちや考え方をどうしていけば良いのか分からずに苦労していると話してくれました」とジーン・ベストさんは振り返ります。「彼らは、自分自身で問題を解決できるよう、ツールキットをつくりたいと考えていました」

幸いなことに、教師、校長、そして女王陛下の勅任視学官の一人として長いキャリアを持つベストさんは、それを支援できる立場にありました。2014年、オーストラリアのシドニーで開催されたロータリー国際大会で、ベストさんと夫のキースさんは、「Peace Advocate Project(平和擁護プロジェクト)」を立ち上げました。献身的なロータリアンであるベストさんご夫妻は現在、ハブ・オブ・サザンスコットランド・ロータリークラブ会員であり、キースさんは第1020地区パストガバナーでもあります。お二人は、地元や世界中の若い人たちが平和の大使となるための準備を支援したいと考えています。ブラッドフォード大学(英国)のロータリー平和センターのフェローと協力し、お二人はまさにこの目標を達成するためのプログラムを立案しました。

この活動が称えられ、2017年11月、ベストさんはジュネーブのパレ・デ・ナシオン(国連欧州本部の建物)で開催された国連でのロータリーデーで表彰されました。そこでは、ベストさんとほかの5人が世界を変える行動人:平和の推進者に選ばれました。熱心な参加者を前に、ベストさんは次のように述べました。「私たち自身の中に平和がなければ、世界の平和を前進させることは決してできないでしょう」

個人的な心の平穏を世界平和の基盤として重視してきたベストさんは、新型コロナのロックダウンに伴うストレスに直面する学生たちを支援する上で、適切な能力を備えていました。結局のところ、ベストさんに連絡をしてきた学生たちは、すでに自分や仲間が必要とする助けを提供する立場にありました。

「コロナの期間中、ダグラス・エワート高校の優秀な平和擁護者と共に、Zoomを通じて引き続き協力しました。自分たちに何ができるのか分からなかったので、彼らは懸念を抱えていました。彼らが置かれた状況に対処できるように訓練する学校でのカリキュラムはありませんでした。平和アドボカシーの研修がなかったら、状況はもっと悪いものになっていたと思うと話してくれました」とベストさんは振り返ります。

ベスト夫妻と緊密に協力し、平和擁護セッションから学んだことを活かして、学生たちはツールキットを作り始めました。「ほかの学生たちを支援するために、彼らは学校のフェイスブックページに毎日投稿し、親とのコミュニケーションの方法などについて情報を共有しています」とベストさん。「色々なアイデアを駆使しながら、約1年もこの活動を続けました。本当に素晴らしい活動だったと思います」

ベストさんの印象に残っているある短い動画があります。16歳の学生が作ったものです。その動画は、「心の力と働き」についてのものだったと言います。「パンデミックにどう向き合っているかを学生が客観的に理解する手助けとなった動画でした。また、色々なヒントも紹介されていたので、自分の問題にどう対処したら良いかも学生が学ぶことができました」

状況が徐々に正常に戻り始めた頃、ベストさんは投稿をまとめ、平和擁護プロジェクトのオンラインプラットフォームを構築しました。ベストさんは、次のように話します。「学生たちは、これをメンタルヘルス・プログラムとは呼びたくありませんでした。生きていくために必要なスキルを学ぶセルフケア・プログラムとして知ってほしいと考えていたんです。彼らは、まずは自分自身をケアすることができれば、ほかの人たちも救えると感じていたようです。平和擁護プロジェクトはまさに、若い人たちのエンパワメントを主眼としているので、ぴったりの考え方だと思いました」

これがパンデミックのメリットの一つでしたが、欠点もありました。学校が閉鎖されると、平和プロジェクトは勢いを失い、存在感を見せていたいくつかの学校での足掛かりを失ってしまったのです。「学校が再開された後も、みんなが失った時間を取り戻すので精一杯で、私たちが入り込む余地がありませんでした」とベストさん。そこで彼女はその状況も前向きに捉えることにしました。「コロナによって多少の後退はありましたが、新しい扉も開かれたんです」パンデミックによって活動がZoomにシフトしたことにより、英国の学校でプロジェクトが再開されるにつれ、オーストラリア、日本、メキシコといったほかの国々に活動範囲を広げることができるようになりました。

ベストさんは、スコットランドの二つの学校とケニアの二つの学校をつなぐ新しいオンラインプログラムを特に誇りに思っています。このプログラムでは、参加したすべての若者を同時に研修し、各学校の生徒たちはアクティビティを進める中で互いの顔を見ながら作業することができました。「二つの国に橋をかけることが目的でした」とベストさんは話します。

世界が新型コロナウイルスから抜け出すと、ベストさん夫妻はプロジェクトを拡大し続けました。今年だけでも、中学生の親が子どもとのコミュニケーションの方法を学ぶのに役立つプログラムを含め、三つの新しいプログラムを追加しました。子どもと一緒に英国に移住したウクライナ人の親にとっては特にインパクトの大きなものとなりました。「傾聴と対話の進め方に関する平和擁護のテクニックをすべて教えましたが、本当にうまくいきました」とベストさん。「その後、一人の母親が涙を流して私たちのところにやってきて、『感謝しかありません。あのままでは息子を失っていたと思います。このプログラムのおかげで息子を取り戻せました』と言ってくれたんです。この母親は、息子と有意義で持続可能な対話を冷静にすることができるようになりました」

これまでと同じように、ベストさんは引き続き、ほかのロータリー会員に対し、ロータリー内での活動だけでなく、その外でも活用できる、洗練されたアプローチによる丁寧な傾聴、実りある対話、および紛争解決の方法を提案し続けています。2024-25年度第1210地区ガバナーのジェーン・クーパーさんは、この地域で行われた活動を称賛しています。「ジーンさんとキースさんは地区の役員や会員と協力しましたが、フィードバックは素晴らしいものでした」とクーパーさんは言います。

ベストさんは平和擁護プロジェクトの長期的なインパクトと焦点が重要であると考えています。「これは、若い人が若い人のために行うプログラムです。平和アドボカシーの研修を受けた若い人は、そのスキルをその先ずっと活かしていくことができるのです」

この卓話は MyROTARY に掲載された記事の引用です。ぜひこちらから全文をご覧ください

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