第506回例会
Rotary E-club of HYOGO
2025年7月28日開会
7月は母子の健康月間です
はじめの点鐘

ロータリーソング
SAA: 今週のロータリーソングは、「四つのテスト」です。元気よく歌いましょう。
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♪ 四つのテストOpen or Close
真実か どうか
みんなに 公平か
好意と友情を深めるか
みんなのためになるかどうか

会長の時間
皆さん、こんにちは。HYOGOロータリーEクラブ会長の長澤です。
先週は休会でしたので、7月最後の会長の時間です。
先日、セミナーを受講しました。テーマは『アンガーマネジメント』。その話をご紹介します。
私がこの言葉を聞いたのはもう10年以上前です。ある元スポーツ選手が不祥事を起こしたあとでした。この方が復帰されたときにこのアンガーマネジメントを勉強してきました、と仰っていた時。へー、そういう分野もあるんだ、と思いました。
アンガーマネジメントとは?…1970年代にアメリカで開発された、怒りの感情と上手に付き合う(マネジメントする)ための心理トレーニングです。アンガーマネジメントを学ぶことによって、自身の怒りを理解し、感情のコントロールをしたり、ポジティブな考えを生み出せ、また周囲との良好な人間関係を成立させることができます。
セミナーの目的は
①アンガーマネジメントのスキル習得
②仕事の効率アップ
でした。
①スキル
アンガー=怒り、ですが、その怒りを『マネジメント』する。怒りを否定しているのではなく、怒る必要のないこととの線引きができる、怒り方のスキルとのこと。
なので、アンガーマネジメントは決して気が長くなる、のではないので、短気の方にもできることです。
②効率アップ
これは仕事だけではありませんが、間違った怒りは家庭、友情、職場を壊すことになりますし、心理的安全性が保たれた職場は生産性が3倍になるそうです。
導入部分を聞いたときの感想は『それなら自分にもできる、自分にも当てはまる』でした。
わたし自身は特に短気な方ではないとは思いますが、それでも特に車の運転中、1人だと文句言ったり怒ったりしてるときに自分にも暴力性があるなぁ、とよく思います。ちょっと怖くなる瞬間です。
それだけに怒りについて理解して、線引きして、上手に付き合っていきたい、していかないとだめだな、と思いました。
怒りっぽい性格もまずは自身でそれを理解し、受け入れて、対処する。まさにマネジメントです。何事も正しい理解からスタートです。
昨今、ロータリー活動の中でも〇〇ハラスメント、コンプライアンスの問題も注意すべきリスクです、仕事でも私生活も含め上手に付き合っていきたいものです。
またこの続きもご紹介したいと思います。

幹事報告
いつもお世話になっております。
RI2026年台北国際大会推進チームメンバー 出村知佳子様より、
台北国際大会についてのご案内が届いておりますので、
以下転送いたします。ご確認ください。
また、本年度、2680地区での地区旅行は、開催しないこととなりましたので、
併せてご報告させていただきます。
平素より大変お世話になっております。
RI2026年台北国際大会推進チームメンバーを拝命しております、第2510地区 直前ガバナーの出村 知佳子と申します。
日本からより多くの皆様に**台北国際大会(2026年6月13日〜17日)**にご参加いただけますよう、力を尽くしてまいります。
今後は定期的に「台北国際大会通信」をお届けし、登録情報やプロモーション活動の進捗などを皆様と共有させていただきます。
台北国際大会通信 Vol.1(2025年7月号)
▼ダウンロードはこちらから
台北国際大会 参加登録のご案内
▼登録はこちらから:
台北国際大会登録
登録は、RI公式サイト「My Rotary」より簡単にお手続きいただけます。ロータリアン・ローターアクター問わず、どなたでもご登録可能です。
皆様ご自身のご登録はもちろんのこと、地区内各クラブ、周囲のロータリアン、ローターアクターの皆様にもぜひ情報をお伝えいただけましたら幸いです。
◇何かご不明な点がございましたら、下記メールにどうぞお気軽にお問い合わせください。
◇国際大会フライヤー、ご活用くださいませ ↓
キャッチフレーズ:
「美味しい、楽しい、優しい 台北に行こう!」のもと、
各地域には担当者が配置され、皆様の推進活動をお手伝いいたします。
第1地域 岡村睦美 第2770地区 川⼝RC
第2地域 吉川公章 第2760地区 名古屋南RC
第3地域 ⼤橋秀典 第2660地区 東⼤阪東RC
以上、何卒よろしくお願い申し上げます。
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国際ロータリー第2680地区 地区事務所
送信者:金橋
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卓 話
自己紹介
鹿子木 健(かなこぎ けん)
職業分類と会社について
このたび、HYOGOロータリーEクラブに入会させていただきました鹿子木健と申します。職業分類は「投資助言・代理業」です。
現在、近畿財務局登録(近畿財務局長(金商)第409号)の金融商品取引業社として、株式会社メデュを経営しております。メデュ(Medu)の社名の由来は、「Money Education」の頭文字です。たんなる投資助言業ではなく、世間のお役に立てる金融教育を同時に提供できる会社になりたいとの思いで、今日まで取り組んできました。
当社は金融商品の媒介や仲介を一切行なわず(いわゆる株や投資信託、NISAやファンドなどを紹介して手数料をいただくことをせず)、お客様から頂戴する投資顧問料や、講座の受講料のみで運営している会社です。金融商品取引業のなかで、このような形態は珍しいと思います。
なぜ媒介や仲介を行わないことにこだわるかと言えば、お客様との利益相反を徹底的に排除するためです。金融機関が儲かる金融商品は、えてして顧客が儲からない金融商品です。顧客が儲からなくても、金融機関は顧客に紹介した金融商品の手数料で収益を上げられるので、安定したビジネスになります。
それどころか、ある人々には信じがたいかもしれませんが、顧客が損失を出せば出すほど儲かり、社員に成果賞与として反映される証券会社などの金融商品取引業者も存在します。証券会社が自己取引をして、顧客の利益をカバーする(利益が出た顧客に利益分を支払う)ことは広く行われています。それは同時に、顧客の損失もカバーする(顧客が出した損失を、業者が利益として受け取る)ことを意味します。これを相対取引(あいたいとりひき)と言います。顧客が損を出した場合の方が、証券会社が儲かる仕組みです。
弊社の価値は、顧客の資産を適切に「増やし、守り、使い、承継する」というプロセスを伴走することにあると考えています。よって、顧客との利益相反は弊社にそぐいません。
書籍を9冊ほど出版させていただいておりますので、ご興味のある方がもしいらっしゃればAmazonなどで検索していただけると嬉しいです。大変ありがたいことに、今年は10冊目の本を、講談社α新書から出していただけることになりました。
生い立ちについて
私の生い立ちを少し申し述べたいと思います。
昭和49年に熊本県にて生まれました。宗教家庭に育ちました。祖父母は「宗教法人大本(おおもと)」の熱心な信奉者で、伯父(母の兄、すでに他界しました)を、五代教主の婿養子に出したほどです(大本では、教主は女性と決まっています)。母も信者で、同じく熱心な信者の父と結婚しましたが、父は教団本部のNo.2まで上り詰めました。出口王仁三郎が活躍していた頃、戦前・戦後の信徒数は公称100万人とされますが、現在は数万人まで衰退しています。
私の名前は、三代教主につけられました。ちなみに、祖父は健吉(けんきち)です。しかしながら、私は幼少期に教団の分裂抗争に巻き込まれ、裏切りや金の問題など、宗教に関わる人間の汚さをいやというほど目に焼き付けるなかで、宗教に対するアレルギーが育っていきました。
しかしそんな私が、不思議なことに、キリスト教に帰依することになるとは想像もしていませんでした。詳細は割愛しますが、父が地域の宗教懇話会という異なる宗教間の対話の世話役をしていたこともあり、子供の頃から各宗派に接する機会が多くあり、宗教は嫌いだったものの、宗教を考える機会は他の若者よりも恵まれていたように思います(いま思えば、という結果論ですが)。
幼少期に体験した宗教とお金の問題が、私の人生のテーマの一つとなったような気がしています。宗教の問題をもっと広く解釈すれば、「こころの問題」です。人間のこころ、引いては幸福論と、お金(経済、金融)はどのように関係しているのか、またどのように折り合いをつけるのか、それが今も仕事に取り組みながら常に直面するテーマとなっています。
投資助言・代理業者として、キリスト教関係からお仕事をいただくことはほとんどありませんが、仏教寺院や創価学会の関係者からの財務コンサルのご依頼を継続的にいただいており、またユダヤ人のパートナー企業様もあり、私の生い立ちも無駄ではなかったのかなと考えています。
とは言っても宗教関係はほんの一部で、弊社の主たる顧客は中小企業の経営者様や個人投資家様です。
教育と投資との出会い
私は1995年から1997年まで、中国北京市に留学していました。そこでまさに人民服から近代的ファッションへの変化、馬車から自転車へ、そして自動車へと中国の交通手段の変化や、地下鉄やビジネスセンター、高層マンション群などの都市開発が超スピードで進められるのを垣間見ました。中国に大きなビジネスチャンスがあると知った私は、妻と結婚した2002年に再び中国に渡りました。
当初吉林省延吉市の延辺大学にて非常勤教員として勤務しており、その後インターナショナルスクールや、フリースクールにも関わるようになりました。これが教育事業との出会いです。延吉から甘粛省蘭州市に移動してからは、今は習近平の政策により学習塾は禁止されてしまいましたが、当時は学習塾のニーズが非常に高く、小中学生を対象とした学習塾の経営を始めました。教育は私の人生にとって欠くことのできない大事な要素だと認識しました。
2004年から個人投資家として、投資活動を開始しました。中国共産党一党独裁の中国にあって、国内資本の増加、海外資本の流入の速度に驚愕を覚えました。高度成長期の日本を彷彿させる投資資金の増大と流れを実感すると同時に、成熟した日本の資本の衰退や流出が現実のものとなるのではないかとの危惧を抱きました。
中国にて不動産投資、株式投資、コモディティなどの投資を経験するなかで、外国為替を知りました。外国為替という選択肢を教えてくれたのは、同じHYOGOロータリーEクラブの福田充男会員でした。私が中国滞在中に、福田会員は4度に渡り比較的奥地で、私が当時教育ビジネス(学習塾)に従事していた甘粛省蘭州市を訪ねてくださいました。そのなかで、2006年頃だったと思いますが、私が不動産投資に取り組んでいた頃、福田会員が、「けんちゃんには不動産よりも為替のほうが合っているような気がする」と仰ったのでした。
外国為替といえば、外貨預金かFXしか知りません。FXは投資というよりもギャンブル的な金融商品というイメージが強く、自分が関わりたいとは思っていませんでした。しかしその後FXという金融商品の歴史や現状を調査し、自分自身も経験してみる中で、FXにはその商品特性と顧客特性(顧客属性)に大きな乖離があることに気づきました。
日本にFXという金融商品が最初に紹介されたのは、怪しいブローカー経由であったこと。当時は数百倍というハイレバレッジ(自己資金の数百倍の取引が可能/ごく少額の自己資金で多額の売買が可能)を売りにしており、お金のない若者にゲーム感覚で投資させる広告が蔓延していたことが日本人投資家の健全な外国為替への投資環境の整備を20年遅らせることになりました(失われた20年)。
しかしこのFXという商品は、お金のない若者がハイレバレッジで取引するよりも、むしろ中小企業経営者や大口資本を保有する投資家が資産防衛(資産保全)するために活用することに適しているものです。ペイオフ制度で1金融機関あたり上限1,000万円までしか保護されない普通預金と比べ、預入証拠金と利益額の全額が信託保全の対象となり、証券会社破綻時にも保護されること。流動性が高く、即時換金が可能なため不動産や事業のヘッジ資金の置き場として活用できることなどが、その理由です。
本来成熟した投資家や経営者に向いている金融商品を、業界あげてのマーケティングを間違ってしまったため、射幸心の強い若者に向けて発信してしまった、そのような不幸が、私が商品特性と顧客特性の乖離と申したことの意味です。
ともあれ、このように、外国為替と私とのかかわりが始まったのでした。
日本帰国後に投資助言・代理業
2012年に帰国し、翌年から東京都の投資助言・代理業者にて投資助言業務に従事し始めました。多くの同業者が投機的なFXを売りにセールスしている中、私は資産防衛の視点で情報を発信し、コラム執筆やセミナーなどをこなし、その後投資助言サービスを開始しました。その投資助言サービスでは、1日で800人の入会者がおり(外銀出身のチーフディーラーも驚いていました)、最大で1100人、のべ3000人程度の会員に投資助言を行いました。
目立った顧客層は、若者ではなく、40代から60代を中心とした、士業や医療従事者、経営者などでした。私はいわゆるデイトレードやスキャルピングなど、若者に人気のあるトレーディングを捨てて、資産防衛と中長期投資に的を絞り、FXの真の魅力を業界内で発掘し手伝えたいとの強い思いでやってきました。
その後、2017年に独立、株式会社メデュを立ち上げたのちは、諸々の縛りもなくなり、B to B事業にシフトする形で、法人様や経営者様のニーズに応えるサービスを強化してきました。
投資助言事業と投資教育事業を組み合わせ、金融機関の言いなりになったり依存したりしない、自立した投資家を育成し、自立した投資家に伴走するという事業理念を具現化すべく、日々格闘しております。
そして、ロータリアンとしての職業奉仕としても、私は自分自身の職業に誇りを持っています。
住まいと家族、趣味
現在、兵庫県宝塚市に住んでいます。宝塚市と言っても、満願寺のある川西市と隣接した地域で、商圏は宝塚市より川西市です。日常の買い物も交通も、川西でのアクセスがメインです。
家族は4人です。妻は不動産仲介業に従事しています。事業用不動産をおもに扱っています。兼務で、株式会社メデュの役員としても働いてくれています。長女は台湾の大学で学んでおり、来年卒業です。そろそろ就職活動に忙しくなります! 次女は中学三年生です。反抗期ですが良い子です。
趣味はパンを焼くことです。ゴルフはがんばっていますが、趣味ではありません。ゴルフはしかたなく嫌々やっています(そう公言しておかないと税務署さんが悪さをするので)。
私は幼少期にプールで溺れて死にかけました。その体験がトラウマになっており、水が嫌いです。訓練で、50メートル、100メートルの水泳はできるようになりましたが、海中に潜ることができません。以前沖縄で、福田会員とスクーバの講習を受けた際、幼少期の記憶がフラッシュバックしてパニック症状になり、途中棄権して寝ていた苦い経験もあります。船に乗るのも(特にボートや小型船)苦手です。
そんな私がなぜか、ロータリーではIYFRに入会して会員になっています。IYFRの仲間が大好きだからです。懇親会や総会には参加して皆さんとの交流を楽しみますが、クルーズや船に乗るイベントには一度も参加したことはありません。
長々と書いてしまいましたが、Eクラブなので直接みなさんとお会いして自己紹介する機会も多くはないだろうと考え、書けることを全部書いてしまいました。
今後ともよろしくお願い申し上げます。

おわりの点鐘

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