第411回例会
Rotary E-club of HYOGO
2023年5月15日開会
5月は青少年奉仕月間です
はじめの点鐘
ロータリーソング
SAA: 今週のロータリーソングは、「奉仕の理想」です。元気よく歌いましょう。
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♪ 奉仕の理想Open or Close
奉仕の理想に集いし友よ 御国に捧げん我等の生業
望むは世界の久遠の平和 めぐる歯車いや輝きて
永久に栄えよ 我等のロータリー
会長の時間
商品を開発したり、イベントを開催するための資金集めとしてクラウドファンディングが使われています
これまでいくつかのプロジェクトに応援(お金を払う)してきましたが、これまで関わっていた団体がプロジェクトを立ち上げたので、その運営委員になりました
プロジェクトの準備から関わると、代表からの熱意を直接聞き、毎週のように会議を開き、みんなそれぞれ分担して仕事の合間に書類作成するなど。このプロジェクト達成が”単なるお金集め”ではないことが実感できました
これまでの会長挨拶でもお話した団体です
ご興味あればプロジェクトを知っていただいて、よろしければ協力いただけたらありがたいです
「あかりバンク」
夜の介護を頑張る、医療的ケア児のご家族に、手作りのあかりを届ける
5月18日から
https://camp-fire.jp/projects/view/670194
「Wheelog!」(ウィーログ)
車いすユーザーの社会参加を応援する!WheeLog!サポーター
https://readyfor.jp/projects/wheelog_supporter
幹事報告
お世話になっております。ロータリー米山記念奨学会です。
今月の“ハイライトよねやま”ができあがりましたので、お送りします。
ぜひご覧いただければ幸いです。
よろしくお願いいたします。
▼全文は、こちらよりご覧ください。
http://www.rotary-yoneyama.or.jp/content/uploads/summary/highlight278_pdf.pdf
(公財)ロータリー米山記念奨学会ニュース
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★ ハ イ ラ イ ト よ ね や ま 278号 ★ 2023年5月12日発行
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::今月のトピックス::
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・ベトナム南米山学友会が誕生!海外10番目
・寄付金速報 ― 今年度も残り1カ月半 ―
・米山学友が中心となった衛星クラブが誕生
・さいたま大空RCが創立10周年!
・新奨学生の抱負「米山奨学生の名に恥じぬよう」
《今月のピックアップ記事》
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ベトナム南米山学友会が誕生!海外10番目
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ベトナム南部、ホーチミン市を中心とする「ベトナム南米山学友会」が
5月9日の常務理事会にて正式に承認され、海外10番目となる
米山学友会が誕生しました。
創立会員は28人、初代会長はホー ライ フーンさん(1973-75/
桐生西RC)、副会長をタイ ヴァン ナムさん(2007-11/千里RC)が
務め、その他1人の会計、2人の監事、7人の理事、計12人の役員で
運営されます。
ホー ライ フーン会長は「5月9日はわれわれにとって記念すべき日と
なりました。これから皆で一層団結し、世の中、人々のため、
頑張ってやっていきたい」と、意気込みを語りました。
ホーチミンでは2014年から米山学友たちがグループを形成し、
児童・障害者・高齢者のための福祉施設への慰問などさまざまな
奉仕活動の実績があり、今後さらなる活躍が期待されます。
その他の記事は、ぜひPDF版をご覧ください。
→ http://www.rotary-yoneyama.or.jp/content/uploads/summary/highlight278_pdf.pdf
以上
※メールアドレスの変更、配信解除などのご希望がございましたら、
お手数ですが、このメールの返信にてお知らせください。
よろしくお願い申し上げます。
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公益財団法人ロータリー米山記念奨学会
事務局長 柚木裕子
編集担当 野津・長尾
Tel:03-3434-8681 Fax:03-3578-8281
問い合わせメール: [email protected]
米山記念奨学会ホームページ: http://www.rotary-yoneyama.or.jp/
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卓 話
行動経済学~同調行動
皆さんこんにちは!5月に入って、コロナも5類扱いになり、マスクも任意となって、以前の雰囲気に戻ってきましたね。
さて、経済にまつわる卓話ということで、最近気になる「行動経済学」に関して、興味深い点をご紹介したいと思います。
その前に、標準的な経済学は、様々な経済現象を合理的な人間行動の結果ととらえてきました。合理的な判断をする人が間違いのない選択をすると考えられています。
しかし実際の人の行動はどうでしょうか?
予定していないのに、ついその場の気分で「衝動買い」をしたり、中身より見た目で「ジャケ買い」したりしませんか?
行動経済学ではこうした人がついしてしまう「心理」「行動パターン」を実験などから導き出し、その傾向を知るため研究されています。経済活動に関するリアルな人間の認知傾向や行動特徴を明らかにすることに重点が置かれているのです。
近年の有名な研究者では、2002年にノーベル経済学賞を受賞したプリンストン大学のダニエル・カーネマン教授とチャップマン大学のバーノン・スミス教授、2013年ノーベル経済学賞のイエール大学のバート・シラー教授(アメリカの株式バブルとサブプライム・ローン問題を引き起こした住宅市場に警鐘を鳴らしていた人)がいます。
さて今回は、行動経済学の中の「同調行動」にスポットを当ててみます。
人は比較する対象がよくわからなかったり、情報が不確かだったり多すぎると、比較を放棄してしまう傾向があります。おすすめのデフォルト(初期設定)がない場合は、もっと安易な選択をすることもあります。それは他人の真似をして、判断しないという行動です。具体例としては、有名店の行列です。多くの人は行列を見ると、時間もかかるし面倒だから並びたくないと考える一方で、他人が何かの根拠で並んでいる行列の先には、きっと素晴らしい何かがあるに違いないと思い込む傾向があります。人は他人と同じことをすると妙な安心感に包まれます。これが「同調行動」です。関西人より関東人のほうが同調行動に陥りやすいことが実験などで分かっています。関西人は、行列に並ぶ時間の損失に目が行き、関東人は並ばないと取り残された感を持ちやすいようです。
そして近年、この「同調行動」を好む人が増えているそうです。自分で比較せず、安易に他人の判断に乗っかろうとする人が多いのです。その主な理由の一つにネット社会化による「情報の入手しやすさ」があるようです。レストランも口コミ内容で決める人が増加しています。実際、こうした人の「同調行動」化をつかんでいる企業は多く、すでに情報操作を進めていて、私たちがそれに踊らされることも増えてきました。いまや「口コミこそ信じられない情報」となりつつあります。しかしそうと分かっていても、ついつい他人の行動や判断を気にしてしまうのが人間なのでしょう。この「同調行動」はとても強い心理効果の一つなのです。
最後にアメリカ・ミネソタ州での「同調行動」を使った興味深い実験をご紹介します。
納税者を4つのグループに分け、税金の使い道の情報を伝えました。
グループ①:税金が教育や防犯に活用されていると伝える
グループ②:納税しないと罰せられる危険性があると伝える
グループ③;申告書の書き方や、わからない場合への連絡先を伝える
グループ④:ミネソタ州の9割の人がすでに納税義務を完全に果たしていると伝える
結果は、④がダントツで納税協力に効果が上がったそうです。「みんながしている」という説明は非常に強い行動動機を生むのです。
残念ながら日本ではこうした行動経済学や心理学的アプローチがあまりなく、児童虐待や納税義務は罰則で縛ろうとしたり、義務を単純に促すものが多く、先進国では遅れているといわれています。
コロナ下のマスクをはじめ、日本こそ「同調行動」の得意な国民ですから、ぜひとも海外の良いところを取り入れて活かしてほしいですね。
HYOGOロータリーEクラブ
児玉貴春
おわりの点鐘
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