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MAKE UP

第363回例会

Rotary E-club of HYOGO

2022年5月23日開会

5月は青少年奉仕月間です

はじめの点鐘

はじめの点鐘

ロータリーソング

SAA: 今週のロータリーソングは、「四つのテスト」です。元気よく歌いましょう。

例会

会長の時間

HYOGOロータリーEクラブ2021-2022会長 堤万佐子

皆様こんにちは5月は青少年奉仕月間ですね。青少年奉仕について私は今まで役員をしたことがなく、経験値は高くないです。ご挨拶の内容を悩んだときはマイロータリーの記事を見てみるようにしています。5月にあげられた記事の中に七つの平和センターについての紹介がありました。世界各地にあるロータリー平和センターは、平和構築と紛争解決に貢献する人材を育成するため、それぞれ独自のカリキュラムを提供しています。タイ 米国 英国 日本 オーストラリア ウガンダ スウェーデンに所在し、日本は国際基督教大学にあります。下記は記事の内容を紹介します。

第二次世界大戦後に設立された国際基督教大学(ICU)は、国連の使命を受け入れ、国際外交の展望に強い関心を寄せています。ICUロータリー平和センター長の新垣修氏は、キャンベラ(オーストラリア)の国連人道支援機関に、また、副センター長のハーマン・ソルトン氏はニューヨークの国連本部に勤務した経歴があります。同センターでは平和維持・平和構築といった国際的喝度の理論と実践の理解に重点を置いており、その要素は「国連と持続可能な開発」や「多国間外交」に関する授業に盛り込まれています。
「ICUは、恒久的平和の確立に貢献する国際人の育成を使命としている」と新垣氏。「数多くの卒業生が、国連・国際機関・NGOの職員や外交官として活躍しています」
ICU大学院のアーツ・サイエンス研究科は、学際的なプログラムとリベラルアーツのアプローチで知られています。フェローは、公共政策・社会研究専攻において、平和研究の修士号を取得します。
2年間の修士課程プログラムでは、学生と講師とのオープンな対話に力が注がれます。大学院レベルでは英語で行われる授業も多く、学生と教員の比率は20対1と、ICUの使命である少人数教育を実現するための環境が整っています。広島への研修旅行では、戦争を経験した国からのフェローも含め、被爆者の声を聞き、日本が和解によって悲劇を克服しようとする姿を目の当たりにします。新垣氏は次のように話します。「広島の悲劇は単なる過去ではありません。そのような事態を避けるための努力をしない限り、将来、地球の一部、あるいは全体で悲劇が繰り返されるかもしれないという、現実的な恐怖です」

この記事を読み終えたときに私がこころに残ったことは、新垣氏の広島の悲劇は単なる過去ではないということです。ロシアによるウクライナ侵攻は他国の出来事ではなく、身に迫る危機であると思っています。なぜ平和でなくてはいけないか、人命はなぜ尊いのか、青少年とともに我々も努力する必要があると感じました。

例会

幹事報告

米山記念奨学寄付金についてのお願い

謹啓 新緑の候、貴クラブにおかれましてはますますご清祥のこととお慶び申し上げます。

また、平素は米山記念奨学事業に格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

さて、米山記念奨学事業におきましては、年度の寄付額に応じて、地区の奨学生採用人数が決定されることになります。まだまだCOVID-19感染防止のために活動を工夫されている中ではございますが、多くのロータリアンの皆様にご寄付を頂いておりますことに、深く感謝申し上げます。

しかしながら、昨年秋の米山月間の奨学生卓話派遣の中止やクラブ例会の取りやめなどの影響もあって、本年度当地区の寄付額は例年を大きく下回っており、少しでも皆様からのご支援をお願いできればと、ご案内をさせて頂きました。

クラブ事務局で米山Boxなどの預かり金がある場合は、6月末までに送金頂きます様にお願い致します。また、甚だ僭越なお願いなのですが、今一度クラブ会員の皆様にお声がけをいただきまして、特別寄付へのご協力を賜れば幸いでございます。

時節柄、ご自愛のほどお祈り申し上げますとともに、貴クラブますますのご発展を心より祈念申し上げます。

グローバル補助金(人道的プロジェクト):GG2233008
「タイ国チェンライにおける学校への飲料水の提供、衛生設備の改善および公衆衛生教育」(尼崎西RC提唱)へのご協力のお願い

拝啓 時下ますますご健勝のこととお慶び申し上げます。平素は、ロータリー財団活動にご尽力を賜り厚く御礼申し上げます。

さて、先日、標記のグローバル補助金(人道的プロジェクト)への協力をご依頼したところ、地区内ロータリークラブより多額のご協力いただける結果となりました。ご協力に感謝申し上げます。

この結果をもとに国際奉仕小委員会で検討し調整した結果、拠出希望額の半額を拠出いただくこととなりました。このプロジェクトが財団承認された際に、あらためて送金を依頼させていただきます。昨今ロータリーレートの変動が激しく送金の時のレートは読めませんが、ドル建てでの拠出となりますこと、なにとぞご了承の程お願いいたします。

今後とも、グローバル補助金プロジェクトへのご協力をなにとぞよろしくお願いいたします。

例会

卓 話

犯罪から音楽の道へ

青少年犯罪の悪循環を断ち切るための都市平和プロジェクト、PACTプログラムにロータリークラブが協力しています

自分は刑務所に行く。犯罪まみれの人生から抜け出すには、それしかない。

アキーム・スティーブンソンさんは、人生をどうにか変えたいと必死でした。

カナダ・トロント在住の彼は、10年以上さかのぼる10代のある日、加重強盗の容疑で逮捕されました。4度目の逮捕で、刑務所送りになるところでした。

しかし裁判官は、彼の中にまだ更生の望みがあると判断し、18カ月間の青少年プログラムに参加するか、6カ月間の刑期を務めるかの選択肢を与えました。

犯罪から音楽への道へと進んだアキーム・スティーブンソンさん

スティーブンソンさんは、PACTへの参加を選択。これが彼の人生を変え、音楽の道を開きました。

参加(Participation)、容認(Acknowledgement)、誓い(Commitment)、変容(Transformation)の頭文字をとったPACTは、トロントに拠点を置く慈善事業で、問題児や犯罪歴のある青少年の更生をサポートしています。起業家で地元ロータリアンであるデイビッド・ロケットさんが20年以上も前に共同設立し、現在ではロータリークラブからの支援を受けています。

このプログラムでは、貧困と犯罪行為の悪循環を断ち切ることを目的としています。参加者が何を必要としているかを突き止め、「人生が前向きな方向に進むように手伝い、自分の生活だけではなく、地域社会も豊かなものにできるようにする」戦略を立てることが目標だと、ソーシャルイノベーターズ・ロータリーEクラブ会員であるロケットさんは言います。

PACTは都市部の地域社会に平和をもたらす、とロケットさん。「暴力と犯罪行為の影響に目を向けて、問題がどう起こるのか理解し、問題児を早い段階で支援する非常に効果的な解決策を生み出すのがPACTです。問題児を助けたければ、彼らのシンプルなニーズを理解しなければならない。とても単純なこと」と話します。

過ちを犯す青少年の多くは懲役刑に服すことになる、とロケットさん。しかし、親に見捨てられ、「悲惨な人生を送ってきた」人にとって、PACTはさらなる犯罪を阻止し、人生を変えるきっかけとなります。

PACTは裁判所と連携して、効果が得られそうな12~19歳のプログラム対象者を特定。青少年に有罪判決が下されると、裁判所は保護観察処分として彼らをPACTに紹介します。

カナダの裁判官は、PACTには青少年犯罪を抑止し、再犯を防止する力があることを知っています

PACTがこれほどの成功を収めてきた秘訣は、ライフプラン・コーチング・プログラム(英語サイト)にあります。参加者一人ひとりにライフコーチの担当者がつく強力な介入プログラムです。12~18カ月間にわたって毎週話し合いを重ね、教育、就職、健康、人間関係、地域社会への貢献、再犯防止の6つの主要分野で目標を設定します。ライフコーチングは、ライフコーチとの会話を通じて人生の骨組みと容認を与え、能力と自己理解を高め、自発的な学習と行動を促進するプロセスです。青少年が現状を脱却して理想の未来に近づく手助けをしてくれます。

PACTのライフプラン・コーチングは従来のカウンセリングとは異なり、過去ではなく今と未来に重点を置いている、とロケットさんは説明します。このプログラムは65%という高い成功率を収めています(ここで言う成功率とは、再犯しないプログラム修了者の率のこと)。

ライフコーチとの会話の中に未来を作り直すためのヒントと自信を見つけた、とスティーブンソンさんは言います。「PACTプログラムは考え方を変えてくれるんです」とスティーブンソンさん。「ただし、青写真は作ってくれますが、それを実行に移すのは自分です」

それ以降、スティーブンソンさんは高校卒業同等資格を取得し、今はコールセンターで働いています。また、PACT人生・職業スキル地域社会奉仕プログラム(英語サイト)で音楽への情熱を見出しました。これは音楽や映画制作、料理、ガーデニング、起業といった実践的な活動を通して学びを得るというプログラムです。

思いやりの心を伝える

今日では、トロント地域で30クラブ近くがPACTを支援しています。ロケットさんによると、その多くが年間3,600ドル以上の支援を行っているそうです。

PACTプログラムの参加者は、プログラムを通じてスキルを磨き、得意なことに打ち込み、音楽や映画制作、料理、ガーデニング、起業といった実践的な活動が行えます

ロータリークラブは、さらに踏み込んだ支援も行っています。PACT/ロータリー青少年メンタリングプログラムでは、ロータリー会員がプログラム参加者と直接連絡をとっています。

ソーシャルワーカーでウェリントン・ロータリークラブ会員のリズ・ボースマ=ドノバンさんは、メンターとなる会員を各クラブと連携して探しています。

「PACTのことを知って、いくつかのプロジェクトでロケットさんに協力して以来、ロータリーはもっと有意義なつながりを持つことができるのでは、と思うようになった」とボースマ=ドノバンさん。「青少年の帰属意識を高める、というのが私たちのやろうとしていることです。自分も地域社会の一員なのだと感じてもらいたいんです。そのつながりを感じさせてあげられるのは、ロータリーをおいてほかにありません」

例えば、クラブ会員はPACT参加者にボランティアの機会を教えてあげたり、運転免許を取る手伝いをしたり、仕事の面接を取りつける手助けをします。

「ロータリー会員は面倒見がよく、思いやりの心がある。そういった資質は若者の人生に変化を起こし、立て直しを図るのに大いに役立ちます」

例会

おわりの点鐘

例会

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