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MAKE UP

第344回例会

Rotary E-club of HYOGO

2021年12月13日開会

12月は疾病予防と治療月間です

はじめの点鐘

はじめの点鐘

ロータリーソング

SAA: 今週のロータリーソングは、「奉仕の理想」です。元気よく歌いましょう。

  • ♪ 奉仕の理想Open or Close

    奉仕の理想に集いし友よ   御国に捧げん我等の生業
    望むは世界の久遠の平和   めぐる歯車いや輝きて
    永久に栄えよ   我等のロータリー

例会

会長の時間

2021-2022HYOGOロータリーEクラブ会長 堤万佐子

皆さまこんにちは、12月は「疾病予防と治療月間」で前回は私が卓話をさせていただきました。12月は毎年病院入院患者様が増える時期でもあるので、年末年始にむけて仕事が重なることが多いのです。私が病院のリハビリテーションを担当してる患者様はほとんど80歳以上の高齢者です。いままでお元気に生活されている方でも転倒やちょっとした肺炎などが元で体の予備力を使い果たし、また新たに疾病が発症することはよく経験します。リハビリテーションの分野は脳外科・整形外科・小児科・内科など多岐にわたる患者様をみます。経験値不足のこともあるので、日々勉強です。

私が今困っているのは「めまい」のある患者様です。ふわふわする(浮遊性の目眩)くらくらする(動揺性のめまい)で軽い症状でしたらいいのですが、世界が回転するような(回転性の目眩)症状は自分で立つことができません。本来の理学療法では立つ歩くなどを担当するのですが、寝返っただけで回転するめまいがおこると、正直困ったと思います。

目眩は脳外科・眼科・耳鼻咽喉科・内科 精神科に大雑把に分かれるのですが、それぞれの特異性によって目眩の種類が異なります。めまいのある患者様の話をきいていると、「最初は脳外科にいって問題ないと言われた。次に眼科にもいったけど大丈夫だと言われた。内科の検査もけたけどこれも大丈夫原因がみつからないままくらくらしてます。」目眩は要因が重複していることがあるので、確定診断が難しい場合もあり、一番困られているのは患者様ではないかと思います。ただ私は脳外科系や内科系の目眩は急を要する場合もあるので、問題があるかないかを解決したほうがいいのではと思います。

今回私が対応しなくてはいけない患者様はどうやら耳鼻咽喉科系の目眩です。耳鼻咽喉科関係の理学療法も実はあるので、ただいま猛勉強中です。

12月は「疾病予防と治療月間」ということに甘えて医療に関することばかりの会長の時間になっておりますが、次回もお付き合いくださいませ。

例会

幹事報告

ロータリー研修デーのお礼

謹啓 師走の候、皆様におかれましてはますますご健勝のこととお慶び申し上げます。平素は地区活動にご協力を賜り、厚くお礼申し上げます。

さて、12月4・5日と2日間にわたって神戸ポートピアホテルで開催されましたロータリー研修デーには多数の方にご出席いただき、まことに有り難うございます。6つのセミナーにのべ約500名のご出席を頂きました。
「ロータリー研修デー」は異なる日程で開催されるセミナーを集約することによって、研修へのモチベーションを向上させるとともに、遠方からの出席者の負担を軽減する当地区独自の取り組みであります。
本年度はCOVID-19禍のため、会場での出席ができない方にはセミナーを収録し、地区のホームページに掲載する予定ですので、是非ご覧いただきますよう、よろしくお願いいたします。

本年も残りわずかとなってまいりました。来年も引き続き地区活動にご協力をお願いするとともに、皆様のますますのご活躍を祈念申し上げます。

国際ロータリー第2680地区
ガバナー     吉岡 博忠
地区研修リーダー 矢野 宗司

例会

卓 話

メンタルヘルスの問題に立ち向かう

保健分野の取り組みで大きなインパクトをもたらしてきたロータリーは、世界的にポリオを根絶間近に追いやってきただけでなく、クラブの活動を通じて疾病予防や母子の健康をサポートしています。

新型コロナウイルスが世界に蔓延する今、これまで見過ごされがちだったもう一つの保健分野に注目が集まっています。その分野とは、「メンタルヘルス」。多くの国や地域で、うつ病、不安神経症、自殺などは恥とされ、口にされることもありません。しかし、こうした問題への理解や支援が不足していることを認識した各地のロータリアンが、行動を起こしています。

世界保健機関によると、全世界で2億6,400万人以上がうつ病に苦しんでいます。

「1年前、メンタルヘルスに取り組むロータリー行動グループのメンバーは50名でした」。こう話すのは、同グループのリーダーで、プラッツバーグ・ロータリークラブ(米国ニューヨーク州)会員のボニー・ブラックさんです。「メンバーの数は、コロナ禍で3倍になりました。メンタルヘルスと健康への意識が高まっているからでしょう」

世界保健機関(WHO)によると、全世界で2億6,400万人以上がうつ病に苦しんでいます。メンタルヘルスの疾患の多くが比較的低コストで治療できるにもかかわらず、多くの人が治療を受けていません。

イダバン・イディシン・ロータリークラブ(ナイジェリア)会員であるフェリックス-キングスリー・オビアロさんは、同クラブがウェレスリー・ロータリークラブ(米国)とともに実施しているプロジェクト、「Wellness in a Box(箱の中の幸せ)」を地元で取りまとめています。「社会的な烙印を押されているメンタルヘルスの分野は、これまでずっと無視されてきました」とオビアロさん。「ロータリークラブの取り組みにより、この烙印が徐々に弱まり、抵抗を抱く人が少なくなってきています」

難民と移民への無料のメンタルヘルスサービス

2014年、ベルリンで医師として働いていたピア・シュカラビス-ケルフェルトさん(クラインマハノー・ロータリークラブ会員)は、紛争や残虐行為から逃れてドイツに流れ込んできた難民たちの姿を目にしました。何とか助けたいと考えて設立した非営利団体「Medizin Hilft(医療による支援)」は、ロータリー財団グローバル補助金と世界中のクラブからサポートを受けて、難民・移民に無料で医療を提供しています。スタッフのほぼ全員がボランティアです。

しかし、身体的疾患の治療のニーズに加え、患者の約半数が、うつ病、PTSD(心的外傷後ストレス障害)、依存症といった精神的な問題や疾患を抱えていることに、同団体の医師たちは気づきました。そこで2020年、難民・移民に無料のメンタルヘルスサービスを提供するために、モアヘッドシティルックアウト・ロータリークラブ(米国)からの協力を得て、もう1件のグローバル補助金を確保しました。

クラインマハノー・ロータリークラブの会員である心理学者、ウラ・ミヒェルス-フェアモイレンさんが中心となり、心理学者、精神科医、翻訳者、ソーシャルワーカーらが支援に乗り出しました。その支援を受けた一人、シリア難民のファトマさんは、看護師としてシリアで爆弾攻撃の負傷者たちの治療にあたっていましたが、状況が危険となり祖国を逃れました。しかし、その後の過酷な旅によってトラウマが引き起こされたと、ミヒェルス-フェアモイレンさんは説明します。

ボートで地中海を渡っているとき、ファトマさんはほかの難民たちが溺れ死ぬのを目のあたりにしました。救援ボートにより救出され、一時は難民キャンプのテントで寝泊まりしましたが、そこに医者はおらず、食料も十分にありませんでした。この旅の間、何度か性的暴行の被害にもあいました。

「ファトマさんはドイツに残留することを決め、ドイツ語を習うために学校に通うことになりましたが、今もカウンセリングを受けています。悪夢や不眠症に悩み、何にも集中できないという問題に苦しんでいます」とミヒェルス-フェアモイレンさん。「メンタルヘルスの問題を無視すれば、社会が大きなつけを払うことになります。病気の人がサポートを受けることは、人権なのです」

SNSキャンペーンでメンタルヘルスの烙印を打ち破る

第1175地区(英国)では数年前、地区大会で行ったメンタルヘルスに関する講演がきっかけとなり、この問題に対する関心が高まりました。「とてもパワフルな講演でした。私たちは『メンタルヘルスのためにロータリアンとして何ができるか?』と考えました。行動を起こしたい一方で、私たちロータリアンはメンタルヘルスのエキスパートではありません。でも、何らかの方法で支援できると思いました」と、プラインプトン・ロータリークラブ会長のダレン・ハンズさんは話します。

そこで地区のロータリアンたちは「Don’t Bottle It Up(封じ込めるのはやめよう)」と呼ばれるSNSキャンペーンを開始し、うつ病、不安神経症やそのほかの問題に苦しむ人たちに対し、助けを求めることを呼びかけました。「メンタルヘルスの問題に苦しむ人の大半は、悩みを誰かに打ち明けるまで1年以上かかります」とハンズさんは説明します。「このキャンペーンを通じて、社会的烙印を打ち破ることができればと願っています」

ダレン・ハンズさんが開始した「Don’t Bottle It Up(封じ込めるのはやめよう)」キャンペーンには、ロータリー会員が簡単に参加できます。「ビンをもった自分の写真を撮って私に送っていただくだけです」とダレンさん。作成した広告をソーシャルメディアに投稿することができます。

2017年に開始されたこのキャンペーンでは、広告に地元のスポーツ選手や有名人を起用しました。また、英国では4人に一人が心の問題を抱えており、一人で苦しみを抱えこまないように呼びかけるメッセージを広告に含めました。

その2年後には、英国だけでなくアイルランドも加わって全国的な取り組みが開始され、キャンペーンのフェイスブックページとウェブサイトも立ち上げました。現在、28人の有名人と60人のロータリアンが、SNSでメッセージを広げています。

「キャンペーンの成果を知る直接的な手段はありません」とハンズさん。「しかし、たった一人でも、自殺を考えている人や、うつ病や不安神経症に苦しんでいる人が広告を見て、誰かに悩みを打ち明けてくれたなら、それだけでキャンペーンは成功したと思います」

10代の若者を支えるコミュニティを築く

米国では、10代の若者による自殺やうつ病の問題が深刻化しています。米国疾病対策センター(CDC)によると、自殺は、15~19歳の死因として2番目に多く、新型コロナウイルスの世界的流行による子どもたちの孤立が浮き彫りになっています。

「Wellness in a Box」(箱の中の幸せ)は、2013年にウェルズリー・ロータリークラブ(米国マサチューセッツ州)のボブ・アンソニーさんが地元の高校で始めたメンタルヘルス啓発キャンペーンです。このプログラムは、ナイジェリア(20校)、インド(18校)、プエルトリコ(3校)でも採用されており、ナイジェリアでは、フェリックス-キングスリー・オビアロさんが所属するクラブがこのキャンペーンをサポートしています。

「Wellness in a Box」では、動画、ワークショップ、グループディスカッションを通じて、生徒、親、教師たちに、うつ病や自殺に関する情報、その対処方法、誰かに援助を求める方法といった情報を提供します。また、生徒の代表者たちが、うつ病予防に焦点を当てたカリキュラムの実施方法を学びます。メンタルヘルスの問題への啓発を通じて、社会的な烙印を減らし、若者や大人たちから成るネットワークを築くことで、支援を必要とする人を見つけ、専門家を紹介できるようにすることを目指しています。

全世界で2億6,400万人以上がうつ病に苦しんでいます。

精神疾患には効果的な治療法があるにもかかわらず、低・中所得国の76%~85%の人がこれらの疾患への治療を受けていません。

全世界の15~29歳の死因として2番目に多いのは「自殺」です。

うつ病と不安神経症が世界経済に及ぼすコストは、年間1兆ドルにのぼります。

自殺による死亡数は、年に80万件にのぼります。

メンタルヘルスの問題は、特に人道的危機の影響を受けた人びとに共通して見られます。

ナイジェリアでは、メンタルヘルスの問題は特に不名誉なこととされ、公の場で口にされることはめったにありません。「治療は可能だということを、人びとに知ってもらえた」とボブ・アンソニーさんは話します。 インドでは、カウンセラーのいない学校で、生徒たちが援助を求めることのできる地元病院の連絡先を公表しているほか、学校カウンセリングの研修を教師が受けるための費用を負担しています。「10代の若者が主体ですが、親を対象とした啓発ワークショップもあり、全学校に導入を奨励しています」とアンソニーさん。「理想は、すべての人がプログラムの恩恵を受けられるようにすることです」

オビアロさんはこう語ります。「ロータリアンによる活動は、正当で権威あるものだとみなされます。だからこそ、ロータリアンは、メンタルヘルスの問題に対する人びとの偏見を取り除くことができるのです」

この卓話は、 MyROTARY に掲載された記事の引用です。ぜひこちらから全文をご覧ください。

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