第310回例会
Rotary E-club of HYOGO
2021年3月29日開会
3月は水と衛生月間です
はじめの点鐘
ロータリーソング
SAA: 今週のロータリーソングは、「我らの生業」です。元気よく歌いましょう。
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♪ 我らの生業Open or Close
一、我等の生業さまざまなれど
集いて図る心は一つ
求むるところは平和親睦
力むるところは向上奉仕
おゝロータリアン 我等の集い
二、奉仕に集える我等は望む
正しき道に果をとるを
人の世挙りて光を浴みつ
力を協せて争忌むを
おゝロータリアン 我等の集い
会長の時間
皆さん、こんにちは。
2020-21年度3月第5回例会、通算第310回例会です。
桜もほぼ満開、春たけなわです。あったかい日が多くなって、私を含めて野外スポーツ好きには絶好の時期になりましたね。
いつものカフェで、面白い記事を見つけました。「付加価値」が「負荷価値」になっていたというパナソニックのお話です。
2020年9月に発売したオーブンレンジのボタンを13個と、従来品の19個から大幅に減らしました。料理やドリンクを最適な温度で温める「自動メニュー」などを無くしたためです。代わりに画面は明るく、見やすくし、操作性を高めました。商品企画担当者は、2年前から社内会議でボタンを減らす提案をしていましたが、「それで売れるのか?」と」懐疑的な声が上がっていたそうです。新製品には新機能を加える、というのが電機大手の常識だったからです。しかし、温度や温め時間は自分で設定し、「自動メニュー」を使わない人が多いことを、利用者アンケートで分かっていました。
「メーカーが考える付加価値が、消費者にとって『負荷価値』になってしまっているのではないか」と考えていた担当者は、粘り強く理解を求め続けて、ついに製品化にこぎつけ、新製品は、当初計画を20%近く上回り、その成果は会社をも動かし、「使いもしない機能を押し付けて満足するより『ここだけはすごい』という商品を開発していく必要がある」と、戦略転換を図るようになりました。このような例は、他にもたくさんありますね。飲食店のセットメニューの余分な一品だとか、スマホの中の使わないのに入っているアプリ、時間帯を埋めるだけのようなTV番組、その他諸々、過剰なサービス?は、エコな時代にはちょっと似合わなくなっている気がしますね。
さて、「ロータリーの友」の連載コミック、「ポールハリスとロータリー」の前半部分をご紹介しましょう。いよいよフレデリック・シェルドンの登場です。
彼はミシガン大学で経営学を専攻し、トップの成績でビジネススクールを卒業した優秀な人物です。彼の理論によると、「商取引は売り手・買い手の双方に満足無くして成り立つものではありません。長期的に商売を成立させるためには、売り手と買い手の間に、信頼関係が確立されることが根本です。長期的に安定した利潤を上げることは、この信頼関係と表裏一体の関係にあります。」と説きました。彼はそうした信頼関係の確立が、相手の身になって考える「奉仕概念」と一致するものと考えました。その考え方を企業経営者の心に訴える形でどう表現すれば良いか考え続け、
“He profits most who serves best.”(最も良く奉仕する者が最も多く報いられる)
すなわち、後にロータリーの標語の原型となる言葉を導き出しました。この言葉が、1911年、第2回全米ロータリークラブ連合会のポートランド大会で承認されると、会場は一瞬水を打ったように静まり、次の瞬間、万雷の拍手が起こりました。こうして彼の言葉はロータリーの標語に加えられることになりました。その後、ミネアポリス・ロータリークラブの初代会長、フランク・B・コリンズは壇上で「ロータリークラブの組織の中においてなすべきことがある。それは、直ちに行動を起こすことである。自己のためにロータリーに入会した者は間違った会員である。ロータリーは自己のためではない。ミネアポリスクラブが採択し、そして創立以来一貫して採ってきた原則は、
“Service, not seif.”(奉仕だ、私利私欲ではない)」
このように述べて、万雷の拍手を浴び、二つの標語が誕生しました。
今も残る二つの名言の歴史が、垣間見られましたね。
クラブテーマ「もっと知って、もっと楽しもう」。今週もよろしくお願いします!
2020-21年度
HYOGOロータリーEクラブ
会長 児玉貴春
幹事報告
ロータリー文庫 開館時間のご案内
ロータリーの友3月号について
4/4_第4階RYLA委員会へのご参加
卓 話
想いがつながる「サークルLINEプロジェクト」について
HYOGOロータリーEクラブ 吉井久美子
この3月は「水と衛生月間」ということで、当クラブの取り組みでもある
「サークルLINEプロジェクト」についてお話させていただきたいと思います。
今までにも例会にお呼びいただき、卓話にてお話させていただく機会をいただいてきました
「水と衛生」のプロジェクトについて、ようやく念願が叶い動き出しました。
現在私が代表をしております有限会社環境科学研究所にて、
長きにわたり開発してきました除菌・消臭材料が特許登録されたことをきっかけに、
「ナチュル Plus」 という水道水を入れて繰り返し使える除菌・消臭スプレーが誕生しました。
繰り返しお水を入れて使え、詰め替え用パックなどを使用しないので、プラスチックゴミも削減でき環境にも配慮した商品です。
この商品が生まれたことをきっかけに、
ようやく「サークルLINEプロジェクト」をスタートすることができました。
このプロジェクトを必ず実現したい!!
そのように思ったきっかけは、世界中で年間約 180万人の子供たちが、不衛生な水のために亡くなっているという事実を知り、ショックを受けたことがきっかけでした。
日本のような安全な水を誰でも使えるように世界中に広めたい・・・
そして安全な水を確保ができるということは、
命を救うとともに子供たちの就学率が改善したり、女性の社会進出が促進されるのです。
また、2015年に開かれた国連サミットで採択された2030年までの国際開発目標(2030アジェンダ)が掲げたSDGs(持続可能な開発目標)7『17の目標と169のターゲット』の中の
目標 6 すべての人々に水と衛生へのアクセスと持続可能な管理を確保することにも寄与できる活動にもなります。
試験を重ねて試作品を作っていた時、衛生面に恵まれていない場所で暮らすフィリピンのご家族が欲しい!との声をいただき材料をお届けすることになりました。
すると、水道水にナチュルPlusビーズを入れるとお腹をこわさない!と言うのです。
開発への意欲が一歩前進した瞬間でした。
そして試験を重ね、赤ちゃんからお年寄りまで安心してお使いいただける
「水」をベースとしたナチュルPlus除菌・ 消臭スプレーが生まれました。
2020年4月には関西テレビ「よ~いドン!」のとなりの人間国宝さんで取り上げていただき、2020年11月~農林水産省 令和2年度品目横断的販売促進緊急対策事業(うち食育等推進事業)協力会社として、除菌・消臭スプレー「みまもりミスト」を通じて衛生行動の習慣化を楽しく身に着けてもらうため、食育の一環として衛生指導の監修をさせていただきました。
◆サークルLINEプロジェクトとは◆
ナチュル Plus除菌・消臭スプレーを1年間ご使用いいただき、スプレーの中に入っているナチュルPlusビーズを、商品に同封された封筒にお客様に切手をお貼りいただきご返送いただいております。
そして皆様のご厚意でお返しいただいたナチュルPlusビーズを弊社にて再加工し、世界へ届けるというプロジェクトです。フィリピンやアフリカなどの水処理途上国で安全な水が利用できるよう、生産者やお客様・プロジェクトにご参加いただく皆様と一緒に作っていくプロジェクトです。
商品発売から1年が経ち、いよいよ想いの一杯こもったビーズが帰ってきています。
これから当クラブ初めてのプロジェクト「サークルLINEプロジェクト」が始動し始めます。
皆様にもご参加いただけますと幸いです。
どうぞよろしくお願い致します。
おわりの点鐘
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