第243回例会
Rotary E-club of HYOGO
2019年9月30日開会
9月は基本的教育と識字率向上月間です
はじめの点鐘
ロータリーソング
SAA: 今週のロータリーソングは、「手に手つないで」です。元気よく歌いましょう。
-
♪ 手に手つないでOpen or Close
一、手に手つないでつくる友の輪
輪に輪つないでつくる友垣
手に手 輪に輪
ひろがれ まわれ 一つの心に
おゝロータリアン おゝロータリアン
ニ、手に手つないでつくる友の輪
輪に輪つないでつくる友垣
手に手 輪に輪
ひろがれ まわれ世界と共に
おゝロータリアン おゝロータリアン
会長の時間
いつもありがとうございます。第243回の例会でございます。
東京オリンピック・開幕まで1年を切り、各競技で代表選手内定のニュースがここ最近多くなってきましたが、ここ最近注目度が増しているのがパラリンピックですね。『障がいのあるトップアスリートが出場できるスポーツの祭典』と定義されています。
車いすラグビーなどTVで観ると、ワールドカップで盛り上がっている本家?ラグビーに負けないぶつかり合いの迫力に圧倒されます。オリンピックに注目が集まりますが、パラリンピックも俄然注目してみたいと思います。
さて、パラリンピックが注目されるように、世間でも『ダイバーシティ』という言葉をよく聞くようになりました。
『性別や人種の違いに限らず、年齢、性格、学歴、価値観、ライフスタイル、障害等の多様性を受け入れ、広く人材を活用することで生産性を高めようとすること』。
経済活動においても学んでおいた方がいいな、と思い、先日、『ユニバーサルマナー検定3級』を受講してきました。
https://www.universal-manners.jp/about/#section01
街中でも困っていそうな人にどう声かけたらいいのか・・・と悩むこと多いですが、講師の先生から『目、手、足、口、耳・・・を必要な時に貸してあげてください』という言葉にハッとさせられました。おせっかいではなく、『何かお手伝いできることはありますか?』のスタンスでOK。
また、『自分とは違う誰かの視点に立ち、行動すること』というキーワードがありますが、この精神をもっていればあらゆるハラスメントを防げるのでは?とも思いました。●●ハラという言葉があふれかえってますが、個別個別にこの文言はダメ!とかではなく、相手のことをまず理解する、しようとすることが当たり前ですが重要だと思います。興味ある方はぜひおすすめです。
今度はユニバーサルマナー検定2級に挑戦してみようと思います!
以上、今週もよろしくお願いします。
幹事報告
奉仕プロジェクト申請書バージョンアップのお知らせ
いつもお世話になっております。以前(8/20)送付いたしました奉仕プロジェクト特別会計支援金関係書類のうち
申請書につきまして、記入方法等の問い合わせが複数届いたため、
9月4日現在で一部バージョンアップを行いました。
お手数ですが、以前の申請書、報告書は破棄いただき
添付のバージョンアップ版にて申請いただきますようお願いいたします。
なお、バージョンアップ版は地区HPからダウンロードすることも可能です。
よろしくお願いいたします。
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国際ロータリー第2680地区
ガバナー事務所 送信者:小林
〒650-0046
兵庫県神戸市中央区港島中町6-10-1
神戸ポートピアホテル 本館722号室
TEL 078-304-2680 FAX 078-304-2681
E-mail [email protected]
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グローバル補助金申請方法変更と締切日のお知らせ
拝啓 時下益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。平素はロータリー活動に多大なるご協力を賜り、誠にありがとうございます。
従来、当地区へのグローバル補助金申請は、「新版補助金申請・補助金管理マニュアル」に掲載している所定書式で受け付けておりましたが、地区用申請書と財団申請画面の2種類を用意することになるクラブの煩雑さを解消するために、このたび、財団申請画面のテンプレート書式に統一いたしました。
ついては、今後は、このテンプレート書式をご使用いただきますようお願いいたします。
なお、財団申請時には、現地での地域社会調査と協力団体とのMOU(覚書)の取り交わしも必要となりますので、それらの資料もご確認ください。
多数の申請をお待ちしております。よろしくお願いいたします。 敬具
記
- 同送書式
- グローバル補助金申請書のテンプレート (global_grant_application_template_ja)
- 協力団体との覚書 (Cooperating_Organization_Memorandum_of_Understanding_ja)
- 地域社会調査の結果フォーム (global_grants_community_assessment_results_ja)
*上記書式はすべてMy ROTARYからダウンロードすることが可能です。
https://my.rotary.org/ja/take-action/apply-grants/global-grants
2. グローバル補助金申請のご相談は随時受け付けておりますが、2019-20年度については
地区申請締切日を以下の通り設けています。
2019年 第3回 締め切り 2019年 9月30日(月)
2019年 第4回 締め切り 2019年 12月31日(火)
2020年 第1回 締め切り 2020年 3月31日(火)
以上
③登録申込書差し替えのお願い
第48回ロータリー研究会の「登録申込書」につきまして、
「宿泊申込書」欄の計算式に間違いがございました。
修正された「登録申込書」を再送いたしますので、
差し替えをお願いします。
お手数をおかけしますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。
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国際ロータリー第2680地区
ガバナー事務所
送信者:上田
〒650-0046
兵庫県神戸市中央区港島中町6-10-1
神戸ポートピアホテル 本館7F 722号室
TEL 078-304-2680 FAX 078-304-2681
E-mail [email protected]
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From: RID2680 <[email protected]>
Sent: Monday, September 9, 2019 3:05 PM
To: RID2680 ([email protected]) <[email protected]>
Subject: FW: 第48回ロータリー研究会登録申し込み案内(各個人宛分)
ロータリークラブ 御中
お世話になっております。
標記ロータリー研究会が、添付の通り開催されることとなりました。
貴クラブ内の「元ガバナー補佐」および「地区委員長」へご案内をお願いいたします。
ご登録につきましては、ガバナー事務所へご連絡ください。
その際、各自お控えを保存してください。
登録料につきましては、後日ご請求申し上げます。
以上、どうぞよろしくお願いいたします。
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国際ロータリー第2680地区
ガバナー事務所
送信者:上田
〒650-0046
兵庫県神戸市中央区港島中町6-10-1
神戸ポートピアホテル 本館7F 722号室
TEL 078-304-2680 FAX 078-304-2681
E-mail [email protected]
地区補助金プロジェクト見学訪問のご案内
拝啓 時下の候、益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。平素はロータリー活動に格別のご尽力を賜り、厚く御礼申し上げます。
さて、このたび当地区にて、ロータリー財団「地区補助金」を活用した下記奉仕プロジェクトが実施されます。折角の価値ある事業を広く各クラブ会員の皆様にもご見学賜りたく、下記の通り、ご案内を申し上げます。各クラブに於ける奉仕プロジェクト立案の好機、並びに会員各位にとっての得難い研鑚機会として頂ければ幸甚に存じます。(プロジェクトの内容や当日運営の詳細については、下記実施クラブ照会先宛にお問い合せ下さい。)
当プロジェクトの見学訪問を希望される場合は、お手数ながら、各クラブから直接、実施クラブ事務局(下記登録先)宛に事前登録下さいますようお願い申し上げます。 敬具
記
実施クラブ | 尼崎南ロータリークラブ |
プロジェクト名 | 市立特別支援学校児童・生徒へのボッチャ普及支援 |
プロジェクト概要
(140文字以内) |
あまよう特別支援学校は49名が在籍しておりその多くは重度・重複障害を併せ持ち大多数は車イス等で通学している。ボッチャはヨーロッパ生まれのスポーツで、パラリンピックの正式種目でもある。講師を招いて授業で行なうことで在校生の自主的な身体の動きや心の動きが期待できる。 |
実施日時 | 2019年10月10日 |
当日スケジュール | 午後1時30分~ |
実施場所 | 尼崎市立あまよう特別支援学校 |
参加費 | 無料 |
人数制限 | |
見学に係る注意事項 | 駐車場がありません |
メークアップの可否 | 可 |
実施クラブ照会先 | 尼崎南ロータリークラブ
TEL 06-6401-7573 Mail [email protected] |
事前登録先 | 尼崎南ロータリークラブ(同上) |
登録締切日 | 2019年10月3日 |
以上
次年度地区委員会委嘱状の件
お世話になっております。
次年度(2020-21年度)地区委員会の委嘱状を、各所属クラブへ順次発送予定です。
お手元に届きましたら、委嘱状とともに、添付「地区委員会名簿作成フォーム」(旧 略歴書式)を
ご本人様へご転送ください。
2週間程度でご提出いただけると幸いです。
なお、本メールは委嘱状発送のあるなしに関わらず、
地区内全クラブへお送りしています。
どうぞよろしくお願いいたします。
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国際ロータリー第2680地区
ガバナー事務所
送信者:上田
〒650-0046
兵庫県神戸市中央区港島中町6-10-1
神戸ポートピアホテル 本館7F 722号室
TEL 078-304-2680 FAX 078-304-2681
E-mail [email protected]
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タイ王国ダムロンダドソンクロ高校生来日ツアー交流会のご案内
※インターアクト提唱ロータリークラブ様―学校へはこちらから連絡いたします。
お世話になっております。
クロスプロモーション事業「タイ王国ダムロンラドソンクロ高校生来日ツアー・交流会」のご案内を
送付いたします。貴ロータリークラブ内にてご周知いただきますようお願いいたします。
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国際ロータリー第2680地区
ガバナー事務所
担当:永井
650-0046 神戸市中央区港島中町6-10-1
神戸ポートピアホテル本館7階722号室
℡ 078-304-2680 FAX 078-304-2681
[email protected] (2018-19)
[email protected] (2019-20)
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2019-20年度版米山豆辞典パワーポイントの件
いつも米山記念奨学事業に多大なるご理解とご支援を賜りまして誠にありがとうございます。
大変遅くなりましたが、2019-20年度版豆辞典説明用のパワーポイントデータを
データ便にてお届けいたします。
以下URLより、ダウンロードをお願いいたします。
https://www.datadeliver.net/receiver/file_box.do?fb=26e8f37a02ca4e94b02b6e38730a65e9&rc=3a8f308179db443b80b4852553cefc12&lang=ja
ダウンロード期限2019年9月30日8:00まで
10月はご承知の通り「米山月間」です。
クラブ委員長様におかれましては、例会で事業の説明や寄付のお願いをしていただく際にはご活用下さい。
★データについて少し説明をいたします。
①クラブでカスタマイズしてお使いいただいても結構です。
②4ページ目は動画ですが音声のみで絵は動きません。
使用されない場合は削除していただき、5ページ目を使って説明して下さい。
③28ページを使う場合は、自クラブ名とお名前をいれて下さい。
29ページの使用はお任せいたします。
これからも米山記念奨学事業、並びに米山記念奨学生へのご支援をお願いいたします。
地区米山記念奨学委員長 秦 紳一郎
※ダウンロード期限が短いため、
2019年9月30日8:00以降に
再度データ便にUPし再配信を予定しております。
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国際ロータリー第2680地区
ガバナー事務所 送信者:吉田
〒650-0046
兵庫県神戸市中央区港島中町6-10-1
神戸ポートピアホテル 本館722号室
TEL 078-304-2680 FAX 078-304-2681
E-mail [email protected]
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国際ロータリーより:2019年「手続要覧」について
平素より大変お世話になっております。
手続要覧と組織規程についての下記ご案内が、米国本部よりクラブ会長とクラブ幹事へ送られました。
お手数ではございますが、本メールをクラブ事務局を含む関係各位へご転送いただけますようお願い申し上げます。
本文中にもございますが、組織規程(定款細則)については、2019年規定審議会での変更を反映させた日本語版が、既にMy ROTARYの組織規程のページにアップされております。
国際ロータリー定款、国際ロータリー細則、標準ロータリークラブ定款、そして推奨ロータリークラブ細則それぞれのファイルをこちらのページからダウンロードしてご利用ください。
My ROTARY – 組織規程
https://my.rotary.org/ja/learning-reference/about-rotary/governance-documents
一方で、上記定款細則等をまとめた手続要覧については、英語版は既にアップされておりますが、日本語版については10月末以降のご案内が予定されております。
また、「手続要覧」印刷版の購入方法等については現在対応中の為、ご注文及びお問い合わせは今しばらくお待ちいただけますようお願い申し上げます。
何卒、よろしくお願い致します。
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国際ロータリー日本事務局 | クラブ・地区支援室
Tel 03-5439-5800
〒108-0073 東京都港区三田一丁目4-28 | 三田国際ビル24F | 国際ロータリー日本事務局
委員会報告
お世話になっております。ロータリー米山記念奨学会です。
今月の“ハイライトよねやま”ができあがりましたので、お送りします。
ぜひご覧いただければ幸いです。
今後とも何とぞよろしくお願い申し上げます。
▼全文は、こちらよりご覧ください。
http://www.rotary-yoneyama.or.jp/summary/pdf/highlight234_pdf.pdf
(公財)ロータリー米山記念奨学会ニュース
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★ ハ イ ラ イ ト よ ね や ま 234号 ★ 2019年9月13日発行
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::今月のトピックス::
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・インターアクトとの交流に学友が一役!
・理事会・評議員会報告 ― 新評議員を選任 ―
・寄付金速報 ― 10月の米山月間に向けて ―
・Pre-GETSでよねやま親善大使がスピーチ
・今年も5人の日本人を支援 ― 台湾米山学友会 ―
《今月のピックアップ記事》
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Pre-GETSでよねやま親善大使がスピーチ
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9月1日午後、ガバナーエレクト研修セミナー(GETS)に先立ち
「Pre-GETS」が都内で開催されました。
元グローバル補助金奨学生の岩村華子さん、元ロータリー平和
フェローの岸谷美穂さんにつづき、米山学友代表として第3代
よねやま親善大使の李英愛さん(2002-05/札幌幌南RC)が登壇。
米山奨学生時代、カウンセラーだけでなくその配偶者の存在も
大きな助けとなったエピソードを交えながら、米山学友会の活動、
日韓のロータリークラブへ学友として協力している活動を紹介し、
最後に「Eクラブに入りたいと思っている」と宣言して拍手喝采
を受けました。
Pre-GETSは今年度初めて開催され、直前ガバナーやそのパートナー、
学友たちの体験談を聞くことで、ロータリーが展開する
プロジェクトの全体像をガバナーエレクトとパートナーに把握
していただこうというものです。
※記事の続き、およびそのほかの記事は、ぜひPDF版をご覧ください。
→ http://www.rotary-yoneyama.or.jp/summary/pdf/highlight234_pdf.pdf
<お知らせ>
◆まもなく最新の米山月間資料が届きます!
10月は米山月間です。最新の米山月間用資料を全ロータリークラブ
へお届けします(9月19~20日発送、20日~26日頃までに到着予定)。
クラブ会長およびクラブ米山奨学委員長は必ずお目通しください。
ガバナー事務所、地区事務所およびガバナー、ガバナーエレクト、
評議員、理事、専門委員、地区米山奨学委員長・委員の皆さまにも
お送りします。
以上
※メールアドレスの変更、配信解除などのご希望がございましたら、
お手数ですが、このメールの返信にてお知らせください。
よろしくお願い申し上げます。
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公益財団法人ロータリー米山記念奨学会
事務局長 岩邉俊久
編集担当 野津・峯
Tel:03-3434-8681 Fax:03-3578-8281
問い合わせメール: [email protected]
米山記念奨学会ホームページ: http://www.rotary-yoneyama.or.jp/
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卓 話
インターアクトの識字率向上と水支援の取り組み
~タイのアカ族支援について~
福山太一
9月はロータリーの基本的教育と識字率向上月間ですが、ささやかながら当地区のインターアクトクラブも協力してタイのアカ族を中心とする少数民族の教育支援ならびに水の支援を行っています。
当地区のインターアクトがタイの少数民族支援を始めたきっかけは、原田義之さんとの出会いでした。原田さんは、元々高砂青松ロータリークラブの会員でおられましたが、タイのアカ族の劣悪な状況に心を痛め、64歳の時に企業経営を退き、タイの少数民族支援に専念することを決意されました。そして1年余りタイ語や日本語教師の資格教室に通ったのちに、タイ北部のチェンライに移住。日本語学科のあるダムロン高校の校長に直訴し、ボランティア教師として勤務する一方で、アカ族など少数民族の子供たちが共同生活を行うこども寮の支援を開始しました。またチェンライロータリークラブに移籍し、日本人として初めてタイのロータリークラブの会長も務められた方でもあります。
アカ族は元々は中国南部でハニ族と呼ばれ、自給的な農耕生活を営んでいましたが、新たな耕地の開拓や戦乱を避けるため4世紀以降周辺国へ移住していきました。一部は弥生時代ごろ日本列島まで到達していたようです。タイのアカ族は、現在タイ北部のミャンマー・ラオス国境の山岳地帯を中心に分布していますが、アカ族としての自覚があってもタイ国民であるという意識は高くありません。高齢者を中心にアカ語は話せても、タイ語を話せない人が多くいます。アカ語には文字文化が無いためタイ語の識字率も低く、子供が生まれても政府に届を出せずに、公的な支援を受けられない無国籍の子供も多数います。また、そもそも山岳地帯のアカ族の村から最寄りの小学校までは、子供が徒歩で通える距離にはなく、十分な教育の機会が得られないまま成人する人も多いという状況です。さらには、自給的農業生活のため現金収入が乏しく、貧しい生活を強いられているケースもみられ、中には多額の報酬に目がくらみ、男性は麻薬の運び屋や、女性は人身売買の犠牲になるケースもあるそうです。
そのような悲劇から子供たちを守るため、原田さんにご指導を仰ぎながら、当地区のインターアクトは協力して支援活動を行っています。これまで地区内の各クラブは勉強会を開いたり、協力して各地でアカ族支援募金活動を実施し、スタディーツアーなどで現地を訪れた際に、こども寮や孤児院での交流活動や義援金で賄った学用品の支援等を行ってきました。
私は、昨年に実施されたタイ王国でのスタディーツアーにも随行し、タイ北部の日本語学科のある高校と交流する以外に、こども寮と山岳部のアカ族の村を訪問しました。
こども寮を訪れた際は、学用品の支援に加え、福笑い等の日本の伝統的な遊びやタイの伝統舞踊を一緒に踊り交流を深めました。こども寮には、山岳部の村からは小学校に通えないため、多数の子供が親元を離れて共同生活をしています。また、生活しているのは女の子が大半で、これは労働力にならない女の子は父親に売られてしまうため、母親が娘の身を案じて寮に預けるケースが多いからとのことでした。子供たちと一緒に昼食もいただきましたが、この日は特別な日なので、日本から持参したカップラーメンと寮で飼育している鶏肉というご馳走でした。こども寮の運営は様々な団体からの寄付によって成り立っているため、この日のように子供たちがお肉を食べられるのは、ひと月に1度あるかないかだそうです。交流を深めながらも、支援の重要性を改めて感じました。
また、山岳部のアカ族の村では、上水道の設備がないため、飲料水は湧き水と雨水が頼りです。これまで、濁った水を飲み身体を壊す幼児や老人が多数いたそうです。安心して飲み水を得られるように、浄水設備の新設を支援しました。日本円で60万余かかるのですが、今回はこの費用をインターアクトの支援募金で賄うことができました。浄水設備の贈呈式の後には、お礼に特別なダンスを披露していただきました。これまでの活動の成果が実ったとほっとしていたのも束の間、村長さんからは、まだまだ他の村ではきれいな水が飲めずに困っているから、是非支援を継続してほしいと頼まれ、課題も持ち帰ることとなりました。
世界では、未だ1日1.25ドル以下で貧困生活を行っている方が8億人余りいます。また、衛生環境や医療の問題から、6秒に1人の割合で、5歳以下の子供が死亡しています。貧困の撲滅、教育の普及、安全な水の確保等は、ロータリーの重点目標であるとともに、国連の推進するSDGs(持続可能な開発目標)の内容でもあります。
中高生のインターアクトにできることは限られていますが、全く無力ということではありません。アクターだからこそできる奉仕活動を、今後も継続したいと考えています。そのためには、まず何よりも世界の現状を知るということが求められており、これが国際理解の基本ではないかとも思います。
最後になりましたが、来月10月14日には、原田さんとダムロン高校の生徒3名が神戸に来られ、原田先生の講演会やインターアクターとの交流会が開催されます。また、例年7月末~8月初頭に、PHD協会等と協力してタイでのスタディーツアーが行われています。これらは地区のロータリアンも参加可能ですので、興味がありましたら是非登録をご検討ください。なお、原田義之さんの活動については、著書『輝く瞳に会いに行こう』(幻冬舎ルネッサンス、2011年)『続・輝く瞳に会いに行こう』(梓書院、2017年)にまとめられておりますので、是非こちらもご覧ください。
おわりの点鐘
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