第217回例会
Rotary E-club of HYOGO
2019年2月18日開会
2月は平和と紛争予防/紛争解決月間です
はじめの点鐘
ロータリーソング
SAA: 今週のロータリーソングは、「奉仕の理想」です。元気よく歌いましょう。
-
♪ 奉仕の理想Open or Close
奉仕の理想に集いし友よ 御国に捧げん我等の生業
望むは世界の久遠の平和 めぐる歯車いや輝きて
永久に栄えよ 我等のロータリー
会長の時間
ロータリアンのみなさま、こんにちは。第217回目の例会です。
2680地区ガバナー事務所より、 PETS(会長エレクト研修セミナー)の案内が届きました。
約1年前、自分も PETS に参加したことを想い起し、時間の流れの速さを痛感するとともに、自分が世界にどれだけ貢献できたか想起しました。
自分一人にできることは、大変些細なことかもしれませんが、この2680地区の Eクラブとして、少なからずインスピレーションになることはできたのではないかと思っております。
フィリピン3860地区のロータアクターから、 インスタグラムを通じてダイレクトメッセージをいただいたり、
イタリア2100地区のEクラブとの交流もしてきました。
会長としての任期も、あと3ヶ月少しとなりましたが、さらに世界とつながるEクラブとなるよう邁進していきたいと思います。
幹事報告
第31回全国ローターアクト研修会本登録のご案内
委員会報告
HYOGOロータリーEクラブロータリークラブ 御中
お世話になっております。ロータリー米山記念奨学会です。
今月の“ハイライトよねやま”ができあがりましたので、お送りします。
ぜひご覧いただければ幸いです。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
▼全文は、こちらよりご覧ください。
http://www.rotary-yoneyama.or.jp/summary/pdf/highlight227_pdf.pdf
(公財)ロータリー米山記念奨学会ニュース
………………………………………………………………………
★ ハ イ ラ イ ト よ ね や ま 227号 ★ 2019年2月13日発行
………………………………………………………………………
::今月のトピックス::
——————
・2019学年度米山奨学生の選考を全地区で実施
・ホーチミンの学友グループが奉仕活動
・寄付金速報 ― 下期も順調にスタート ―
・北京・上海で学友が集合
・【訃報】評議員 佐藤博明氏(第2540地区)逝去
《今月のピックアップ記事》
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ホーチミンの学友グループが奉仕活動
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
昨年12月16日、ホーチミンの米山学友グループが第16回奉仕活動
を実施しました。ベトナムにはまだ正式な学友会はありませんが、
ホーチミンでは学友たちが、年に数回の奉仕活動を続けています。
今回の訪問先はホーチミン市内の視覚障がい者福祉施設、
An Binhホーム。以前にも同ホームで奉仕活動をしたことがあり、
施設の子供たちと2年ぶりの再会を果たしました。子供たちから
口々に「視覚障がい者マラソン大会でメダルを獲得した」
「大学を卒業して就職することができた」などの嬉しい報告を
受け、成長を実感する訪問となりました。寄付金約3万円のほか、
調理器具やシャンプーなどの日用品を寄贈しました。
当日は、学友4人のほか、同学友グループが奨学支援している
HUTECH大学のベトナム人学生3人も活動に参加。「ベトナムの
若者にも、私たち学友グループの活動に参加してもらうことで、
奉仕の精神を身に付けてもらえたら」と、チュオン トゥイ ラン
さん(2006-07/大宮北東RC)は期待を込めて語りました。
※そのほかの記事は、ぜひPDF版をご覧ください。
→ http://www.rotary-yoneyama.or.jp/summary/pdf/highlight227_pdf.pdf
以上
※メールアドレスの変更、配信解除などのご希望がございましたら、
お手数ですが、このメールの返信にてお知らせください。
よろしくお願い申し上げます。
…………………………………………………………………………
公益財団法人ロータリー米山記念奨学会
事務局長 岩邉俊久
編集担当 野津・峯
Tel:03-3434-8681 Fax:03-3578-8281
問い合わせメール: [email protected]
米山記念奨学会ホームページ: http://www.rotary-yoneyama.or.jp/
…………………………………………………………………………
卓 話
ジェンダーの壁や予防接種への抵抗などの課題と向き合い、サーベイランス(ウイルスの監視活動)に徹する一人の女性をご紹介します
パキスタン、パンジャブ州の世界保健機関(WHO)サーベイランスオフィスに勤務するウジャラ・ネイヤーさんは、ポリオのない世界というビジョンを抱いています。眠っているときにそのビジョンの実現を夢見ることもあるそうです。
彼女はふだん、保健員チームを率いてパンジャブ州を四方八方に動き回っています。ポリオウイルスによる発症の可能性が報告された現場に赴き、下水調査などを行って徹底的に調べるためです。パキスタンでは野生型ポリオウイルスによる発症が続いており、現在、そのような国はパキスタンを含め世界に2カ国あります。
課題はウイルスの監視活動だけではありません。ジェンダーに基づく壁に直面することもあり、この壁が発症数の確認作業と環境サンプル採取の妨げになることがあります。ネイヤーさん自身、家屋やセキュリティ・チェックポイントで男性からの抵抗にあうことがありますが、そのようなときは感受性をもってしっかりと主張して抵抗を乗り越えています。
「私はあまり上品ではないんです」と、ネイヤーさんは小さく笑います。「私たちに足止めされてるような時間はありません。ポリオの撲滅は緊急を要することですから」
ポリオとの闘いでは女性が重要な役割を担っていると彼女は言います。パキスタンでは、最前線で活動する保健員の56%が女性で、女性による子どもへの予防接種を好む母親は70%以上にもなります。
しかしそれでも、保健員の顔を見てドアをバタンと閉めてしまう家族もいます。ポリオウイルスが検出された場合、その地域社会のすべての子どもに予防接種できるよう、保健員チームは複数回、一つひとつの家屋を訪れる必要があります。すると、何度もワクチンを与えられることに懐疑心と怒りを感じる親も出てきます。ネイヤーさんやチームメンバーは、日常的にこのような親と向き合っているのです。
ネイヤーさんは話します。「こんなとき親御さんに否定的な態度をとることはできません。耳を傾けることが大切なんです。女性の保健員はそれが本当に上手なんですよ」
ポリオ撲滅が間近に迫った今、ネイヤーさんが「ポリオ撲滅の支柱」と呼ぶサーベイランス(監視活動)は、今までにないほど重要となっています。
国際ロータリーはこの度、ネイヤーさんとのインタビューを行いました。
Q: どのようなサーベイランス活動があるのですか?
A: サーベイランス・システムには2つのタイプがあります。一つは急性弛緩性麻痺(AFP)のサーベイランス、もう一つは環境的サーベイランスです。撲滅が達成された後もサーベイランスは続けられます。
Q: ポリオ発症が疑われる状況は、どのようにして察知するのですか?
A: 発症が疑われる場所を報告するためのネットワークがあります。これにはすべての医療施設、政府、病院が関与しているほか、インフォーマルな形で医療ケア提供者や地域社会リーダーが参加しています。認識レベルはとても高く、地域社会での啓発活動がかなり功を奏しており、ときには親から直接に連絡を受けることもあります。
Q: ウイルスが検知された場合はどうなりますか?
A: ポリオウイルスの検知対象が人であれ環境であれ、3回に渡って予防接種キャンペーンを実施します。その対応範囲は、伝染状況と独自のリスク査定に基づいて決定されます。排水システムを調べる場合、フィルターが付いているものや部分的に蓋がされていない排水溝もあります。そのようなときは、システムの見取り図を用いて特定の排水溝に蓋をし、場合によってはより広い範囲で対応策を取ります。
Q: パキスタン特有の課題は何でしょうか?
A: 人の移動に伴って高いリスクが生じます。そのため、移動人口に特化した医療キャンプを実施しています。また、定期的予防接種はすべての子どもの権利であるものの、貧困や教育の欠如のために、このような特別医療サービスを受けていない人が多くいます。
Q: ポリオ予防接種に懐疑的な人たちを、どのように説得していますか?
A: 地域社会の人たちを動員して、予防接種の利点を伝えるようにしています。私たちのプログラムをここまで前進させることができたのは、このような最前線で動いてくれる人たちがいるからです。目下の課題は、予防接種に対する人びとの「疲れ」が見えることです。環境サンプルからウイルスが検知された場合、その近隣地域で短い期間に3回の予防接種を行う必要があります。それも毎回、家屋を一戸ずつ訪ねて回るのです。訪問先でゴミを投げつけられるときもありますが、仕返しするようなことはありません。怒った相手を許し、耳を傾ける必要があるのです。
Q: あなたのご活動にとって、ロータリーの役割とは何でしょうか?
A: 必要とするものがあれば、私はロータリーに連絡します。保健員チームのための傘が必要になったらロータリー、電車の切符を準備するのに支援が必要になったらロータリー、といった感じです。ポリオ撲滅活動は、公衆保健の歴史上最も長く続いているプログラムですが、ロータリーは現在も支援を続けてくれています。
おわりの点鐘
この例会に共感された方は、「いいね」をお願い致します。