第200回例会
Rotary E-club of HYOGO
2018年9月3日開会
9月は基本的教育と識字率向上月間です
はじめの点鐘
ロータリーソング
SAA: 今週のロータリーソングは、「君が代」と「奉仕の理想」です。元気よく歌いましょう。
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♪ 君が代Open or Close
君が代は
千代に八千代に
さざれ石の
巌(いわお)となりて
苔(こけ)のむすまで -
♪ 奉仕の理想Open or Close
奉仕の理想に集いし友よ 御国に捧げん我等の生業
望むは世界の久遠の平和 めぐる歯車いや輝きて
永久に栄えよ 我等のロータリー
会長の時間
ロータリアンのみなさま、こんにちは。 HYOGOロータリーEクラブの例会も、ついに200回を迎えることができました。
これもひとえに、皆様のお力添えのおかげと感謝しております。
5年前、チャーターメンバーとして参賀させていただき、何か自分にできることは無いかと邁進して参りました。
中学を卒業してから、すぐ寿司屋の板前として働いておりましたので学歴はありませんが、今はシステムエンジニアとして、 IT の力で世界にインスピレーションをもたらせるよう日々努力する毎日です。
異色のキャリアを活かして、今後も世の中に貢献できるよう精進してまいります。
今月21日には、ガバナー公式訪問が控えており、Eクラブならではの取り組みとして、直接現地で参加できないメンバー向けに、インスタグラムを利用した、インターネットLIVE中継を検討しております。
若輩者で大変恐縮ですが、今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い致します。
2018-19年度最初のEクラブ連絡会にて
最後に、、
非常に強い勢力の台風21号が、明日4日に上陸する見込みです。非常に強い勢力のまま上陸するのは、1993年の台風13号以来、25年ぶりとなるようです。身の危険を感じた場合は、はやめの避難を。
平成最後の夏は災害が続き、大変な年となっておりますが、みなさまくれぐれもご注意のほどよろしくお願い致します。
幹事報告
My ROTARYの登録状況について
ロータリークラブ 御中
会長・幹事 各位
いつも大変お世話になっております。
矢野ガバナーより以下文書と添付1点をお預かりしております。
ご確認のほど、よろしくお願いいたします。
平素より地区運営にご協力いただき、有り難うございます。
8月31日現在のMy ROTARYの登録状況を連絡いたします。
お陰様で、地区平均登録率が40%を超えました。
また、24のクラブが目標をクリアされています。
今後ともよろしくお願い致します
国際ロータリー第2680地区ガバナー事務所
委員会報告
2018-19年度地区運営方針の一つに「My ROTARYへの登録率が50%以上になるよう推進するとともに、ロータリアンのロータリー並びにRIや地区への関心を高め、「ワン・ロータリー」を推進する」という目標がありました。
3月18日時点での HYOGO ロータリーEクラブの My ROTARY への登録率は 60% で、当2680地区では2番目でした。(9月3日現在83.33%です)
Web上で活動する当クラブにとって、100% でないのは大変残念な結果です。
My ROTARY に登録することで、ロータリー活動するための様々な情報を得ることができ、本業の役に立つ情報も得られるかと思います。
登録方法がわからない方は、お気軽に大河内までご連絡ください。
卓 話
学校に行くだけでは識字率は高まらない。授業改革に乗り出したロータリーのアプローチ
キャロライン・ジョンソンさん(米国メーン州、ヤーマウス・ロータリークラブ所属)は、グアテマラ中部の山岳部で出会った小学1年の担任教師から聞いた言葉にショックを受けました。この教師は、「グアテマラ識字率向上プロジェクト」に参加する以前、生徒たちが読み方を覚えるのは「無理だと思っていた」と言うのです。
「その教師はこう言いました。“1日授業をしなくて済むし、本がもらえ、おいしいランチも出ると聞いたので喜んで研修に参加したけど、心の中ではまったく無駄な試みだと思っていた”、と」。
このプロジェクトでは、この教師をはじめとする100人以上が、8カ月にわたり研修を受講。まる暗記や書き取りではなく、子どもの思考力を高める授業のメソッドを学びました。
ジョンソンさんはこう続けます。「その教師は、生徒50人中45人が読み方を覚え、2年生に進学できたと興奮気味に語りました。参加した教師の90パーセントが、研修の効果を確信するようになりました。教師になってよかったとあらためて実感し、今では何かを変えられると信じて教壇に立っています」
これまで数十年、識字率向上の取り組みといえば、「就学を妨げる要因をなくす」「教材を提供する」など、子どもたちが学校に通うための支援が中心でした。しかし今、専門家の多くは「それでは不十分」と指摘します。生徒の学力を伸ばすには、まず授業で教える側の力を伸ばす必要があるのです。
通学率よりも学習成果を重視
このグアテマラでのプロジェクトや「ネパール教員研修イノベーション(NTTI)」など、ロータリーのプロジェクトは「教える力」を高めることで、子どもたちの読む力を育てています。教員への支援に力を入れているのはロータリーだけではありません。国連や米国国際開発庁(USAID)も、教師への援助を重視した取り組みを行っています。識字能力の向上は、より良い生活を送るための条件であり、「極度の貧困を削減する」という大きな目標に向けた活動の一環でもあるからです。
世界銀行のリードエコノミスト、クエンティン・ウォドンさんは、専門家として、またキャピトルヒル・ロータリークラブ(ワシントンDC)のメンバーとして、教育プロジェクトを研究してきました。学習の成果を改善したいなら教師を抜いて考えることはできないと、ウォドンさんは力説します。
「子どもたちの学習効果を上げるには、教師の存在に幅広く注目すること」とウォドンさん。教師への研修は、世界銀行が定めた8つの主要目標のひとつでもあります(ほかの目標は「教師への期待を明確にする」「優秀な候補者を集める」「教師のスキルを生徒のニーズに合わせる」「教師の基本理念を掲げる」「モニタリングする」「継続的にサポートする」「モチベーションを高める」)。
1.22億人
世界で読み書きのできない子どもの数
75%
米国の生活保護受給者のうち、読み書きのできない人の割合
ウォドンさんのクラブは、ネパールのカトマンズ・ロータリークラブと協力して、授業改革に力を入れているNTTIと非政府団体PHASEを支援しています。これまで授業といえば、生徒たちはただ受け身で座っているだけ。しかし、このプロジェクトで授業の主体となるのは生徒たちです。
「これまで慣れてきた授業の方法を変えることは簡単ではないが、教え方を変えようという考え方は徐々に浸透しつつある」とウォドンさん。
こんなエピソードもあります。以前、暗記法ばかりに頼り、黒板の文字を生徒に書き写させるばかりの教師がいました。しかし、研修に参加した後、この教師は生徒が活発に参加できる授業に切り替えました。例えば、生きものとそうでないものを並べ、その違いを生徒が説明したり、ディスカッションしたりすることもありました。そのような授業の後には、全員が外に出て、学んだことを自然の中で体験する演習もしました。
この「自然学習」のとき、ある生徒が近寄ってきて、生きたアリを教師の手の上に乗せ、こう尋ねました。「これは生きものだよね」。教師がうなずくと、生徒はそのアリを押しつぶし、また尋ねました。「まだ生きもの?」。ふいをつかれた教師は、ほかの生徒たちに「みんなはどう思う?」と質問。その後は活発な議論がはじまったそうです。
ほかの教師も、生徒参加型の授業の効果を実感したと口をそろえます。「授業のやり方ががらりと変わった。研修でいろいろなメソッドを学ぶことができた」と、中学教師のゴマ・カーダさんは話します。
「将来、教育、学習、スキル習得の重要性はますます高まる」と話すのは、同委員会ディレクターで国連世界教育特別代表の主要顧問を務めるジョン・ヴァン・フリートさんです。「2050年までにアフリカの人口は倍増し、テクノロジーと自動化によって現代の仕事の半分がなくなり、何十億という人が地方から都市部に移住することになるでしょう」
この対策として、委員会は9月、2030年までに全世界の教育投資を1.3兆ドルから3兆ドルに増やすよう求める報告書を国連に提出しました。
学習成果の向上に力を入れる数々の機関は、教員同士による指導や助言プログラムで成果を挙げています。USAIDの低学年読書プログラムの多くは、教師研修に「カスケードモデル(段々畑理論)」を導入。これは、まず優秀な教師に研修を受けさせた後、これらの教師がほかの教師を指導する、というものです。
NTTIもこのモデルを採用しています。キーカ・バハウア・バンダリさんは、NTTIでほかの教師を指導する役に選ばれた一人。彼は、教師同士が切磋琢磨することのメリットを信じています。
「このモデルの一番よいところは、授業で“第三者が見ている”と教師が意識すること。そのプレッシャーのおかげで、自ずと良い授業になる」とバンダリさん。「活発に参加できる授業を経験した生徒たちは、教師が以前のような講義形式に戻そうとすると、反発します。ですから、あまりやる気のない教師でも、授業プランを立て、研修で習った教授法を使わざるをえません」
月に1回授業を訪問するのは、費用がかかり、簡単なことでありません。「でも、これこそが成功に欠かせない部分」とジョンソンさんは言います。
「教師は、研修で学んだことを授業で実践します。しかし、習ったことを忘れてしまったり、メソッドがうまく行かずに“効果がない”と判断してしまうなど、必ずしも研修の効果が持続するとはかぎりません。現地にいる人が、絶えず指導し、模範を示し、アドバイスを与えつづけることが大切なのです」
おわりの点鐘
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