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MAKE UP

第189回例会

Rotary E-club of HYOGO

2018年6月4日開会

6月はロータリー親睦活動月間です

はじめの点鐘

はじめの点鐘

ロータリーソング

SAA: 今週のロータリーソングは、「君が代」と「我らの生業」です。元気よく歌いましょう。

  • ♪ 君が代Open or Close

    君が代は
    千代に八千代に
    さざれ石の
    巌(いわお)となりて
    苔(こけ)のむすまで

  • ♪ 我らの生業Open or Close

    一、我等の生業さまざまなれど
    集いて図る心は一つ
    求むるところは平和親睦
    力むるところは向上奉仕
    おゝロータリアン 我等の集い
    二、奉仕に集える我等は望む
    正しき道に果をとるを
    人の世挙りて光を浴みつ
    力を協せて争忌むを
    おゝロータリアン 我等の集い

例会

会長の時間

今週は2017-18年度、第40例会・通算189例会です。
さて6月に入り、いよいよ残すところあと3回の例会になりました。

今月は親睦活動月間ですが、当クラブ2017-2018年度の目標であった4回目の親睦例会が、親睦委員長の渡辺会員に場所をお手配いただき大阪にて開催いたします。

開催日時が6月26日(火)に変更となっております。今年度最後の実際に逢って親睦を深める機会となっておりますので、まだ見られていない方は交流サロンのイベントでご確認いただきますようお願い致します。お逢いできるのを楽しみにいたしております!

日頃ネットで例会を開くEクラブですが、今年度会長を務めさせていただく事になった時、遠方に住んでおられる会員・仕事で飛び回っている会員など、なかなか逢う機会が少ない会員も逢う機会を増やすことができないだろうか…と思い、毎月開かれてきた連絡会を宝塚ホテルだけではなく、神戸三ノ宮や大阪グランフロントでの開催を計画させていただきました。本当にたくさんのご参加をいただきありがとうございました!これからもEクラブならではの親睦・交流・活動をネットを通じて行っていけるより良い方法を皆さんと一緒に考えていきたいと思っています。今年度もあと少しとなりましたがどうぞよろしくお願い致します。

そして当クラブにメーキャップに来ていただきましたロータリアンの皆様、Eクラブを応援していただいている皆様、本当にありがとうございます。

今週も素晴らしい一週間となりますよう願っております。

会長 吉井久美子

 

例会

幹事報告

①兵庫さい帯血バンク チャリティーコンサートのお知らせ 別紙あり

兵庫さい帯血バンクチャリティーコンサート」の案内ちらしが届きましたので

添付のとおりお知らせいたします。

*参加希望の会員は7月末日までに直接幹事までご連絡くださいませ

 

②5月ニコニコ寄付者のご紹介

2018/05/24  尼崎東ロータリークラブ 平野高太郎様

いつも参加させていただきありがとうございます。

例会

委員会報告

2018-19年度地区運営方針の一つに「My ROTARYへの登録率が50%以上になるよう推進するとともに、ロータリアンのロータリー並びにRIや地区への関心を高め、「ワン・ロータリー」を推進する」という目標がありました。

3月18日時点での HYOGO ロータリーEクラブの My ROTARY への登録率は 60% で、当2680地区では2番目でした。(6月4日現在80%です)

Web上で活動する当クラブにとって、100% でないのは大変残念な結果です。

My ROTARY に登録することで、ロータリー活動するための様々な情報を得ることができ、本業の役に立つ情報も得られるかと思います。

登録方法がわからない方は、お気軽に大河内までご連絡ください。

My Rotary はこちらからアクセスしてください。

例会

卓 話

祖国の紛争から逃れてきた若いローターアクターたちが、ウガンダの難民施設で人びとに寄り添い文化をつくる

ムシャホさんは2016年、祖国であるコンゴ民主共和国での暴力行為から逃れてこの地にたどり着きました。殺害すると何度も脅迫されたため、ウガンダに渡り、89,000人が暮らす184平方キロの難民居住地で友人と合流しました。

26歳になる物腰柔らかいムシャホさんはIT系の学位を有しており、住居を兼ねた木造の店舗で送金サービスのビジネスを営んでいます。

木製机の椅子に腰掛け、取引台帳と携帯電話7台を駆使するムシャホさんですが、帰りの遅い友人に焦りはどんどん募っていきます。お金が間に合わず顧客から手数料が取れなくなることを焦っているのではなく、お金を渡せないまま顧客を帰してしまうことが気がかりなのです。

「お客さんを待たせたくはありません」外の道を眺めながらムシャホさんは言います。店の外にはトタン屋根のお店が立ち並び、トマトや木炭を売る女性たちや、店頭に牛肉を並べている精肉店、バイクの上で時間を潰す若者たちで賑わっています。

「彼らには他に頼れる人がいないんです」とムシャホさん。

ムシャホさんは地域社会に住む人びとの暮らしを良くしたいと願う若き起業家であり、生粋のローターアクター(ロータリーが支援する18~30歳までのリーダーの組織)であると言えます。

しかしムシャホさんの背景や所属するクラブの状況は極めて異例です。ムシャホさんのナキバレ・ローターアクトクラブは2016年下旬に設立され、翌年7月に正式に発足しましたが、難民居住地や難民キャンプを拠点とするローターアクトクラブとしては世界初であると考えられます。

クラブのメンバーや難民の生活にとってナキバレ・ローターアクトクラブとは、紛争でも自分たちの夢を諦めなかった若者たち、祖国を離れた人びとの人間愛が存在する国家、そして想像を絶する悲劇を経験した人びとを支える奉仕の精神の上に成り立つ団体なのです。

難民を迎え入れてくれる場所

戦争や大虐殺、迫害から逃れてナキバレにたどり着いた難民たち。ウガンダにたどり着いた難民には一区画の土地が与えられ、仕事やビジネスを営むことができ、国内も自由に移動することができます。

ナキバレは一般的な難民キャンプとは異なります。

184平方キロの敷地に3つの市場があるナキバレは、ウガンダ南西部のごく一般的な農村地帯を思わせる場所です。その起伏のある土地にはバナナの木やシロアリの塚があり、ロングホーン牛の群れが暮らしています。

ナキバレは、ルワンダ独立に伴う紛争から逃れてきた難民を収容するため1950年代に作られた街であり、今ではすっかり周りの風景に溶け込んでいます。

しかしここ数年間でナキバレの人口は増減を繰り返しています。これは南スーダンの内戦やソマリアの国家崩壊、暴動や武装勢力によるコンゴ西部の恐怖支配といった地域紛争から逃れてきた人びとを受け入れていたためであり、特にコンゴからの難民はナキバレの現在の住民の半数以上を占めています。

多くの人がここに1~2年ほど住んでおり、中には数十年住んでいる人もいますが、ほとんどがナキバレを自分たちの故郷として考えています。

この地域の他の政府とは異なり、ウガンダ政府は新しく避難してきた人びとに耕作地を付与し、簡易住宅を建設するための資材を提供することで自立を促しています。また難民のこどもたちは無償で初等教育を受けることができ、経済に貢献できるよう働く機会も与えられています。

ウガンダの国境付近では150万人の難民が保護されており、難民登録された人は自由に国内を移動することができます。難民が都市でビジネスを営むことができれば、理論的には彼らを一カ所に閉じ込めておく必要はありません。

「彼らは一般の人のように自由に生活することができるようになります」と説明するのはアメリカ難民委員会(ARC)のウガンダ地域部長バーナード・オジャン氏です。ARCはナキバレ・ローターアクトクラブと緊密に連携している団体です。

「豊富な耕作地のお陰でウガンダ政府は寛大な難民政策を実施することができていますが、このシステムは難民を『負担』ではなく『資産』として捉えるという高いレベルの信念を反映していると言えます」とオジャン氏。

「ウガンダは、難民を『お荷物』などではなく『チャンス』として捉えることで、実際にたくさんの変化が起こっていることに気付いたのです」

変化を起こす人のアイデア

「難民は変化を起こす人びとである」という発想が最終的にローターアクトクラブの設立へと繋がりました。

ムシャホさんがローターアクトの存在を知ったのは、アメリカ難民委員会(ARC)が2016年に開催したナキバレの若者向けのある競技に参加したことがきっかけでした。

ウガンダの首相官邸と共同で開催されたこの競技は、生活を改善するためのビジネス計画やイノベーションについて、難民居住地の若者が企画案を出し合って競うというものです。

850人の参加者の中から13人が選ばれ、ムシャホさんの企画案「蜂蜜を販売する養蜂ビジネス」も入選しました。入選者には少額の創業資金が贈られ、首都カンパラでたくさんの観衆を前に自分たちのアイデアを発表することになりました。

このイベントは2016年10月にカンパラで開催され、ローズビル・ロータリークラブ(米国ミネソタ州)のアンジェラ・アイファートさんやARCの調整担当者、当時のロータリー会長エレクトであるサム F. オオリ氏など、60人以上のロータリアンが出席しました。

アイファートさんが初めてナキバレを訪れたのは2014年のことでした。彼女はかねてより、人口の多い若者層の参加を推進するため、ナキバレの12~18歳を対象とした新しいインターアクトクラブの創設を提唱していました。イベントの終了後、自分のアイデアをオオリ氏に伝えたところ、一カ所だけ修正して採用されることになりました。さらにオオリ氏はこの13人の入選者が地域社会のリーダーとると考え、新しいローターアクトクラブの創設も提言したのです。

「オオリ氏は『私もかつてローターアクターでした』と私に話してくれました」とアイファートさん。「オオリ氏はステージに立つ若者を見た時、彼らこそ理想のローターアクターだと感じたようで、彼らのアイデアを気に入っていました。彼らの才能と可能性を見いだしており、支援すべきだと考えたのです」

カンパラのキワトゥール・ロータリークラブとアイファートさんが所属するクラブのリーダーたちの話し合いの結果、連携してこのクラブを立ち上げ、軌道に乗せることになりました。

そこで彼らはムシャホさんにクラブの会長になってもらうよう要請しました。13人の入選者の中でも群を抜いていたのがムシャホさんでした。謙虚で人を惹き付ける力もあり、流暢な英語を話す彼は、他の入選者の間に入ってアイデアの共有を進めたり、ナキバレの地域社会を広く支えていこうという気概に満ちあふれていました。もう一人の入選者であるデュー・ウィゼイさんも2016年下旬、ナキバレ・ローターアクトクラブの初会合を主催しました。

「彼は心から打ち込んでいました」ムシャホさんと定期的にメールのやり取りをしているアイファートさんはこう言います。「ムシャホさんはロータリーについてできる限り学んでいました。大きな恩恵と目的を見つける良い機会になったと思います」

ロータリーファミリーをつくる

家族のように打ち解けたナキバレ・ローターアクトクラブのメンバーたち。

ナキバレ・ローターアクトクラブは自分たちのプロジェクトに加え、ウガンダ全土のロータリアンにも難民支援を呼びかけています。

難民居住地に最も近いキワトゥール・ロータリークラブとムバララ・ロータリークラブがプロジェクトへの助言や支援を行っています。キワトゥール・ロータリークラブは一人ひとりのローターアクターに資金を援助し、研修イベントといったウガンダ全土で開催されるリーダーシップ活動への参加も促しています。両クラブの会員が衣服などの生活必需品を寄贈し、ローターアクターがナキバレの住民に届けています。

キワトゥール・ロータリークラブの会員によると、ウガンダのロータリークラブは他にも計画を立てているそうです。現地のロータリーリーダーらは10月、ウガンダの首相官邸と覚書を取り交わしました。この覚書により、他の難民居住地に住む難民も支援しながら、新たにローターアクトクラブを設立することになりました。

またウガンダの複数のロータリークラブが、難民のための安全な水や衛生設備、基本的教育を拡充させようと計画しています。

プロジェクトの資金を調達するために鶏を飼育・販売しているローターアクターたち。裁縫店のビャマナ・バハティさんも自分の店で初心者に裁縫の技術を教えています。

ザビエル・センタムさんの難民を助けたいという気持ちは、自身の紛争経験に基づくものです。ウガンダの北部を除いては、ほとんどの地域で平和な状態が30年以上続いています。それでもウガンダは1970年代から80年代にかけてさまざまな激変に見舞われてきました。センタムさんがこどもの頃は、ゲリラ戦が活発だったため夜は茂みに隠れて寝たこともありました。最終的に、現在のヨウェリ・ムセベニ大統領が政権を把握することでゲリラ戦は終結へと至りました。

「苦難を乗り越えてきた彼らに共感できるんです」とセンタムさんは言います。「知らない土地にやってきて、いつ祖国に戻れるのかも分からないというのは精神的にとても辛いことです。苦難を乗り越えた人が、次は他人のために自分の力を貸してあげるということは本当に励みになります」

ナキバレ・ローターアクトクラブのメンバー数は当初一気に増え、ピーク時は40人以上いましたが、昨年一年間で正規メンバーの数はおよそ20人まで減少しました。ウワイズアイさんは、この減少はある誤解が原因だと考えています。つまり、ローターアクトクラブを奉仕グループではなく、職業を斡旋する団体と誤解してしまった人たちがいたようです。

一方で、あまり献身的でなかったメンバーが脱会したことで、ローターアクターの中心的なグループは今まで以上に結束力が高まってきていることも事実です。多くのメンバーが親類を紛争などで亡くしたり、家族を祖国に置き去りにせざるを得なかった人びとであり、このローターアクトクラブで培った絆こそが彼らにとっての生きる力なのです。

「私たちはみんな家族同様です」とムシャホさん。「ローターアクトクラブのメンバーはお互いに、それぞれが失ってきた大切な人たちの代わりとなる存在なのです」

 

この記事は、 My ROTARY に掲載された特集のご紹介です。全文をこちらからぜひご覧ください。

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