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MAKE UP

第177回例会

Rotary E-club of HYOGO

2018年3月5日開会

3月は水と衛生月間です。

はじめの点鐘

はじめの点鐘

ロータリーソング

SAA: 今週のロータリーソングは、「君が代」と「四つのテスト」です。元気よく歌いましょう。

例会

会長の時間

今週は2017-18年度、第28例会、通算177例会です。

さて三月に入りました。日に日に春らしくなり暖かさを感じる一方、まさに春の嵐という強風・暴雨そして北海道ではホワイトアウトの注意喚起がなされるなど、大変な思いをされた方々が多くおられたことと思います。早く安定したお天気になることを祈るばかりです。

さて3月は水と衛生月間です。
2014年10月RI理事会は、3月を重点分野:「水と衛生月間」としました。

ロータリー財団は、地元や海外でのプロジェクトや活動のための補助金を提供することで、世界に変化をもたらし、地域社会が自力で水と衛生を改善し、資金を集め、維持するための包括的プロジェクトを支援しています。安全な水と改善された衛生設備を人びとが平等に利用できるよう支援し、安全な水と衛生の大切さについて教育しています。また水と衛生の分野の専門家を育成し、世界中で質の高い水・衛生プロジェクトを実施するための手段とリソースを提供しています。

★一人に安全な水を提供するのに必要なコスト 24ドル
★ロータリーの活動によって安全な水が利用できるようになった人 2300万人
★ロータリーの活動によって衛生設備が利用できるようになった人 2100万人
★安全な水と衛生設備をすべての人が利用できるよう、ロータリーが掲げる目標年 2030年

また3月13日を含む一週間は世界ローターアクト週間です。
今月3月号のロータリーの友には一滴の水から広がる奉仕という表題で、水と衛生月間の特集記事・各地のロータリークラブの事業や取り組みについて掲載されています。またローターアクト週間の特集も掲載されていますので、そろそろ皆さんのところにも届いていることと思いますのでぜひ読んでください。

「水」は人間が生きていく上で必要不可欠な資源です。
水道をひねるとすぐに安全な水を飲むことができる国に住んでいる私たちだからこそ、そのことに感謝の気持ちを持ちつつ、世界中どこでも安全な水が飲めるようになるための取り組みをしていきたいですね。そして若いローターアクトの方たちと親睦を深め互いに学びを得る機会を持てるようにしていきたいですね。

 

そして3月3日・4日に福山ニューキャッスルホテルで行われました福山ロータリーEクラブ2710様の5周年創立記念事業及び式典に吉井・堤幹事・長澤会員で出席いたしました。
記念事業として行われましたフォーラムには、全国にあるEクラブ12クラブのうち、9クラブ57名の参加者が集まり、情報交換や意見交換・貴重な学びの時間を過ごさせていただきました。福山ロータリーEクラブの皆様、そしてご参加されていました皆様ありがとうございました!

また3月4日2680地区阪神第3グループ4クラブによる植樹式に堤幹事・坂本会員が参加いたしました。
また改めて内容などご報告させていただきます。

それではどうぞ今週も元気にお過ごしください。

会長 吉井久美子

例会

幹事報告

①2018-19年度クラブの参加資格認定の送付(別紙あり

②2018-19年度地区補助金(奉仕プロジェクト)申請関係書類の送付(別紙あり

③地区補助金プロジェクト一般見学(姫路南)のお知らせ(別紙あり

④地区補助金プロジェクト一般見学(小野加東)のお知らせ(別紙あり

⑤2018年地区研修・協議会のご案内(別紙あり

次期会長幹事5大奉仕委員長および新会員のみなさまはご参加ください。FBイベントに参加申し込みをお願いいたします。

 

⑥ニコニコ寄付 ~あたたかいご寄付いつもありがとうございます~

 2018/02/21  HYOGOロータリーEクラブ 吉井 久美子 様

先日のグランフロントで開催されましたEクラブのリアル例会&親睦会では益々親睦が深まり、また学びの時間をご一緒でき嬉しい一日でした。 ありがとうございました。二次会メンバーより預かりました気持ちをニコニコ箱に入れさせていただきます。

2018/02/19  尼崎東ロータリークラブ 平野 高太郎 様

いつもお世話になっております。

 

⑦全国Eクラブフォーラム&福山ロータリーEクラブ5周年記念例会(3/3~3/4)

出席者:吉井会長 長澤社会奉仕委員長 堤 幹事 出席

阪神第三地区植樹式(3/4)

 

例会

委員会報告

3月の「水と衛生月間」のリソースを添付にてお送りします

当該月間にて適宜ご活用ください。貴地区クラブへもご案内いただければ幸甚です。また、併せて新出版物・出版物リニューアルのご案内および、出版物一覧表もご送付させていただきます。

大量注文をいただいた場合、ご希望部数ご提供できない場合がございます。あらかじめご了承下さい。

皆様からの貴重なご意見を反映させて頂き、より分かりやすく有益な情報提供ができるよう引き続き努めてまいります。

以上、何卒よろしくお願いいたします。

国際ロータリー日本事務局 | 業務推進・資料室

Tel 03-5439-5802

rotary.org 

例会

卓 話

「野獣鉄道」が運ぶ避難民たち

メキシコ南部では、避けられないことが2つあります。

一つは、砂埃。砂漠の岩が粉になり、あらゆる隙間に入り込みます。膝の裏やまぶたのしわにも埃がつきます。砂埃で咳をしながら眠りにつき、朝起きるとベッドシーツの上に埃がたまっています。

二つ目は、暴力。

「野獣(Beast)」と呼ばれる貨物鉄道で、私はその両方を目にしました。

2015年10月から2016年1月の間に米国メキシコの国境で拘束された人の中には、24,616の家族がいました。そのほとんどは中米諸国から来た人たちでした。

これまで半世紀以上、貧困、数十年にわたる内戦、そして最近では、残虐なギャングから逃れて中米諸国から何百万人もが、メキシコ国内を南から北へと移動します。避難民たちは「野獣鉄道」に飛び乗り、遠くへと逃れようとします。

2014 年7月、メキシコ入国管理当局は、南の国境計画を発表。しかしそれは、避難民が「野獣鉄道」を使えなくするものでした。メキシコのエンリケ・ペニャ・ニエト大統領は、この計画により新しい経済地帯をつくり、歴史的に不安定なこの国の南部国境を強化することによって避難民の人権を保護する、と述べました。しかし現実には、それとは反対に、暴力を受け、誘拐され、殺害される避難民の数が急増。臓器売買のブラックマーケットの犠牲になる人もいます。

2015年の初め、私は、ロータリーのグローバル補助金奨学生としての研究を終え、社会人類学の修士号を取得しました。そこで学んだのは、メキシコの貿易と開発への取り組みが、人びとの生活を安全にするどころか、より危険にしていることでした。問題の原因を探り、研究で得た知識を生かすために、私は南メキシコに赴きました。

 

シェルターには、家族と一緒に移動してきた子供や、一人で旅をする少年少女も収容されています。

南の国境計画が人びとの生活にどんな影響を与えているかを理解するため、私は避難民シェルターにしばらく滞在することにしました。そこは、ホームレスの保護施設とも、難民キャンプとも異なるものでした。水道や電気がないケースがほとんどですが、北部に向かう前に温かい食事と寝る場所は確保できます。

シェルターでの生活は、私にとって衝撃でした。病人やけが人が毎日のように到着し、重度の脱水症状が大きな問題となっています。文字通り、足の裏の皮がむけるまで歩いてきた人もいます。私がいたシェルターにギャングがやってきて誰かを誘拐しようとし、シェルターの責任者がこれを制止したこともありました。

私が到着した頃、「野獣鉄道」の路線沿いにあるシェルターの避難者数は、一晩あたり400人から、100人弱に減っていました。シェルター責任者によると、中米諸国からメキシコに逃れる人は年間約40万人で、その数は減少していません。シェルター利用者の利用が減ったのは、出入国管理担当者が「野獣鉄道」に近寄る人を無差別に拘束するようになり、怖くてシェルターに近寄れなくなったからです。安全だったシェルターが、立入禁止区域に変わってしまったのです。「これは、シリア問題にも匹敵する人道的危機だが、誰もこの問題を取り上げていない」と責任者の一人が口にしました。

 

私はここで、恐ろしい事実を知りました。政府によるこの計画は、メキシコの国境を強化する代わりに、従来の移住ルートを使えなくしてしまったのです。そのルートは危険でしたが、秩序があり、見晴らすことができました。避難民たちは、列車のどのあたりにギャングがいるかを把握していました。5ドル~20ドルの保護料を払う覚悟もあり、安全のために団体で移動しました。近くにはシェルターや赤十字、警察署さえもあり、助けを求めることができました。

しかし、南の国境計画でそれが一変。入国管理官に見つからないように、避難民たちはジャングルの奥深くを何日も歩かねばなりませんでした。避難民たちから金を奪っていたギャングは、ジャングルまでついてきて金を奪い、拉致し、殺すこともあります。

南の国境計画は、開発の取り組みとしては失敗でした。避難民の厳重な取り締まりは、メキシコ南部の治安を悪くしただけでなく、暴力の増加により、この地方が切実に必要とする設備投資を阻害する結果となりました。

ロータリーの奨学生として、開発を別の視点で見ることを学びました。国際支援とは貧困をなくすことだと、多くの人は考えています。貧困の削減を、お金がいくら使われ、収入があったかで測ります。一方、開発人類学では、国際支援を別の方法で分析します。私たちは、地域のニーズは何か、そのニーズは持続可能で、最終的に自立し継続可能かを判断するために、取り組みの現地での状況を深く観察します。

私が避難民シェルターにいた時、善意のある団体から、膨大な量の衣類がよく送られてきました。もし事前に聞かれたら、衣類を送るだけのお金と努力は無駄だと答えたでしょう。実際のところ、シェルターのスペースが足りないため、何百ポンドもある重い衣類を、責任者がお金を払って廃棄しているのが現実です。

シェルターが実際に必要としているのは、きれいな水であり、より良い配管や医療でした。物資をまとめて送るのではなく、インフラが必要なのです。浄水施設、機能するトイレ、病院への移動手段、そして、これらを自力で維持するための知識とスキルが必要です。  

もちろん、シェルター責任者の一人が言ったように、「究極の目標は、そのようなインフラを必要としないこと。難民危機や暴力の問題を解決し、自分の家に帰れるようにすること」です。

ロータリーの 6つの重点分野は、これらの目標とほぼ重なっています。そうするには、お金が必要ですが、それよりも、彼らが継続して自立できるようにするには、異なる文化間の密な協力が必要となります。ビジネスと地域社会のリーダーの世界的なネットワークを持ち、このような問題を理解した上で効果的に対応できる団体が、ロータリーのほかにあるでしょうか。

最大限の効果をもたらすには異文化から学ばなければならないことを、ロータリアンは理解しています。グローバル補助金の奨学生である私たちが、留学中、そして留学後に目指すのは、まさにこのことです。

記事と写真 Levi Vonk

この記事の全文を、こちらからぜひご覧ください。

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