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MAKE UP

第420回例会

Rotary E-club of HYOGO

2023年7月17日開会

7月は母子と健康月間です

はじめの点鐘

ロータリーソング

SAA: 今週のロータリーソングは、「それでこそロータリー」です。元気よく歌いましょう。

  • ♪ それでこそロータリー Open or Close

    一、どこで会っても やあと言おうよ
    見つけた時にゃ おいと呼ぼうよ
    遠い時には 手を振り合おうよ
    それでこそ ローローロータリー
    ニ、笑顔 笑顔で 語り合おうよ
    心と心で 結び合おうよ
    みんな世の為 働らき合おうよ
    それでこそ ローローロータリー
    三、どこの国にも 友が居るよ
    みんな一つの 輪になろうよ
    同じ心で 親しみ合おうよ
    それでこそ ローローロータリー

会長の時間

あっという間に1週間が過ぎてしまいました!
この1週間は皆様にとって「ごきげんさん」な1週間でしたでしょうか?

私は6月に入ってから2度、知り合いの訃報を突然受け取ってしまいました。
大学の同級生(58歳)と、以前同じ職場で働いていた私よりも10歳以上若い同僚という、いずれも何度も一緒に飲んだり騒いだりしていた友人であり、まだまだ現役第一線で働いている人達でした。

残念ながら、お二人ともここ数年心臓や肝臓などを患っておられたのですが、帰らぬ人となってしまいました。ここ数年コロナ禍で疎遠になっていましたので、突然の訃報に愕然としてそれがいまだに現実のものと思えず、ちょっと胸がざわつく日々を過ごしております。

この「ざわつき」を抱えながら、日々仕事に従事しておりますが、自分自身のココロの状態を見つめなおす意味でも「メンタルヘルス」についてのお話をさせていただきたく思います。

今年度国際ロータリー会長のゴードン R. マッキナリー氏は、メンタルヘルスとその偏見をなくすことに情熱を傾けていますが、変化多き「今」を生きている私たちにとっても、たいへん大切なテーマだと感じております。

1.メンタルヘルス不調の症状  ‥自覚や周りの方の不調時の「症状」とは?

まずは以下のような症状があれば、メンタルヘルス不調を来たしている可能性があり、専門家に相談したり、医療機関の早期受診が推奨されています。

【過度の疲労感】疲れが取れず、休んでも常に疲れているような感じが続く。
【睡眠障害】寝つきが悪く、眠りが浅い、また早朝覚醒するなど、睡眠がしっかりとれない。
【食欲の変化】食欲が低下したり、逆に増加したりする。
【不安や焦り】持続的な不安感や落ち着かない気持ちが続く。
【気分の変動】気分が沈んだり、情緒が不安定になったりする。
【社交意欲低下】他人との交流を避ける傾向があったり、社会的な活動や関心が低下。
【集中力の低下】日常の活動や仕事に集中することが難しくなる。
【自己評価の低下】自分自身に対して否定的な評価をすることが増えたり、自信を失ったりする。
【無力感や絶望感】物事がどうにもならないと感じたり、未来に対する希望を失ったりする。

ただの疲れとか身体症状として見過ごすことも多いと思われます。でもニワトリと卵じゃないですがメンタルヘルスが原因で身体症状が出ることは普通にあります。

2.何故、医療機関受診なのか?

メンタルヘルス不調の原因としては「神経伝達物質:ホルモン」の分泌が適正に行われなくなっていること、主には「脳」が関わっていると言われております。

「神経伝達物質:ホルモン」具体的には、セロトニン、ドーパミン、ノルアドレナリンなどが挙げられますが、脳で正常に分泌されるはずのそれら「ホルモン」が正常分泌されないために、上記のような身体症状が出てしまう。

そうなったら、薬やカウンセリングなどの力を得て、正常分泌できる機能を回復させることが必要だ~という構図なのです。薬は専門医で処方してもらう=医療機関必須ということです。

・・・昭和時代のストロング労働スタイルを生き抜いた?私達世代にとっては、上記のような症状を職場で訴えると「気合いが足りない!」「泣き言を言うな!」「なんでそんなに弱いんだ!」

などのリアクション(ありがたいご指導!?)をいただくことがスタンダードでした。
すべては「気持ちの持ちよう」「心の問題」っていう扱いですね。
認識を新たにしないといけません。
治るものも治らない!状態を放置では困りますから(笑)。

3.不調にならないための2つの大切なキーワードとは?

まずは20年以上前 私が会社員時代に、当時研修で「メンタルヘルス」のセミナーをしていただいた、臨床心理士の高原恵子先生に教わったことをシェアさせていただきます。

当時、某有名企業に勤務していた私は、当時会社が実施してくれたメンタルヘルスセミナーで高原先生の講話を聴講させていただきました。

そこでは、「今日聞いた話を同僚や部下、知り合いに伝えてくださって結構です!」とのお言葉をいただきつつ、貴重な知識をいただきました。

そこで先生が挙げられたキーワードが

「コントロール」「有意味感」という二つの言葉でした。

コントロール…日々起きる「出来事」から感じる「ストレス」をコントロールできるかどうか?
有意味感…自分は認められている。自分の行動に価値がある・・といった自覚が持てること。

この2つがキープできなくなった時に、メンタルヘルス不調発生の恐れが増して来る!ということです。

さて、どうでしょうか? みなさん日々のストレスをコントロールできて、有意味感をもって過ごされていますか?

皆様自身、または周囲の方がメンタルヘルス不調だと感じたら、まずは医療機関や専門家(臨床心理士さんなど)の方にご相談されることをお勧めします。

長くなってしまいましたが、もう少し、深堀りして行きたいので(笑)、

来週もこの続きのお話をさせていただきたく思います。

渡辺 誠

幹事報告

ポリオチャリティゴルフコンペ予選会について

拝啓 小夏の候 ますますご清祥のことお慶び申し上げます。平素はロータリー財団活動に多大なるご協力を賜り誠にありがとうございます。

さて、例年開催しておりました「地区ポリオ根絶チャリティーゴルフコンペ」につきまして、今年度は、各グループで予選会を勝ち抜いた優勝・準優勝の方による地区決勝戦「ガバナー杯」を開催することとなりました。つきましては、別添文書をご覧の上、グループ内でご相談の上、予選会を開催いただきますようよろしくお願いいたします。

なお、当日ポリオプラス小委員会のお手伝いが必要な場合は準備の都合上、開催日と場所が決まりましたら、ガバナー補佐よりガバナー事務所あてに、開催日1か月前までにお知らせいただきますよう重ねてお願い申し上げます。             敬具

ポリオプラスチャリティゴルフコンペRI2680地区ガバナー杯争奪戦

国際ロータリー第2680地区ポリオプラス小委員会

【背 景】
この数年、地区主催のチャリティゴルフコンペを開催してまいりましたが、毎回参加者が100名前後で、手間のかかる割には多くのチャリティ募金を集めることができませんでした。(毎回グッズ販売込みで100万円程度)

【目 的】
グループごとにチャリティゴルフコンペ(ガバナー杯予選会)を開催し参加者を増やすことで、ポリオ基金への寄付を増やします。
(参加者数500名、ポリオ基金への寄付「20,000ドル+グッズ売上金」を見込んでいます。)

【予選会】
2024年3月までに、各グループにて「ガバナー補佐主催ポリオプラスチャリティゴルフコンペ」を開催していただきますようお願いいたします。

開催日:   10月24日(火)の「世界ポリオデー」前後でお願いします。

競技方法:  開催コース等は、各グループにて自由に取り決めてください。

競技参加資格:予選会のエントリーフィーとして、5000円以上を納めた方。

決勝進出者: 有資格者の中で上位2名(3位は補欠)

【予選会後の報告および寄付額送金について】
ゴルフコンペ実施後は、ガバナー事務所まで、すみやかに報告書のご提出および寄付金のご送金をお願いいたします。
コンペのエントリーフィーは、ポリオ基金寄付への個人実績として、ガバナー事務所からロータリー財団に一括送金させていただきます。(同送の報告書式をご使用ください。)
報告書式は下記のとおり3シートに分かれています。
シート① ポリオ基金への寄付 個人実績リスト
エントリーフィーの5000円はポリオ基金寄付の個人実績とさせていただきますので、ID番号は必ず記載ください。
なお、開催日によっては、開催時のロータリーレートとロータリー財団への送金日のレートが違ってしまう可能性もありますが、その場合はなにとぞご容赦ください。
個人的に、さらに寄付をされる場合は金額を追加してください。

シート② ポリオグッズ売上リスト
お手数ですが、在庫確認のためご協力をよろしくお願いします。

シート③ 送金明細書

つきましては、③の送金明細書に必要事項を入力の上、
・①ポリオ基金への寄付額+②ポリオグッズの売上代+コンペ当日の募金*をガバナー事務所まで一括送金ください。
*コンペ当日の募金はすべて2680地区の寄付として計上させていただきます。
なにとぞご了承ください。
・送金明細書一式はエクセルデータでご送付いただきますようお願いいたします

【決勝戦】
主  催: 安行英文ガバナー
事 務 局: ロータリー財団委員会ポリオプラス小委員会
参加資格: 各グループでの予選会の優勝者と準優勝者の26名
場  所: 小野ゴルフ倶楽部を予定
開催日時: 2024年5月頃
*開催日と開催場所が決定次第、追って連絡させていただきます。

競技方法: 参加者所属のロータリークラブに事前配付いたします。

以上

委員会報告

お世話になっております。ロータリー米山記念奨学会です。

今月の“ハイライトよねやま”ができあがりましたので、お送りします。
ぜひご覧いただければ幸いです。

よろしくお願いいたします。

▼全文は、こちらよりご覧ください。
http://www.rotary-yoneyama.or.jp/content/uploads/summary/highlight280_pdf.pdf

(公財)ロータリー米山記念奨学会ニュース
………………………………………………………………………
★ ハ イ ラ イ ト よ ね や ま 280号 ★  2023年7月13日発行
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::今月のトピックス::
——————
・2022-23年度 寄付⾦結果
・第2回 次期地区米山奨学委員長セミナー開催
・学友ロータリアンが10万円寄付「毎年続ける」
・10年の時を経てベトナムで再会
学友からの高額寄付

《今月のピックアップ記事》
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学友ロータリアンが10万円寄付「毎年続ける」
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中国出身の米山学友で、第2620地区
甲府中央RCに所属する伊原 廣鴻さん
(1997-98/一宮RC)が10万円を寄付し、
6月26日の例会にて第1回米山功労者として
表彰されました。

現在は山梨県内で内科医として勤務している
伊原さんは、「米山奨学生に合格した時は、
世界が変わったかのように嬉しかったことを
今でも覚えています。一宮RCの当時の
カウンセラーさんには何から何までお世話になり、
本当に感謝しています。これからは、米山奨学生
だったことへの恩返しをするべく、毎年寄付を
続けるだけでなく、医療でも地域に貢献して
いきたいです」と、力強く今後の意気込みを
語りました。

例会では、同地区の渡辺郁米山委員長が
卓話を行い、当事業の概要について説明。
質疑応答も行い、米山奨学事業への理解を
深めました。

同クラブは、衛星クラブとしての活動を経て、2022年
4月に正式にロータリークラブとして始動。同地区内
において女性比率1位のクラブとして2年連続で表彰
された特徴的なクラブで、2023年4月からはモンゴルからの
奨学生を受け入れています。

その他の記事は、ぜひPDF版をご覧ください。
→ http://www.rotary-yoneyama.or.jp/content/uploads/summary/highlight280_pdf.pdf

以上

※メールアドレスの変更、配信解除などのご希望がございましたら
お手数ですが、このメールの返信にてお知らせください。
よろしくお願い申し上げます。
…………………………………………………………………………
公益財団法人ロータリー米山記念奨学会
事務局長 柚木裕子
編集担当 長尾
Tel:03-3434-8681  Fax:03-3578-8281
問い合わせメール: [email protected]p
米山記念奨学会ホームページ: http://www.rotary-yoneyama.or.jp/
…………………………………………………………………………

卓 話

倫理観を実践に移す

スコットランド出身のゴードン R.マッキナリーRI会長は、優先事項を実現する準備ができています

毎年1月にイギリス全土で開催される「バーンズ・ナイト」。スコットランドを代表する詩人ロバート・バーンズ(1759-1796)の誕生日を祝って、彼の歌や詩を披露・鑑賞する日です。そしてもちろんスコッチウイスキーやスコットランドの伝統料理・ハギスも振る舞われます。これぞまさにスコットランド。自宅にほど近いスコティッシュ・ボーダーズの町ガラシールズで、ゴードンさんも友人たちと一緒にバーンズ・ナイトを楽しんでいます。

連れ添って42年の妻ヘザーさんは、1997年にグラスゴーで開催されたロータリー国際大会の時に仕立てたサッシュ(リボンや帯の一種)をまとって、子ども時代から慣れ親しんだバーンズの歌を朗々と歌い上げます。音楽の専門教育を受けた彼女は、オペラ歌手であり、音楽教師でもあります。

少しのもので満ち足りて、もっとあれば陽気にうかれ

悲しみと苦労がおいでなさるときはいつも

忍び寄るところを追い返す

旨いエールとスコットランド民謡で


郷土料理ハギスは羊の内臓とタマネギ、オートミール、牛や羊の脂肪、塩コショウ、数種類のスパイスをブイヨンと混ぜ合わせ、羊の胃袋に詰めて煮込んだ伝統料理です。マッキナリー夫妻は旅する先々でハギスの魅力を広めています。

「アメリカで、このスコットランドの伝統料理を作るために地元の食材を調達して、ホテルの客室の電子レンジで調理したら、1週間ずっとハギスの臭いが部屋に残りましたね。シカゴ滞在中は、RI理事会の方々にもハギスを出しました。皆さん気に入ってくれたようですが、何を食べているのかお分かりではないようでした」とヘザーさんは言います。

ゴードンさんは、エディンバラの風光明媚(めいび)な海辺の町ポートベローで育ちました。白い砂が美しいビーチで有名な町です。ゴードンさんの母は私立保育園を経営し、父はグレンモーレンジィウイスキーを製造するマクドナルド&ミューアで働いていました。亡くなった弟のイアンさんは3歳年下で、子どもの頃の2人はラグビーに夢中だったそうです。

10代後半でヘザーさんと出会い、各々の学校のフィレンツェ合同研修で、交際が始まりました。「私たちはいつも一緒というわけではなくて、それぞれが自分のやりたいことをしています。ロータリーでも、私は、セルカーク・ロータリークラブ(RC)の衛星クラブであるボーダーランズ・パスポートクラブに所属しており、ゴードンはサウスクイーンズフェリーRC会員です。仕事の都合もあって、ずっとそんな感じでした。どちらも自立していますが、夜、帰宅すると、その日あったことをおしゃべりします」とヘザーさん。ゴードンさんもうなずきます。

夫妻にはレベッカとサラという2人の娘と、アイビーとフローレンスという2人の孫がいます。ゴードンさんは妻・ヘザーさんのことを「とても心が広くて、長年にわたって私を大いにサポートしてくれています。良い相談相手なんです。いつも本当のことを教えてくれます。例えば私が発表をしたとして、みんなが褒めてくれるところを、いつも本音で語ってくれます。彼女のサポートがなければ、私は任務を全うできなかったでしょう」と話します。

二人がエディンバラのクレイグズバンク教区教会で結婚した時、メソジスト教会の信徒だったゴードンさんはスコットランド教会に移籍しました。今では教会の長老と理事を務めるゴードンさんは、これまでいくつもの教会の重職を務めてきました。

「私も亡くなった弟も、他人を助け、思いやることを両親から教わりました。このことは一生忘れないと思います。私個人の信仰や、同じように強い信仰を持つ家庭で育ったことは、間違いなく私の人生に影響を与えました」と彼は言います。

ゴードンさんはスコットランドの首都エディンバラで30年以上にわたって歯科診療所を経営し、2016年に退職。後進の指導にも携わり、イギリス小児歯科学会の支部会長も務めました。退職後、夫妻は長年住み慣れたサウスクイーンズフェリーを離れ、スコティッシュ・ボーダーズに移住。30年以上抱いていた思いがかなったのです。

「先祖がボーダーズ出身だからいつかそこでついのすみかを持てればいいね、と話していました。母方は農家で、母は今の私の住まいから約25km離れた農場で生まれました。ボーダーズに引っ越してきてから、私のDNAが母の故郷に帰ってきたように感じる、と皆さんに言っているんですよ」とゴードンさん。

冒頭のバーンズ・ナイトに話を戻すと、ガラシールズの学校に通う子どもたちがロバート・バーンズの作品を詩情豊かに朗読するのを味わいながら、ゴードンさんはこの夕べを満喫しています。ポピー・ルン少年が「ハギスに捧(ささ)げる詩」を朗読後、芝居がかったしぐさでハギスに入刀。バグパイプやフィドルの演奏が続き、さらにはみんなで民謡を歌い、最後にはスコットランド民謡「蛍の光」の合唱が行われます。


数日後、ゴードンさんはスコティッシュ・ボーダーズの中心を流れるツイード川に臨むウォルター・スコット邸(アボッツフォード・ハウス)に来ていました。田園地帯は緑のタペストリーのようで、遠くにはローマ時代の歴史が残るエイルドン・ヒルズの円すい形の山頂が三つ並んで見えます。美しい景勝地で、ゴードンさんは普段から訪問者をよくここに連れてくるそうです。

ウォルター・スコットは、やはりスコットランドを代表する小説家、詩人、歴史家で、タータンの着用を普及させ、歴史小説の先駆者。ビクトリア女王も彼のファンだったといいます。これまでに『アイヴァンホー』や『ロブ・ロイ』といった彼の作品が映画化されています。彼の邸宅の建築様式は、エリザベス2世の避暑地であるバルモラル城など、スコットランドの多くの建物にインスピレーションを与えました。

スコットとこの地のつながりは、生後18カ月でポリオにかかった時に始まりました。右足がまひしていたので、両親は彼を静養させるためにケルソー郊外の祖父の農場に送り出しました。「ウォルター卿はポリオのせいでボーダーズに連れてこられて、そこでのちのち、彼の作品にインスピレーションを与える物語や歌を聞いたのです」とスコット邸を管理するメアリー・ケニーさんは説明します。スコットはロータリーに入会していたら素晴らしい会員になっただろうとゴードンさんもケニーさんも口をそろえます。

ゴードンさん自身のロータリーの旅路は26歳の時に始まりました。サウスクイーンズフェリーRCに入会したのは、マッキナリー家が通う教会の信徒だった友人に勧誘されてのことです。「当初、私はロータリークラブの存在を、この町で友人をつくり、地域社会に恩恵をもたらす活動ができる素晴らしい手段だと考えていました。しかし、地域だけにとどまらず、ロータリーの活動が世界中で行われていると知った時、私は心を奪われました」と彼は言います。

今ではなくなってしまったケルソーRCの会員だった3年間を除き、ゴードンさんはずっとサウスクイーンズフェリーRC会員です。1997-98年度に地区ガバナーを務め、ロータリー100周年を迎えた2004-05年度には、グレートブリテンおよびアイルランド内国際ロータリー(RIBI)の会長を務めました。

RIBI会長になる少し前に、ゴードンさんはルワンダと南アフリカを訪問し、1994年のルワンダ大虐殺とHIV/エイズによって孤児になった子どもたちのため、活動を行いました。その後、両国で活動していたHope and Homes for ChildrenとのRIBIパートナーシッププロジェクトの立ち上げを支援。これは、持続可能な未来に向けて食料、シェルター、医療、教育の面で孤児を支援するプロジェクトです。

ゴードンさんのアフリカでの活動はケニアにも広がっています。新型コロナウイルス感染症の世界的大流行の直前、スコットランドのロータリー会員が主導するプロジェクトの一環として、奉仕活動を行うために同国を訪問。ニュンバニ村で歯科診察を行いました。また、ゴードンさんは宿泊施設の改修も手伝いました。

「ロータリーは、人々を支援できる素晴らしい手段です。また、ロータリーのおかげで世界中に友人ができ、この世界をよりよく理解できるようになりました。人として成長することもできて、その全てが私にとってはロータリーの魅力となっていて、それを他の人々とも分かち合いたいと思うのです」と彼は言います。


ゴードンさんは郷里を離れませんでしたが、弟のイアンさんはエディンバラのヘリオット・ワット大学を卒業後、ロンドン郊外に暮らし、ローターアクターとして活動していました。コンピューター業界で働いていた時に妻となる人と出会いました。2人の兄弟とその家族は長年にわたってお互いを訪ね合っていたのですが、その弟がうつ病に苦しんでいたとはゴードンさんには思いも寄らないことでした。イアンさんは、2014年2月8日に自ら命を絶ちました。

その瞬間にイアンさんを愛する人たちの人生は一変。「どんなサインを見逃してしまったのだろう?」「もっと何かできたのではないだろうか?」と今でも自問し続けています。

ゴードンさんは、1月にフロリダで開催された国際協議会でのスピーチで、弟の自殺について初めて公の場で話しました。このスピーチの練習はつらいことでした。「楽ではありませんでしたよ。泣き崩れずに最後まで話し終えられたのは、その日が初めてでした」とゴードンさんは言います。

弟のことを話したのは、同情してもらうためではなく、メンタルヘルスの問題は誰にでも振りかかってくるのだと知ってもらうためでした。なぜ自分がこの問題についてこだわっているのかを説明したかったのです。「その後、多くの人が私のところに来て、『非常によく似た経験をした』と話してくれました」

昨年、ゴードンさんは慈善団体Bipolar UKのアンバサダーに就任し、RIBIとのパートナーシップを開始しました。弟の一件以来、この団体と深い思いを分かち合い、自殺予防に関するウェビナーを開催し、うつ状態についての動画を制作して支援しています。

そして、ゴードンさんはRI会長の優先事項の一つとして、メンタルヘルスを挙げることにしました。「このことで、メンタルヘルスについて話すことの社会的なタブーをなくし、人々がより質の高いケアを見つけられるように応援し、回復への道のりをお手伝いしようと皆さんに呼びかけていきます」

ゴードンさんにとって、このこともまた、ロータリーを通じて、個人的な倫理観を行動に移す機会となりました。

アボッツフォード・ハウスを訪れた後、ゴードンさんはケルソー・ラグビーフットボールクラブ(RFC)へと私たちを連れていきました。地元対決で、ナショナルリーグ1部のガラとの対戦でした。ボーダーズの人々を団結させるものがあるとすれば、それはラグビーへの情熱です。

この地域ではスコットランドが誇る最強のラグビー選手が何人も輩出されており、その多くは強豪のブリティッシュ・アンド・アイリッシュ・ライオンズでプレーしています。

試合前に、クラブハウスでマッキナリー夫妻はロータリークラブの6人の友人たちと一緒にレンズ豆のスープとステーキパイで腹ごしらえ。会話は盛り上がり、近況を語り合いながら笑い声が絶えません。

元警察官のダグ・フォーサイスさんは機転が利く人で、新しいボーダーランズパスポートRCに入会しないかと、この機を逃さずにすかさず、ケルソーRFCのニール・ヘイスティ社長に話しかけています。「ニールは、地域社会でロータリーがどういう活動をしているのかを知っていますが、パスポートクラブの柔軟な運営が気に入っています。毎週の例会はありませんし、食事会もありません。月に1度くらい集まってコーヒーとスコーンをつまんで、プロジェクトを実施しています。私たちはロータリー活動を行うために集まるのであって、ロータリーの話をするために集まるのではないわけですから。ロータリーを行動的で魅力的なものにすることを目指しています」とフォーサイスさん。ゴードンさんは称賛の表情を浮かべて聞いています。「これがロータリーの柔軟性で、これが未来なんです」とフォーサイスさんは付け加えます。

このテーブルを囲んで、スコットランド人で2人目、イギリスからは6人目となるRI会長になるマッキナリーさんをたたえる声が上がっています。彼らからは離れたところで、サウスクイーンズフェリーRC会長のサンディ・マッケンジーさんが「このことを誰もが非常に誇りに思っている。みんなが大喜びです。ゴードンは飾り気がなくて堅実なロータリアンです。地に足が着いているんです」と話します。

クラブ仲間のケイト・ギブさんは、30年来の親友がRIの会長に座することは昔から分かっていたと打ち明けます。「クイーンズフェリー教区教会のキャメロン師に、ゴードンはいつかRI会長になりますよ、と話したことを覚えています。直感かな。ゴードンは謙虚で、勤勉な人です」とギブさん。

ラグビー選手時代のゴードンさんはフォワードで、背番号は8。「ラグビー選手として将来有望かと思ったら才能がまったくなくて早々にやめました」と本人は言います。

食事の後、両チームの熱狂的なファンの間に挟まれてスタンド最前列から友人たちと試合を見守っています。トライも数多く試みられ、観客から声援が次々に寄せられる、展開の早い、流れるような試合でした。

ラグビーはマッキナリー家の生活において大きな位置を占めています。ゴードンさんが以前勤めていた歯科クリニックは、マレーフィールド・スタジアムのすぐ近くにありました。2016年に診療所を売却した際、スコットランド代表の国際試合の時にはそこに駐車していいという条件を付けました。

ヘザーさんは、ゴードンさんと一緒に試合を見ていた娘のサラさんがテレビカメラに映った時のことを、振り返ります。「ええ、ボーダーズでは子どももラグビーファンですから」と。BBCのラグビー解説者ビル・マクラーレンさんが歌うように言ったそうです。

今日の試合はケルソーはガラに31対36で敗退。スタジアムを出ようという時に、妻のヘザーさんが言いました。「ゴードンが、RI会長指名委員会の誰かがやってきて、『ごめんなさい、会長候補に電話するつもりだったのに間違えました』と言われるかと思っていた、と冗談を言っていましたよ。『別の人に電話するつもりだったのに』って。私も、世界でも一流の場所を訪れたり、各国の首脳とお会いしたりするなんて信じられません。自分の頰をつねって『私たちはスコットランドの、人口500人の小さな村出身。RIを代表するなんて、私たちは一体何をしてるんだろう』って思っていました」

私たちと別れる前に、ヘザーさんは夫が成し遂げたことを心から誇りに思っていることを認めていると言いました。「でもゴードンにはそんなこと言っちゃ駄目ですよ!」

この卓話は MyROTARY に掲載された記事の引用です。ぜひこちらから全文をご覧ください

おわりの点鐘