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MAKE UP

第536回例会

Rotary E-club of HYOGO

2026年4月27日開会

4月は環境月間です

はじめの点鐘

はじめの点鐘

ロータリーソング

SAA: 今週のロータリーソングは、「奉仕の理想」です。元気よく歌いましょう。

  • ♪ 奉仕の理想Open or Close

    奉仕の理想に集いし友よ   御国に捧げん我等の生業
    望むは世界の久遠の平和   めぐる歯車いや輝きて
    永久に栄えよ   我等のロータリー

例会

会長の時間

皆さん、こんにちは。HYOGOロータリーEクラブ会長の長澤です。

4月27日、第536回例会の会長の時間です。

今回で4月も最終例会となり、2025-26年度も残り2か月となってきました。

いよいよ新年度への動きもスタートしてまいりました。週末の4月26日、『2026年クラブ・リーダーシップ・ラーニングセミナー』が神戸ポートピアホテルで開催されました。

次年度会長・幹事含む10委員部門が集まり、次年度に向けた研修を受けました。

その中で頭に残っていることが、新しい形のクラブの在り方への模索です。

会員数減少、会員増強への課題に対しての解決策として、例会数、例会のやり方、会費、事務局の位置づけなど、色々な具体的な対策のお話もよく各クラブさんからも聞きます。

いよいよ、我々EクラブがEクラブであることが特徴とするだけではいけないと痛感しております。

HYOGOロータリーEクラブの特徴、強味、弱み、ターゲット(ペルソナ)を明確にして、次年度以降もクラブとして成長していきたいと思いました。

5月14日には今年度最後の親睦会を予定しております。そこにはゲストも2名参加予定です。ロータリーのこと、Eクラブのこと、会員のことを知ってもらい、興味をもっていただく入り口になればと思います。皆さん奮ってご参加ください。

では今週も例会ご参加ありがとうございました!今週も宜しくお願いします。

例会

幹事報告

三木 ロータリー日本財団理事長ならびに姫路ロータリークラブより。
片山大臣とのご面会が、ロータリーのソーシャルメディアに投稿されました。

 

例会

卓 話

ココナッツと環境問題

〜日々の食の選択から考える、持続可能な社会〜

水井裕

皆さま、こんにちは。このたび初めて卓話の機会をいただきましたので、まずは私自身の事業に関わる身近なところからお話しさせていただきたいと思います。

私は現在、大阪で株式会社ココウェルという会社を経営し、ココナッツ製品を専門に製造・輸入販売しています。ココナッツオイル、ココナッツシュガー、ココナッツミルク、MCTオイルなど、ココナッツに特化した事業を続けてきました。

私たちの暮らしは、世界中の自然環境や生産地と深くつながっています。毎日の食卓に並ぶ食品、何気なく手に取る商品、その一つひとつの背景には、農業、流通、加工、消費、廃棄といった多くの過程があります。

環境問題というと、地球温暖化、森林伐採、海洋プラスチック、異常気象など、とても大きな問題として語られることが多くあります。そのため、日々の暮らしとは少し距離のあるもののように感じることもあるかもしれません。しかし、私たちが毎日いただいている食べ物や、何気なく手に取る商品も、実は世界の自然環境や生産地とつながっています。どのような原料から作られているのか、どのような人たちが生産しているのか、そしてその背景にどのような地域の暮らしがあるのか。そうしたことに少し目を向けるだけでも、環境について考える入り口になるのではないかと思います。

特に農産物は、自然環境と切り離すことができません。気候、土壌、水、森、生物多様性、そして地域で暮らす人々の生活。そのすべてが関係しています。農業は人間の命を支える大切な営みである一方で、土地利用や水資源の使用、温室効果ガスの排出などを通じて、環境にも少なからず影響を与えています。

だからこそ、これからの時代には「何を食べるか」だけでなく、「どのように作られたものを選ぶか」という視点も大切になっていくのではないかと感じています。

その中で、私が長年注目してきた作物がココナッツです。

ココナッツは、東南アジアや太平洋地域、南アジア、中南米など、熱帯地域で広く栽培されている作物です。フィリピンでは「生命の木」とも呼ばれ、実、果汁、殻、繊維、葉、幹に至るまで、さまざまな用途に活用されています。

果肉からはココナッツオイルやココナッツミルクが作られます。花の蜜からはココナッツシュガーが作られます。殻は炭や燃料に、繊維はマットやロープに、葉や幹は建材や工芸品に使われることもあります。つまりココナッツは、一つの実だけでなく、木全体に利用価値がある作物です。

この「無駄なく使える」という特徴は、これからの循環型社会を考えるうえで、大きな意味を持っていると感じます。これまで捨てられていた部分にも価値を見出し、地域の中で活用していくことは、廃棄物の削減だけでなく、生産者の収入源を増やすことにもつながります。

もう一つ、ココナッツの大きな特徴として、他の植物と共生しやすいことがあります。ココナッツの木は背が高く、樹冠の下に空間ができるため、その下でカカオ、コーヒー、バナナ、パイナップル、野菜、豆類など、さまざまな作物を一緒に育てることができます。

このように、樹木と農作物を組み合わせて育てる方法は「アグロフォレストリー」と呼ばれます。単一の作物だけを広い面積で育てる農業とは異なり、複数の植物が共存することで、土壌を守り、生物多様性を保ち、農家にとっても収入源を分散できる可能性があります。

たとえば、ココナッツだけに頼る農業では、価格が下がった時や台風で被害を受けた時に、農家の生活が大きく影響を受けます。しかし、ココナッツの下でカカオやバナナ、野菜なども育てることができれば、収入の柱をいくつか持つことができます。これは環境にとってだけでなく、農家の暮らしを守るうえでも大切な考え方です。

また、ココナッツは海岸沿いでも育つ作物として知られています。塩分を含む環境にも比較的強く、熱帯の沿岸部や島々で人々の暮らしを支えてきました。近年、気候変動による海面上昇、台風の大型化、干ばつ、塩害などが世界各地で課題となる中で、厳しい環境にも適応しやすい作物の重要性は、ますます高まっていくのではないかと思います。

もちろん、ココナッツが気候変動のすべてを解決するわけではありません。台風や病害、農家の高齢化、収穫や加工の手間など、多くの課題もあります。しかし、熱帯地域の環境に根づき、他の作物と共生しながら、食料、油脂、燃料、生活資材など多様な価値を生み出せるという点で、ココナッツには持続可能な農業を考えるうえで大きな可能性があると感じています。

また、ココナッツは小規模農家によって栽培されていることが多い作物です。熱帯地域の農村では、ココナッツが生活を支える重要な収入源になっています。しかしその一方で、原料価格の低迷、加工技術の不足、気候変動による台風や干ばつの影響、農家の高齢化など、さまざまな課題も抱えています。

環境問題と貧困問題は、決して別々の問題ではありません。自然環境が悪化すれば、最も影響を受けるのは、自然に近い場所で暮らしている農村部の人々です。台風や干ばつ、収穫量の減少、価格の不安定化は、農家の暮らしに直接影響します。反対に、農村部で安定した収入が得られなければ、人々は都市部へ移動せざるを得なくなり、都市の貧困や過密化にもつながっていきます。

つまり、持続可能な社会を考えるうえでは、環境だけを見るのではなく、そこで暮らす人々の生活や産業も一緒に考える必要があります。

私がこのようなことを考えるようになったのは、学生時代にフィリピンで環境問題を学んだ経験がきっかけです。その中で、マニラのスモーキーマウンテンというゴミ山を訪れたことがあります。そこで見たのは、生活のために廃棄物の中から鉄くずやプラスチックを拾い集める子どもたちの姿でした。

その光景は、私にとって大きな衝撃でした。なぜこのような貧困が生まれるのか。どうすれば、農村部の人々が都市に出なくても暮らしていける社会をつくれるのか。そう考える中で、フィリピンの農村に広く根づいているココナッツという作物に可能性を感じるようになりました。

ココナッツの価値を高め、継続的に買い続ける仕組みをつくることができれば、農村部の収入向上につながるかもしれない。環境に配慮しながら、生産地の暮らしも支えることができるかもしれない。そう考え、私はココナッツ製品を専門に扱う事業を始めました。

現在、私たちココウェルでは、ココナッツオイル、ココナッツシュガー、ココナッツミルク、MCTオイルなど、さまざまなココナッツ製品を日本で販売しています。商品を通じて、ココナッツの健康面での魅力だけでなく、その背景にある生産地や環境のことも伝えていきたいと考えています。

また、フィリピンのココナッツ農家の子どもたちを対象にした奨学金活動にも取り組んでいます。教育の機会を得た若者たちが、将来、地域やココナッツ産業に関わる人材となれば、単なる一時的な援助ではなく、地域の未来につながる循環を生み出せるのではないかと考えています。

環境問題への取り組みと聞くと、どうしても大きな技術革新や政策の話を思い浮かべがちです。もちろん、それらが重要であることは言うまでもありません。一方で、日々の食の選択や、地域の農産物を大切に使うこと、これまで十分に活かされてこなかった資源に新しい価値を見出すことも、持続可能な社会に向けた身近な一歩になるのではないかと感じています。

ココナッツは、私たちにそのことを教えてくれる作物だと思います。一つの作物を無駄なく使うこと。生産地の暮らしを守ること。自然環境と共生すること。他の植物とともに育ち、農村の暮らしを支えること。そして消費者がその背景を知り、選ぶこと。

私たちの会社の使命は、「ココナッツで世界をやさしく、すこやかに」という言葉に込めています。

この言葉には、人の健康だけでなく、生産者の暮らし、地域社会、そして地球環境も含まれています。買う人、作る人、自然環境のすべてにとって、少しでもよい循環をつくりたい。そういう思いで、日々事業に取り組んでいます。

環境問題は、とても大きなテーマです。しかし、だからこそ私たちは、身近なところから考える必要があるのではないでしょうか。毎日の食卓、買い物、商品選び。その一つひとつが、世界のどこかの農村や自然環境とつながっています。

ココナッツという一つの作物を通じて、環境、貧困、農業、健康、そして消費のあり方を考える。そのような視点を、これからも多くの方々と共有していきたいと思います。

例会

おわりの点鐘

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