第281回例会
Rotary E-club of HYOGO
2020年8月3日開会
8月は会員増強・新クラブ結成推進月間です
はじめの点鐘
ロータリーソング
SAA: 今週のロータリーソングは、「君が代」と「我らの生業」です。元気よく歌いましょう。
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♪ 君が代Open or Close
君が代は
千代に八千代に
さざれ石の
巌(いわお)となりて
苔(こけ)のむすまで -
♪ 我らの生業Open or Close
一、我等の生業さまざまなれど
集いて図る心は一つ
求むるところは平和親睦
力むるところは向上奉仕
おゝロータリアン 我等の集い
二、奉仕に集える我等は望む
正しき道に果をとるを
人の世挙りて光を浴みつ
力を協せて争忌むを
おゝロータリアン 我等の集い
会長の時間
皆さんこんにちは。2020-21年度8月第1回、通算第281回例会です。
ようやく関西も梅雨明け宣言が出たようで、夏真っ盛り、連日30度超えの猛暑日が続いています。余談ですが、なぜか今年は、例年よりセミの鳴き声が大きく感じると、何人かに聞きましたし、自分でもそう思います。
そしてコロナは、第2波?が、また全国的に拡大傾向です。果たしていつまで?
ただ幸いなことに、以前ほど重症者は出てはいないようです。こうなったら各自、免疫力で対抗するしかありません。
免疫力といえば、夏に欠かせない栄養源、日本の国民食と言われる「カレー」ですね。
有史以前から生活に密接に関わり、食事や医療に取り入れられてきたスパイス。古代インドでは、ナツメグを頭痛、熱病、口臭消し、整腸の医薬品として使用されていることが、バラモン教の経典に記されているとのことです。
現代でも様々な効能があることが科学的に証明されており、胃薬の原料にはシナモン、クローブ、フェンネルなどが入っているほどです。
「カレー」で思い出すのは、約20年前、神戸市垂水区にある明石大橋を望む風光明媚なアウトレットモールのカフェで店長をしていた私が、同じレストラン棟にある神戸の老舗インド料理店に、休憩時間になると、良くカレーを食べに行っていた事です。ピークを過ぎた14時半過ぎ、キッチンの奥で横になられているインド人シェフに「今、いけますか?」と声をかけて、カレーを作ってもらっていました。食べ始めると、インド人店長が、何故か向かいに座って来て、いつも「いろいろ教えてください」とおっしゃるので、「このカレーの味は、インドの味ですか?」と質問すると、あっさり「日本人向けです」とも言われました。本場の味を食べてるつもりでしたが、やはり日本人用にアレンジされてたんですね。まぁ今や「ココイチカレー」が、インドで大人気らしいですから、日本が本場になったのかもしれません。
さて、先月の第2回の奉仕の理想のところで、「四つのテスト」でチェックというくだりが出てきましたが、今週は、その「四つのテスト」にスポットを当ててみましょう。
1932年の恐慌の時、シカゴRCのハーバート・テーラー(1954-55年度 RI会長)が、倒産の危機に瀕していた調理器具メーカーの再建を要請され社長に就任した際、正しい営業活動を行えば必ず再建できると考え、「四つのテスト」を示しました。
① 真実かどうか
・商取引において、商品の品質、納期、契約条件において嘘偽りがないかどうか
② みんなに公平か
・すべての取引先に対して公正かどうか
③ 好意と友情を深めるか
・その商取引が店の信用を高めると同時に、よりよい人間関係を築きあげて、取引先を増やせるか
④ みんなのためになるかどうか
・その商取引のよって、全ての取引先が適正な利潤を得るかどうか
これにより、同社の業績は改善され、5年後に借金完済、15年後には多額の配当がでるまでになりました。
この「四つのテスト」が、職業人としてのロータリアンの心構え、ロータリーの倫理基準を簡潔かつ的確に表しており、1943年に職業奉仕のプログラムに組み込まれ、1954年、彼がRI会長に就任した際、版権をロータリーに委譲し、ロータリアンの道徳的指標となりました。
ロータリーに入会した頃は、「四つのテスト」は、シンプルかつ哲学的でもあり、勝手に意味を想像してたものでしたが、改めて、商取引に関する言葉と分かった時は、なるほど!と思ったものです。
「もっと知って、もっと楽しもう。」本年度クラブテーマです。8月もよろしくお願いします!
2020-21年度
HYOGOロータリーEクラブ
会長 児玉貴春
幹事報告
令和2年7月豪雨災害支援のお願い
いつもお世話になっております。
表題の件につきまして、
「令和2年7月豪雨災害」支援のご協力のお願いを、
髙瀬ガバナーよりお預かりしておりますので、
添付ファイルのご確認をよろしくお願い致します。
以上、よろしくお願いします。
2019-20年度地区会計決算のご報告
お世話になっております。
2019-20年度地区会計決算のご報告一式をお送りいたします。
ご査収の程よろしくお願い申し上げます。
国際ロータリー第2680地区
2019-20年度
ガバナー 浅木 幸雄
会計長 土井 正孝
委員会報告
卓 話
新型コロナウイルスの影響で公共交通機関が利用不可能となったマニラで、病院や検査機関で働く人たちのためロータリー会員がワゴン車を提供
新型コロナウイルスの国内での流行が始まり、フィリピンのマカティウェスト・ロータリークラブ会員は即座に行動を起こしました。地方自治体から新型コロナウイルスの最初の症例が報告されてすぐ、マカティシティにある同クラブは、リソースを集め、直接的支援を提供するために、数回の緊急会合を開きました。
「パンデミックを受けてクラブは即座に行動に移しました」と話すのはクラブ会長のエリコ・テンスアンさんです。「私たちはロータリーです。問題を解決するのがロータリーです。だから私たちは、最前線で働く医療従事者にすぐに支援を提供するにはどうしたら良いかを考えました」。感染者数とコロナウイルスに伴う疾患が増えだしたことを受け、フィリピン政府は3月15日、ロックダウンを宣言。フィリピンの人口の半分が暮らすルソン島では、ほとんどのビジネスが閉鎖され、公共交通機関も利用不可能となりました。
これにより、多くの医療従事者が通勤で大変な思いをすることになり、テンスアンさんによれば、勤務先まで2時間も歩かなければならない人もいました。
このような状況下では、小さな思いやりの行為が大きな変化をもたらします
エンリコ・テンスアンさん(フィリピン、マカティウェスト・ロータリークラブ会長)
安全な移動手段のニーズに応え、ジープやそのほかの車両を製造するFrancisco Motor CorpのCEOで会長であるクラブ会員のエルマー・フランシスコさんが、最前線で働く医療従事者がマカティやマニラにある病院に通勤ができるよう、10台のワゴン車を寄贈しました。フランシスコさんはさらに、交通局とも協力し、ワゴン車の運行許可を取得したほか、利用者に最も便利なルートを手配しました。
3月以来、30人が乗車できるこのワゴン車は、指定された乗車場と地元の病院の間を、毎日24時間体制で運行しています。フィリピン最大の医療機関であるフィリピン総合病院もその一つです。
クラブがガソリン代を賄い、会員は疲れ切った利用者たちに軽食を提供しました。さらに、公共交通機関が利用できなくなったことで仕事を一時的に失った17人のドライバーの給与も支払いました。クラブはこのプロジェクトを少なくとも5月末まで継続することを予定しています。
フランシスコさんは次のように話します。「最前線で働く医療関係者とドライバーの献身的な姿が胸を打ちます。片道2時間を徒歩で通勤するなど、到底考えられないことでした。彼らはすでに新型コロナウイルスとの闘いで自らの命を危険にさらしているのです。安全に仕事をしてもらうためにも、このプロジェクトは不可欠でした」
マカティウェスト・ロータリークラブ会員はさらに、医療従事者のための宿泊も手配しました。新型コロナウイルスの検査を行うResearch Institute for Tropical Medicineで働く約50人の技師と職員のために、職場に近いモーテルでの宿泊を30日間分確保したのです。ここで働く職員の勤務時間は長く、近場で宿泊できることは大きな安心につながると、テンスアンさんは話します。
宿泊代はクラブが負担する計画でしたが、クラブの活動に感銘を受けた地方自治体が1カ月分の宿泊代を肩代わりしてくれました。会員は、研究所やモーテルのスタッフのために身の回り品や軽食を袋詰めしました。「ちょっとした品の詰め合わせですが、皆さんとても喜んでくれました。このような状況下では、小さな思いやりの行為が大きな変化をもたらします」とテンスアンさん。
クラブはさらに、病院職員が必要とする個人防護用品(PPE)を多数生産してきたフィリピンのファッションデザイナーのグループが実施する「Fashion for Frontliners」という活動のための募金も行いました。PPE(マスク、手袋、ガウン)のために数千ドルを寄付したほか、フランシスコさんの車両を使って、これらを病院まで届けました。不動産業を営むテンスアンさん自身も、病院職員が衣服やPPEを洗うことができるよう、フィリピン総合病院に3台の洗濯機を寄贈しました。
「これまでのクラブによる対応に誇りを感じています」とテンスアンさん。「でも、まだやるべきことが多くあります。ウイルスが脅威となっている限り、クラブのリソースを最大限に生かしていこうと考えています」
おわりの点鐘
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