第138回例会
Rotary E-club of HYOGO
2017年4月10日開会
4月は母子の健康月間です
はじめの点鐘
ロータリーソング
SAA: 今週のロータリーソングは、「我らの生業」です。元気よく歌いましょう。
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♪ 我らの生業Open or Close
一、我等の生業さまざまなれど
集いて図る心は一つ
求むるところは平和親睦
力むるところは向上奉仕
おゝロータリアン 我等の集い
二、奉仕に集える我等は望む
正しき道に果をとるを
人の世挙りて光を浴みつ
力を協せて争忌むを
おゝロータリアン 我等の集い
会長の時間
皆様、 本日は2016-2017年度第34例会です。本日は、国際ロータリー日本事務局財団室のニュースをご紹介したいと思います。
ロータリー学友世界奉仕賞に緒方貞子氏
元国連難民高等弁務官であり、元ロータリー国際親善奨学生の緒方貞子氏に、2016-17年度ロータリー学友世界奉仕賞が贈られました。
外交官の家族に生まれた緒方氏は、第二次世界大戦後、国際関係に関心を抱き、米国ワシントンD.C.のジョージタウン大学大学院へ留学。1951年、日本人として2人目のロータリー国際親善奨学生となりました。
「ロータリー奨学生として留学中、社会奉仕の重要性を学んだだけでなく、ロータリアンの方々との交流を通じて、見識を広げ、さまざまな経験ができた」と緒方氏は振り返ります。「『超我の奉仕』というロータリーのモットーに深い感銘を受け、以来、これが私の人生の指針となってきました」
カリフォルニア大学バークレー校から博士号を取得後、日本に帰国した緒方氏は、現在ロータリー平和センターがある国際基督教大学と早稲田大学で教鞭をとりました。その後、1991年に国連難民高等弁務官(UNHCR)に就任。さらに、国連総会で日本代表、国連日本政府代表部とユニセフの執行理事会議長も歴任しました。
国連難民高等弁務官としての10年間、緒方氏は、湾岸戦争、ルワンダと旧ユーゴスラビアでの民族紛争、冷戦時代のアフガニスタン紛争における難民、そして旧ソビエト連邦から逃れてきた難民を支援しました。
難民問題と国際的な安全保障には深い関係があると訴えることで、国連難民高等弁務官事務所の予算と人員を拡大。国連安全保障理事会との関係を強化し、その貢献が高く評価されています。「難民を守ることは、その性質上、論争の的となり得る」と緒方氏。「行動を重んじるダイナミックな(UNHCRの)活動を実行するには、主権国家に挑むことが求められます。これらの国は自国民以外、そして時には自国民への対応に迫られるからです」
2000年にUNHCRを退職後も、政府や国際関係の舞台で積極的に活動し、国連人間の安全保障委員会共同議長やアフガニスタン支援日本政府特別代表などを歴任。国際協力機構(JICA)の理事長を2期務めたほか、小泉純一郎元首相が設置した有識者会議のメンバーとしても活躍しました。
政府関係の仕事に携わったことで、変化をもたらす民間人と市民グループの力を知ったと緒方氏は話します。
「私たちは急速に変化する世界に生きています。世界がこれまでになく複雑な脅威にさらされている中で、市民社会の役割や人びとのつながりが、これまで以上に重要性を増しています」
最優秀学友会賞は、ロータリー第1210地区学友会(英国)に授与されました。同学友会は、定期的にクラブ例会や地区行事に参加し、地区内の家庭に絵本を寄贈するプロジェクトを実施しています。
幹事報告
委員会報告
今週の卓話は、「国際女性デー」に開催された人道奉仕のストーリーのご紹介です。
卓 話
女性会員が国際女性デーに人道奉仕のストーリーを紹介
世界の反対側に住む人たちの生活をより良くするために活躍する3人のロータリー女性会員がいます。彼女たちにインスピレーションを与えるものは何なのでしょうか。
世界銀行がワシントンD.C. の本部で3月8日に主催した「国際女性デー」の祝賀行事で、3人の女性会員がこの質問に答えました。
ラジア・ジャンさん、デボラ・ウォルターズさん、アン・リー・ハッシーさんは、300人の聴衆とライブ中継を視聴した何千もの人たちを前に、それぞれの活動(アフガニスタンでの女子のための学校建設、グアテマラシティのゴミ捨て場に住む人びとへの支援、アフリカとアジアでの予防接種活動)にまつわるストーリーを紹介し、活動のインスピレーションについて語りました。
「学んでいる子どもたちの顔、権利や夢を求めて立ち上がる人たちの姿、特に、不可能だと思われるようなことに立ち向かい、夢を持とうとする人たちの姿にインスピレーションを覚えます」と話すのは、ダクスベリー・ロータリークラブ(米国マサチューセッツ州)のジャンさんです。
アフガニスタン出身で現在は米国に住むジャンさんは過去数十年間、アフガニスタンの若い女性や少女たちの生活改善を支援する活動を通じて、アフガニスタンと米国の橋渡し役となってきました。
アフガニスタンのDeh’Subz群の625人の少女が通う学校、「ザブリ教育センター(Zabuli Education Center)」の創設者で所長を務めるジャンさんは、2015年にこの学校の第一期生が卒業し、近々、女子大学が開校する予定であると話しました。
この女子学校では、数学、英語、科学、テクノロジーのほか、厳しい社会環境の中で経済的自由を達成するための方法も教えています。
ユニティ・ロータリークラブ(米国メーン州)会員で神経科学者のウォルターズさんは、グアテマラシティのゴミ捨て場に住む子どもやその家族に教育や社会的サービスを提供する非営利団体、「Safe Passage」で長年ボランティア活動をしてきました。
「カヤックのおばあちゃん」としても知られるウォルターズさんは、現地の窮状への認識を高めるため、自宅がある米国メーン州からグアテマラまで、小さなカヤックで旅したことがあります。
ポートランドサンライズ・ロータリークラブ(米国メーン州)のハッシーさんは、ポリオ撲滅とポリオ元患者の苦しみを和らげることをライフワークとしてきました。
自身もポリオサバイバーであるハッシーさんは過去14年間、全国予防接種日に参加するために、ロータリアンのチームを率いて発展途上国を訪れてきました。
ハッシーさんは通常、西洋人をあまり見かけない国(バングラデシュ、チャド、マリ、ニジェール、ナイジェリア、エジプトやインドの僻地など)を活動場所として選びます。このような場所ほどニーズが大きく、現地訪問による広報効果と親善こそが予防接種の緊急性を訴える上で大変重要だからです。
世界銀行のGroup Staff Association委員長であるダニエル・セレンさんは、この3人の女性について次のように話します。「私たち世界銀行は、1世代で極貧を終わらせ、人類共通の繁栄を目指して、日々活動しています。……これらの女性はまさに、世界を変え、教育・経済発展・保健で革新的かつインパクトの大きなプロジェクトを通じて人びとの生活をより良くできる女性のパワーを身をもって示しています」
おわりの点鐘
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