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福山会員のインターアクター9名を引率しての東北震災復興ボランティアと学習

4月3日~5日の3日間、東北にてアクター9人と共に活動をしてきました。 2012年以来、この時期は宮城県石巻市牡鹿半島の小渕浜でワカメ漁のお手伝いをさせていただいています。小渕浜は、2011年の5月に初めて震災ボランティアで活動した場所でもあり、復興の様子を見続けてきた場所でもあります。  1日目は、名取市、仙台市、東松島市、石巻市で震災学習を行いました。

 

 

 

 

現在のアクターは東日本大震災の発生当時、まだ小学校中学年まででしたので、実は当時のことをあまりよく理解していません。活動の意味や意義を考える上で、東北を訪れる際には、できるだけ学習を重ねるようにしています。そして震災の記憶や教訓を次の代に伝えることを意識しています。 今回は、昨年もお世話になった名取市の「閖上の記憶」の他、震災遺構として整備された「旧荒浜小学校」を先ず訪れました。その他、陸前小野の仮設住宅で生まれた「おのくん」に会いに「空の駅」へ。また石巻では「旧大川小学校」「伊去波夜和氣命神社」も訪問しました。陸前小野や命神社もかつてアクターと共に復旧活動に取り組んだ場所です。当時の様子を説明しながら、これまでの復興への取り組みを確認しました。

2日目、3日目は小渕浜でのワカメ漁のお手伝いです。

 

 

 

もうっかりなじみとなった漁師さんの所へ3グループに分かれて作業を行いました。浜で上がったワカメのメカブをそぎ取る「みみそぎ」作業に始まり、葉ワカメの選別や、茎の部分を抜き取る「芯抜き」などワカメの製品化には実に様々な仕事があります。そして、それら一つ一つが機械化できない手作業となります。アクターは浜のおじいちゃん、おばあちゃんに教わりながら、お手伝いをさせていただきました。 浜は大変活気に満ちておりもう震災の爪痕は一見ないように思えます。しかし、お話を伺うと皆さんまだまだぬぐい切れない悲しみや思いを背負っておられていることを知り、アクターたちは大変ショックを受けていたようでした。

震災発生から7年が経過しましたが、まだまだ心の復興は道半ばにも達していないのではないかと思います。今後私たちがアクターとして何をしていけばよいのか、まだまだ答えは出ません。しかし少なくとも東日本大震災発生直後からかかわり続けているこの場所が、現在どのような問題を抱えているのかをまずは身近な人々に伝えていくことは必要なのではないかと考えています。

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