第461回例会
Rotary E-club of HYOGO
2024年6月17日開会
6月はロータリー親睦活動月間です
はじめの点鐘
ロータリーソング
SAA: 今週のロータリーソングは、「奉仕の理想」です。元気よく歌いましょう。
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♪ 奉仕の理想Open or Close
奉仕の理想に集いし友よ 御国に捧げん我等の生業
望むは世界の久遠の平和 めぐる歯車いや輝きて
永久に栄えよ 我等のロータリー
会長の時間
クラブメンバーの皆様、
メークアップでお越しいただいた皆様、
暑くなって参りましたが、お元気でお過ごしでしょうか。
さて、今週は
昨年くらいから世間に現れて来た「AI」について
30年くらい前に我々の日常に姿を現した「IT」のことを思い出しながら
まさに今、あの頃の「IT」による転機に似た
変化や影響(もちろん便利になる事が中心)について
ここで書きたいと思います。
ちょうど一年前、
前期の藤原一秀会長が、生成AIで書いた文章を卓話で紹介されていましたが
あれから一年で恐ろしい程の加速でAIが進化して来ました。
【90年代のIT革命】
1990年代後半、私たちの生活にITが登場し、
インターネットの普及が急速に進みました。
まずは企業でPCが一人一台備えられ始め、
程なくパソコンが家庭に入り、
メールや
ウェブブラウジングが一般的になりました。
アナログ電話回線での接続など、
恐ろしい程データ読み込みに時間がかかっていたのも
懐かしくちょっと笑えて来ます。
しかし、それまでは考えられなかった
「情報へのアクセス」が瞬時に可能になりました。
‥このIT革命は、ビジネスの形をも変えましたね。
「オンラインショッピング」や
「デジタルマーケティング」が広がり、
お店や企業はホームページを開設し
新しい方法で顧客とつながるようになりました。
その後、
クラウドコンピューティングの登場により、
データの管理と共有が大幅に簡単になりました。
【AI登場】
一方で、昨年ごろからAI(人工知能)が大きく発展し始めました。
AIは、データを解析し、
人間のように学習し、問題を解決する技術です。
文章作成、翻訳、画像生成をはじめとして
音声認識や画像解析、自動運転車など、
多岐にわたる分野でその力を発揮しています。
AIの進化は、既に私たちの日常生活にも影響を及ぼしています。
スマートフォンのアシスタント機能や、
家庭内のスマートデバイスなど、
AIは便利なツールとしても活用されています。
「グーグル、○○の曲かけて!」
というとその曲がかかっちゃったり…。
私たちの生活は、
ますます便利で効率的になっていますね。
【まさに転機。文系のあなた、特に注目です!】
かつての「IT革命期」と同様に、
AI技術もビジネスの現場で重要な役割を果たしています。
例えば、カスタマーサービスにおける「チャットボット」や、
製造業における品質管理の自動化など、
AIの導入により業務効率が飛躍的に向上しています。
※チャットボットは、
人工知能を用いて
テキストベースでユーザーとの対話を行うプログラムです。
カスタマーサポート、自動応答、情報提供などの目的で
広く利用され、効率的なコミュニケーションを支援しています。
このような背景から、
今こそAIの知識や技術を学ぶことの価値が高まっています。
AIは単なる技術ではなく、
今後の社会やビジネスの基盤を支える重要な要素となるでしょう。
AIを理解し活用することで、新しい可能性が広がります。
一説によると、
IT革命期には「プログラミング」「設計」はじめ
理系の知識やスキルが大きく役立ったのに対し、
「AI革命期」とも言えそうな今
「生成AI」を使いこなすためには
文系のスキルや知識が活かせるそうなんです!
それは
「どのような言葉でAIを動かすか?」という
「ボキャブラリー(語彙)の豊富さ」や
「説明の的確さ」
といった文系の知識やスキルが
「莫大なデータを蓄積しているが、
的確な言葉でオーダーしないと
目的に合わない生成結果を出してしまう」
というAIの現状なので
たいへん重要視されています。
要するに、
「思い通りの文章や画像、音楽などを作ってもらうため
わかりやすく、的確な言葉でAIに伝えること」
「結果の修正についても
わかりやすく、的確な言葉で伝えること」
が、今、必要とされています。
ITのビッグウェーブにはどうもうまく乗れなかった方には
大きなチャンスです(笑)。
ここを誤解される文系諸氏、
もったいないので気づいておいてくださいね~!!
バリバリの理系のみなさんの独断場だった
かつての世界とは違うチャンスが
そこらへんにごろんごろん転がってますよ(笑)
【広がるチャンス】
AIを学ぶことで、
もちろん将来的なキャリアの選択肢も広がります。
AIに関連する職種は増加しており、
高い需要が見込まれています。
さらに、
AIは社会問題の解決にも寄与しています。
医療分野では、
診断の精度向上や新薬の開発支援に活用されており、
環境問題では、
データ解析を通じて効果的な対策を見出すことが可能です。
このようにAIの力は、
人類の未来を明るくする手助けを始めています。
【企業においては・・】
AI技術の理解は、
個人だけでなく企業全体の競争力を高めるためにも重要です。
AIを活用したデータ分析や予測モデルの構築により、
経営判断の精度が向上し、
ビジネスの成長を促進することができます。
スピーディーに情報収集や判断を助けてくれるツールとしては
かつてない技術が凄い成長速度で身近にあるわけですから
多くを語る必要も無いですね(笑)
このように、ITがもたらした変革に続き、
AIも私たちの生活やビジネスに大きな影響を与えています。
AIの知識と技術を学ぶことは、
未来を切り開く力となります。
顕著な存在が世に出始めてまだせいぜい1~2年の
今だからこそ、
AIに関心を持ちその可能性探求を始めると、
このビッグウェーブを制することができるかも知れません。
ここで敢えて「‥知らんけど」とは書きませんが
私達の想像を遥かに上回ったり
斜め上に!?進化して行くことすら
ワクワクします。
みなさんも是非、生まれてまだ日の浅い
しかしながら恐ろしいスピードで成長しているAIの世界に
触れてみて下さい。
無料版のCHAT-GPTなど
まずは開いてみるとそこには既に生成AIの世界が広がっていますよ!
それでは、また素晴らしい一週間をお過ごしください!
渡辺 誠
幹事報告
クラブ活性化ワークショップのご案内
拝啓 時下ますます御健勝のこととお慶び申し上げます。平素は地区運営に格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
さて、下記の要項のもと、クラブの活性化に向けて、会員維持増強・公共イメージ・DEIの3つの分野を中心にクラブ活性化ワークショップを開催いたします。当地区では初めての試みですが、参加者の主体的な学習のもと、共に学びたいと思います。新年度のスタートに向けて、皆様のご参加をよろしくお願いします。
◆ 日時: 2024年7月28日(日)(受付)10:00~ (ワークショップ)10:30~16:45
◆ 場所: 神戸駅前研修センター(別紙地図をご参照ください)
◆ 参加対象者: 2024-25年度会長・会長エレクト・幹事・次期幹事・増強委員長・公共イメージ委員長・DEI委員長。並びにワークショップに興味のある会員
◆ 申込方法: クラブ事務局様より、ご登録をお取りまとめいただき、地区Web管理システム イベント
「2024-25年度クラブ活性化ワークショップ」にて、ご登録をお願いいたします。
◆ 申込締切日: 2024年7月5日(金)
※昼食の用意をしております。必要な方は申し込みの際、「昼食いります」にチェックをお願いします。
委員会報告
お世話になっております。ロータリー米山記念奨学会です。
今月の“ハイライトよねやま”ができあがりましたので、お送りします。
ぜひご覧いただければ幸いです。
よろしくお願いいたします。
▼全文は、こちらよりご覧ください。
http://www.rotary-yoneyama.or.jp/content/uploads/summary/highlight291_pdf.pdf
(公財)ロータリー米山記念奨学会ニュース
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★ ハ イ ラ イ ト よ ね や ま 291号 ★ 2024年6月13日発行
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::今月のトピックス::
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・ 理事会開催 ―24学年度から61人増の950⼈採⽤―
・ 第2回 次期地区米山記念奨学委員長セミナー開催
・ 寄付金速報 ―今年度の寄付実績は6月28日(金)まで―
・ 海外米山学友会が能登半島地震へ寄付
・ 「立派な大人になった」学友と再会したカウンセラー
***お知らせ***
■ベトナム南米山学友会 第1期総会開催のご案内
2024年7月28日(日)13:00~15:00(ベトナム時間)
15:00~17:00(日本時間)
会場:NHÀ HÀNG CƠM NIÊU THIÊN LÝ(ホーチミン市内)
オンライン参加も可
申し込み期限:7月15日(月)まで
※詳細は記事内QRコードからご確認ください
《今月のピックアップ記事》
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海外米山学友会が能登半島地震へ寄付
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能登半島地震発生から国内外で米山学友たちの支援が続いている中、
今回は2つの海外米山学友会が寄付を行いました。
黄建榮さん(1998-2000/室蘭東RC)が会長を務めるマレーシア
米山学友会は、マレーシア在住の日本人と協力し、3月9日にオンライン
チャリティーイベントを開催しました。「日本とマレーシアを結ぶ」を
コンセプトに、マレーシア料理の料理教室や、日本人音楽家による
コンサートなどを配信。その収益として集まった212,178円を、被災した
子どもたちを支援している認定NPO法人カタリバへ寄付しました。
ダ シルワ プブドゥさん(2007-09/室蘭北RC)が会長を務める
スリランカ米山学友会は、3月9日に福島県、3月30日に新潟県で
スリランカカレーの販売を行いました。新潟県では第2560地区米山学友会も
協力し、イベントを開催。この2回の活動での売上と、スリランカ米山学友会
からの寄付を合わせた101,148円を、当会へ送金いただきました。
お預かりした寄付金は、当会から第2610地区の義援金窓口へ送金する予定です。
その他の記事は、ぜひPDF版をご覧ください。
→ http://www.rotary-yoneyama.or.jp/content/uploads/summary/highlight291_pdf.pdf
以上
※メールアドレスの変更、配信解除などのご希望がございましたら、
お手数ですが、このメールの返信にてお知らせください。
よろしくお願い申し上げます。
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公益財団法人ロータリー米山記念奨学会
事務局長 柚木裕子
編集担当 長尾
Tel:03-3434-8681 Fax:03-3578-8281
問い合わせメール: [email protected]
米山記念奨学会ホームページ: http://www.rotary-yoneyama.or.jp/
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卓 話
平和の力を広げるレバノンのクラブ
アンハル・コザヤさん(22)は、レバノンのほかの若い社会人たちと同じく、問題を抱えたこの国を逃れようとしていました。今レバノンが抱えている問題は、戦争ではなく、経済危機によって国内にはびこる貧困や社会不安、公共サービスの崩壊です。
しかし、コザヤさんは思いとどまりました。
「正直、私がレバノンに残った理由はロータリーです」とコザヤさん。「ロータリーがあったから、意欲と勇気を持ちつづけ、祖国のためにもっと貢献したいと思いつづけることができたのです。そうでなければ、とっくに国外に逃れていたでしょうし、戻ろうともしなかったでしょう」
ベイルートの英国大使館で働くコザヤさんは、ベイルート・パックス・ポテンティア・ロータリークラブの現会長です(「パックス・ポテンティア」はラテン語で「平和の力」の意味)。設立1年のこのクラブは、ロータリー財団グローバル補助金によるプロジェクトから生まれ、平和の構築に焦点を当てています。もう一つの特徴は、会員17人の平均年齢が23歳であること。レバノンを去る人が一番多い世代です。
銀行業の中心地だったレバノンはかつて、中東のスイスと言われていました。しかし、ここ50年ほどは人口の国外流出が続いています。1975~1990年の内戦とともに始まった人口流出は、2019年以来の金融危機でさらに拍車がかかりました。この金融危機は、3桁のインフレ率をもたらし、銀行を破綻させ、数百万人を貧困に追いやりました。
レバノン国内のほかのロータリークラブも奉仕活動を行う中、この新しいクラブは、平和構築のフレームワークを通じて活動をさらに前進させています。若い会員たちは、平和が根づくための土台となる制度、態度、条件を培うアプローチである「積極的平和」の原則を強く信じています。
例会は、オンラインまたは市内のシェアオフィスで、基本的に毎週行います。クラブが主催した初の公共イベントは、平和の触媒としての若者に関する国際会議で、さまざまなプロジェクトのアイデアが生み出されました。
レバノンが抱える問題は経済危機だけではありません。同国での内戦の後、30年以上にわたり、宗派の壁が国民を深く分断しています。政治的な対立が絶えず、認識されているだけでも18の宗派が権力を争っています。隣国からの干渉もほぼ常態化しています。
こうした問題は積極的平和に照らして分析する必要がある、とコザヤさんは言います。「平和に取り組まずに環境について語ることはできませんし、平和の構築を視野に入れずに女性の権利や寛容、人権、地域社会の経済発展について語ることはできません」
クラブが実施したあるプロジェクトでは、性別と関係する暴力を体験した女性・女児を支援する団体「Maryam and Martha Community」を会員が訪問した後、この団体のために寄付金と寄贈物資(食料、衛生用品、衣服など)を集めました。
2月には平和構築と演劇の関係に関するワークショップを主催。ほかにも、平和会議、インクルージョンと多様性をテーマとするファッションショー、平和構築に焦点を当てた奨学金などを計画しています。さらに、高校生へのメンタリングを行いたいと考えています。
クラブが「最強の平和構築チーム」となる方法
クラブが平和構築に貢献する方法をお探しですか?平和のロータリー行動グループ(Rotary Action Group for Peace)は、平和推進のアイデア、リソース、サポートをロータリー会員に提供しています。以下は活動の例です:
- 平和構築と積極的平和に対する会員と地元市民の関心を高めるため、ピースポール(平和のメッセージを表示したモニュメント)を設置し、その記念式典を行う。
- 無料のオンラインコースであるロータリーの「積極的平和アカデミー」を受講する。
- この行動グループがまとめた平和プログラムのリストを参照する。ロータリー会員は、幼児から成人まで、地域社会のあらゆる年齢層を対象にこれらのプログラムを実施できる。
- 積極的平和を推進する対話やプロジェクトに携わるため、Peacebuilder Clubプログラムに参加する。
- ロータリー平和フェローシップ学友が地元で実施している活動をサポートする。
- ボランティアとしてロータリー青少年交換を支援し、平和と社会正義の触媒となることへの意欲を若いリーダーに与える。
このクラブが誕生したのも、先輩ロータリアンたちからのメンタリングのおかげでした。ベイルート・コスモポリタン・ロータリークラブ会員のモナ・ジャルディさんとジョージ・ベイルーティさんがグローバル補助金を申請し、地元の若者を対象に2021年に実施した平和構築研修がきっかけとなったのです。この研修は、ロータリー平和フェローであるパトリシア・シェーファーさん率いる教育・スキル研修プログラム、「NewGen Peacebuilders」を通じて行いました。
「レバノンは多部門で政治色が非常に強い国。若い世代が必要としているのは、親や周囲の人たちと違う意見を表明できる場です」とジャルディさん。「研修で扱うトピックは、学生が自分たちで選びました。不安定なインターネット接続や電気の供給、燃料の不足など、この国には多くの問題がありますが、学生たちの熱意が途切れることはありません」
ジャルディさんは、コザヤさんをはじめとする研修の修了生たちに、ロータリークラブの結成を勧めました。関心を持った学生や若い社会人たちは、ベイルートの街が見下ろせるジャルディさんのアパートに週末に集まり、クラブ設立に向けて準備しました。
もう一人の創立会員であるバヤン・ファキーさん(21)は、国際政治学の修士号を取得するためにベルギーに留学中でしたが、クラブのオンラインイベントには必ず参加しました。「私たちは政策をつくる立場にはありません。周囲の人や地域社会、世界に対し、具体的な視点から平和の理念を広めようとしているのです」とファキーさんは言います。
もう一人の会員、エリーズ・コーバンさん(31)にとって、このクラブは、芸術への関心と平和構築への熱意を組み合わせることのできる場所です。人権を扱う非営利団体で働くコーバンさんは、視覚芸術、建築、社会学の分野での経験があります。
内戦での体験について父親から何度か聞いていたコーバンさんは、レバノンの歴史についての集合的記憶を育むために芸術家が果たす役割が重要だと考えています。コーバンさんはこう言います。「歴史の本には、第二次世界大戦までしか書かれていません。内戦について書かれていないのは、さまざまな観点の違いがあるからです。芸術家である私たちは、こうした出来事に集合的記憶を与える責任があります」
未来への共通のビジョンも大切です。「ロータリアンがリーダーシップを発揮して、それぞれの地域に光をもたらせると思う」とコザヤさん。「ベイルートは多くの暴力を経験してきましたが、不死鳥のように何度も灰からよみがえってきました。私たちはロータリーでの活動を通じて、平和に向けて取り組むのが私たちの義務だというメッセージをレバノン国民に広めています」
この卓話は MyROTARY に掲載された記事の引用です。ぜひこちらから全文をご覧ください。
おわりの点鐘
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