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MAKE UP

第439回例会

Rotary E-club of HYOGO

2023年12月18日開会

12月は疾病予防と治療月間です

はじめの点鐘

はじめの点鐘

ロータリーソング

SAA: 今週のロータリーソングは、「手に手つないで」です。元気よく歌いましょう。

  • ♪ 手に手つないでOpen or Close

    一、手に手つないでつくる友の輪
    輪に輪つないでつくる友垣
    手に手 輪に輪
    ひろがれ まわれ 一つの心に
    おゝロータリアン おゝロータリアン
    ニ、手に手つないでつくる友の輪
    輪に輪つないでつくる友垣
    手に手 輪に輪
    ひろがれ まわれ世界と共に
    おゝロータリアン おゝロータリアン

例会

会長の時間

みなさま、また1週間お元気に過ごされましたでしょうか?
先週も全国各地からMAKE UPいただきありがとうございました!
高松東クラブの西村様、「次回のメンタルトレーニングも興味があり、
参加してみたいと思います。」とのメッセージ!ありがとうございます。
モチベーション爆上がり!?です(笑)。

予告させていただきましたとおり、
今週も先週に引き続き12月3日の日曜日に行われた
篠山ロータリークラブ主催の講演会報告の後編レポートをお届けします。

「トップアスリート」をサポートし
見事な実績を積まれて来た大学名誉教授による
豪華二本立ての後半に登場されたのは、
メンタルトレーニングを専門領域とする豊田一成先生!

【豊田一成(とよだかずしげ)先生】

高校時代のイチロー(野球)、
中村俊輔、小野伸二(サッカー)などの指導を通じて
「メンタルトレーニング」メソッドの草分け的存在と言える
豊田先生。

実際にイチロー氏はじめ有名アスリートの
当時のレポートや写真を用いてパワーポイント展開いただき
大変貴重で説得力のあるお話でした。

【心のとらえ方】

講演の冒頭でこのような図を出されました。

「心技体」という言葉は何度も聞いたことがあります。

日本の教育やスポーツでよく使われる概念で、
総合的な能力や人間性の発展を示します。
「心」は精神的な強さや情緒・倫理感を、
「技」は技術や技能を、
「体」は身体的な健康や運動能力を指します。
これら三つの要素がバランス良く育つことが理想とされています。

という理解だったのですが、
豊田先生の図解では上のとおり、
心技体は三位一体ながら
結局それらをとりまく「心」の影響が大きく、
「心のコントロール」こそが、重要な課題である
~とのお話でした。

【行動と心】

また、もうひとつ重視すべきなのは
我々は日々「行動」という現象面に執着しすぎる傾向があるのではないか、
というご指摘がありました。

私は先生がこのご指摘をされた時、
スポーツのシーンのみならず、
仕事上でのPDCAサイクルを見ている時などが
頭に浮かびました。

行動の原動力は水面下にあり
行動=目に見えている現象は
まさに氷山の一角というご指摘です。

つまり、上の図における
水面下部分=心の拡充策こそが、
望ましい行動をキープし続けるための課題だということでした。

講演では、
更に心身統一的メンタルトレーニングモデルについて
触れられ、理解が深まりました。

こういった理論を豊田先生がまとめた研究論文は、
インターネットの検索エンジンにおいて
「コーチ学の経緯と展望-コーチ学におけるメンタルトレーニングの役割-豊田一成」
で検索するとPDFがダウンロードできます!(A4 10P)

また、書籍も多数出されており
「イチローさん」関連のタイトルが多いのですが、
これらはイチローさん自身のことや
スポーツに限定した記録といった成果側面よりも
これから仕事で結果や成果を出したり、
仕事でも趣味でも、未来に向けて
自らを成長させるために役立つ思考につながる
貴重な文献であります。
興味がある方はぜひ、チェックしてみてください!

出版社 ‏ : ‎ きこ書房 (2007/7/1)
発売日 ‏ : ‎ 2007/7/1
言語 ‏ : ‎ 日本語
単行本 ‏ : ‎ 158ページ

++++++++++++

2週間にわたってレポートさせていただいた
篠山ロータリークラブの講演会、
古杉会長みずからお二人を呼んでいただき
貴重な機会をいただけました。

あらためて感謝です。

では、次第に冷え込んで来るようですが
また素敵な一週間をお過ごしください!

渡辺 誠

例会

幹事報告

文字が小さく見づらい方、スマートフォンの方はこちらからご覧ください

ガバナーノミニー・デジグネート候補者のお知らせ

師走の候、貴クラブの皆様におかれましては、益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。
平素は地区活動にご理解とご協力を賜り厚く御礼申し上げます。
さて、国際ロータリー第2680 地区20 23 24 年度ガバナー指名委員会は、ガバナーノミニー・デジグネート(202 6 2 7 年度ガバナー について、別紙の通り、姫路東ロータリークラブ 白井 務子 会員を適任として選出いたしましたので、ここにお知らせいたします。

また、対抗候補者の提出期限は2023 年12 月2 9 日 金 とさせていただきます。
時節柄くれぐれもご自愛のほど、心よりお祈り申し上げます。

文字が小さく見づらい方、スマートフォンの方はこちらからご覧ください

例会

委員会報告

お世話になっております。ロータリー米山記念奨学会です。

今月の“ハイライトよねやま”ができあがりましたので、お送りします。
ぜひご覧いただければ幸いです。

よろしくお願いいたします。

▼全文は、こちらよりご覧ください。
http://www.rotary-yoneyama.or.jp/content/uploads/summary/highlight285_pdf.pdf

(公財)ロータリー米山記念奨学会ニュース
………………………………………………………………………
★ ハ イ ラ イ ト よ ね や ま 285号 ★  2023年12月13日発行
………………………………………………………………………

::今月のトピックス::
——————
・ 創立40周年!台湾米山学友会が記念式典開催
・ 来年の年賀状は学友がデザイン
・ 次期地区米山記念奨学委員長セミナー開催報告
・ 寄付金速報 ― 12月の送金はお早めに ―
・ 韓国米山学友会が総会開催
・ 食と文化の奉仕活動 第2750地区米山学友会

《今月のピックアップ記事》
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
創立40周年!台湾米山学友会が記念式典開催
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現在、国内外で43の米山学友会が活動していますが、最初の学友会として
1983年から活動を開始した台湾米山学友会。そして今年、同学友会は
創立40周年を迎え、その記念式典が11月25日、台北市内で開催されました。
会場には台湾在住の米山学友や、同学友会が支援する日本人奨学生のほか、
日本からも多くの参加者が現地に集結。参加者は111人となりました。

当会からは、若林紀男理事長、滝澤功治副理事長、駒井英基常務理事が出席。
そのほか、韓国学友会の全炳台会長(1980-83、91/仙台北RC)、スリランカ学友会
のダシルワ プブドゥ会長(2007-09/室蘭北RC)や、台湾学友会の歴代理事長らも
駆けつけ、節目の40周年を祝いました。

林志昇理事長(1992-94/津RC)は、「これまで支えていただいたロータリー会員と
米山奨学会に改めて御礼申し上げます」と感謝の言葉を述べました。活動・会計報告を
行った後、同学友会が独自支援している日本人奨学生5人が流ちょうな中国語で
自己紹介を行い、温かい拍手が送られました。
なお、同学友会が2009年から日本人若手研究者奨学金として支援してきた奨学生は
累計53人となり、今回の式典にも元奨学生6人が出席しました。

台湾のみならず、韓国やスリランカからも学友が集った会場では、これまでの台湾学友会の
歩みを振り返るとともに、感謝の言葉で溢れました。

その他の記事は、ぜひPDF版をご覧ください。
→ http://www.rotary-yoneyama.or.jp/content/uploads/summary/highlight285_pdf.pdf

以上

※メールアドレスの変更、配信解除などのご希望がございましたら、
お手数ですが、このメールの返信にてお知らせください。
よろしくお願い申し上げます。

…………………………………………………………………………
公益財団法人ロータリー米山記念奨学会
事務局長 柚木裕子
編集担当 長尾
Tel:03-3434-8681  Fax:03-3578-8281
問い合わせメール: [email protected]
米山記念奨学会ホームページ: http://www.rotary-yoneyama.or.jp/
…………………………………………………………………………

例会

卓 話

2024年ロータリー国際大会の開催地シンガポールの国民的娯楽は「食」

今は7月の土曜日、まだ薄暗い朝5時半をまわったところで、先ほどシンガポールのチャンギ空港に降り立ちました。ニューヨーク市からの長時間のフライトで少しふらついていたので、画面に私の名前が表示されたタブレットを持って立っている背の高い若い男性を見た時、かなり安心しました。

彼の名前はゴウさんで、ホテルが私の到着にあわせて派遣してくれました。車にやっとこさ乗り込み、簡単な質問をしました。「どうすれば本物のシンガポールを体験できますか」

シンガポールに集まり、会員同士のつながりを築き、新たな活動の機会を見つけましょう。

ちょっとした会話のつもりだったのですが、彼の熱い答えに驚かされました。「食べ物ですよ、ホァンさん。食べることはこの国の人たちの娯楽です。よく言われるのは、シンガポールの人口は550万人で、食通も550万人いるということです」

ゴウさんの話に私は一気に引き込まれました。まずは、滞在先ホテルの近くにある屋台村、ホーカーセンターから始めてみることを勧めてくれました。シンガポールで有名な料理の名前を言う前に、彼はこう続けます。「屋台飯はシンガポール文化の中心です。シンガポールの食べ物がとても美味しいのは、アジアの多くの地域や国の味を取り入れているからなんですよ」

2時間後、ロータリー国際大会のホスト組織委員会副委員長であるジョアン・カムさんが私を迎えてくれました。彼女もすぐにゴウさんが言ったことを繰り返しました。「シンガポールはロータリーの食通の人にはぴったりの観光地なんですよ」

カムさんが説明するように、ストリートフードからエスニックレストラン、ミシュランの星付きレストランに至るまで、シンガポールの豊かな食は、この国の多文化アイデンティティを反映しています。これは、19世紀に英国がアジアの活発な貿易ルートの交差点にあるシンガポールの戦略的位置を認識し、ここに貿易拠点を設立したときに形成され始めました。この貿易拠点には、中国、マレー諸島、インド、ヨーロッパからの商人や労働者が集まりました。これらの国々の人たちがシンガポールにそれぞれ独自の食の伝統を持ち込んだのです。何十年にもわたって、これらの異なる食へのアプローチはシンガポール人の味覚を成熟させ、文化的影響と融合した、進化する伝統的な新しい料理を生み出してきました。結果として、シンガポールは私たちの舌をユニークなかたちで満足させてくれる場所となったのです。

カムさんと、シンガポール観光局の若手職員であるメーガン・フェンさんは、数名のロータリー会員と一緒に、素晴らしいダイニング体験に連れて行くと約束してくれました。ロータリー会員の皆さんは、それぞれのお気に入りの料理を紹介してくれるということでした。すべて食べ終える頃には、シンガポールの料理とは地域と文化の両方が調和したものであると学ぶことができるでしょう。そして、一口味わう度に、この島国の豊かな歴史と遺産を感じることができるはずです。

食べる準備は万端です。

お茶会

シンガポールのチャイナタウン中心部にあるレストラン「Yum Cha」では、ホスト組織委員会のメンバーが私を迎えてくれました。RI理事のギム・ボク・チュウさんもその一人でした。この集まりのホストは、チャンギ・ロータリークラブの元会長でレストランのオーナーであるジャック・タンさんです。

参加してくれたロータリアンに感謝の気持ちを伝える前に、フェンさんが私にささやきます。「実は、あなたのためのこの歓迎ランチ、チュウ理事のサプライズ誕生パーティも兼ねているんです」

私は冗談でこう返しました。「一石二鳥だ。シンガポールの人は効率性があるということですね」

中国語の「yum cha」(飲茶)は、文字通り「お茶を飲む」という意味ですが、実際にはお茶に餃子、蒸しパン、カスタードエッグ、もち米などの軽食を組み合わせたものです。この料理自体は、中国南部の広東省に由来する伝統である点心として知られています。お茶室に行くと、お茶と一緒に2~3皿の簡単な朝食を出してくれます。最終的に点心は地域全体、特に香港で広がりました。

タンさんのレストランでは、豚肉やエビのシュウマイ、肉まん(char siu bao)、風味豊かなソースで煮込んだ鶏の足(feng zhao)など、香港の定番料理を提供しています。タンさんは、塩漬け卵の黄身を使ったエビのソテーや地元の特産品を数多く取り揃えていますが、私は貝類にアレルギーがあるので、紙で包まれた、醤油と紹興酒でマリネした骨なしの鶏肉の唐揚げを用意してくれました。

食事会も1時間を過ぎた頃、誕生日の歌を歌いながら、ロボットが部屋に入ってきました。誕生日だったチュウさんは、このデジタル式のセレナーデに少し驚き、同時に喜んでいました。みんながコーラスに加わった頃、ウェイターが長寿を願う「寿桃包(shoutao bao)」(桃の形をしたフワフワした蒸しパンで、小豆、蓮の実のペースト、またはカスタードが入ったもの)を持ってきました。伝説によると、神聖な桃の木は3,000年ごとに実をつけ、この魔法の桃を食べた人は、永遠に生きることができると言われています。伝説はさておき、目の前の現実の世界で一番大切なことは、この蒸しパンがとても美味しいということです。

シンプルな美味しさ

マリーナシティ・ロータリークラブの元会長であるライ・ワ・リーさんは、彼女がロータリーの友人のために調理する海南チキンライスは、どのレストランのものよりも美味しいと自負しています。彼女と同じクラブの会員である夫のエドワード・クエックさんは中国系で、放し飼いの文昌鶏が有名な、中国南部の海南省にルーツを持っています。地元の人たちは、鶏肉を塩が入った沸騰したお湯でゆで、生姜ソースと一緒に食べます。

20世紀初頭、リーさんやクエックさんの曾祖父母のような多くの海南の農家が、シンガポールやマレーシアに移住しました。彼らのような初期の移民が、このシンプルな鶏肉料理を持ち込み、地元の食材を加えてより一層美味しくしました。さらに、質素な移民の家族は、お米を出汁で調理することで、栄養価と風味を良くし、鶏肉を最大限に生かせるように工夫しました。

今日では、この料理はシンガポールの国民的な料理の一つと考えられており、私もシンガポールに来る度に必ず食べることにしています。例えば、マクスウェル・フードセンターの「天天海南鶏飯」やシンガポール全土に複数の店舗がある「文東記」などです。

今回は、ジョアン・カムさんがアッパー・トムソン・ロードにある彼女のお気に入りのチキンライスの店に連れて行ってくれました。ギム・ボク・チュウさん、クエックさん、海南チキンのエキスパートを自称するリーさんと一緒です。店に到着した時は雨がかなり降っていましたが、持ち帰りカウンターには長蛇の列がありました。リーさんは、有名なこの料理の見た目のシンプルさに騙されてはいけないと言います。なぜなら、この一品には細かい準備が必要だからです。生姜、ニンニク、ネギを使ったスープで鶏肉全体を煮込んだ後、鶏の皮の質感を残すために、氷水に短時間浸します。また、お米の味を深めるために鶏の脂を加える人も多いそうです。

かつて、アメリカ人のソーシャルメディアのインフルエンサーは、海南のチキンライスを詩的な体験として食べることの喜びを解説し、料理のシンプルさに驚嘆していました。しっとりとしていながら食感も最高のチキンを一口食べた瞬間、私の口から熱狂的に出た言葉は、まったく詩的なものではありませんでした。「ものすごく美味しい!」

目も楽しめるご馳走

ハラル料理のビュッフェレストラン「Permata」は、賑やかなマレーシア街「カンポン・グラム」にあり、パステルカラーのファサードが素晴らしい立派な邸宅の中にあります。隣にはマレー・ヘリテージ・センターがあり、かつてはシンガポールのマレー系スルタンの王宮でした。レストランで一緒になったロータリアンのテング・インドラさんは、シンガポール初のスルタンの6代目の直系の子孫であり、この王宮で幼少期を過ごしました。

このレストランでは、インドネシア、マレーシア、シンガポール、その他の地域の国々の料理を包括する、ヌサンタラ料理と呼ばれる料理を専門としています(「ヌサンタラ」は、「外側の島々」または「群島」を意味する古いジャワ語に由来します)。レストランの涼し気な宮殿調のホールの中で、テング・インドラさんはお気に入りの料理をいくつか紹介してくれました。鮮やかな赤い骨髄スープのサップ・トゥーラン・メラーやナシ・レマクなどです。ナシ・レマクは、カタクチイワシとホットチリソースがかかったココナッツライスにカタクチイワシの揚げ物、揚げたピーナッツ、スライスしたキュウリ、ゆで卵がついてくる料理です。ラウォンリゾットは、ブア・クルアの実が入った牛肉のシチューで、濃厚なリゾットの上にかかっています。クイパイティは、ソテーしたクズイモ、オムレツ、新鮮な刻んだキュウリが入ったサクサクの生地のカップを使った料理です。

私は、たくさんの料理が並んだ大理石のカウンターをワクワクしながら歩き周ります。宝の洞窟を見つけた子どものように、鮮やかな色を目で楽しみ、カレーなどのスパイスの豊かな香りを吸い込み、チキンカレーと一緒に出される網目状のクレープ、ロッティジャラを味わいます。まさにスルタンに相応しい、感覚を刺激する体験です。

夜は屋台飯

東南アジアでは、夜市は交流の場です。屋台、パラソル、花で飾られた店先の日よけ、熱々の鍋やフライパンが目に飛び込んできます。シンガポールでは何十年も前から、食に焦点を絞ったマーケットのことを「ホーカーセンター」(売り歩くという意味の「hawk」から由来)と呼ぶようになりました。その理由は、行商人が籠につめた食べ物を棒にくくりつけ、それを肩に担ぎ、通りから通りへと売り歩いていたからです。これらのホーカーセンターの一つ、ニュートン・フードセンターは、2018年の映画「クレイジー・リッチ!」に登場した後、有名になりました。今年は、四つの屋台がミシュランガイドの2023年シンガポールのビブグルマン・リストに選ばれました。

赤いレンガ屋根のコロニアル様式の正面玄関は、屋台に囲まれた開放的な広場に通じています。サテから焼きそばにいたるまで、目もくらむような種類の料理を紹介するネオンサインが並んでいます。私は空いたテーブルに向かいますが、その上にはポケットティッシュがいくつか置かれています。「このテーブルはすでに確保されてますね」とカムさん。「料理を頼んでいる間にテーブルが取られてしまわないよう、ポケットティッシュを置いておくんです。これは、『choping』と呼ばれ、『hoping(希望する)』の韻を踏んでいます。つまり、私たちの文化に馴染みのない人が、テーブルからティッシュを持っていきませんように、ということです」(まさに私がその人)

カムさんは、このシンガポール英語は、もともと何かの文書を承認するためにアジアの一部で使われていた公印または判子を意味する「chop」から来ていると説明してくれました。多くのシンガポール人が失礼だと思っているものの、choping(自分の場所を確保すること)は、シンガポールのホーカー文化に根付いていると、カムさんは言います。

開放的な広場のど真ん中でテーブルを確保した後、私のロータリーの友人たちは、さまざまな屋台に向かっていきます。ホスト組織委員会副委員長であるクワイ・ワー・ウォンさんは、ビブグルマンに紹介されている屋台であり、人参ケーキが有名な「Heng」から、「lo bak go」のお皿を持ってきました。人参ということですが、色は黒と白があり、大根のオムレツに近いものです。シンガポール・イースト・ロータリークラブ会員であるジョーハン・トーキングケオさんとクララ・タンさんは、福建麺を選びました。カムさんは、「Hup Kee」という屋台の、ピリっとしたチリソースがかかった牡蠣フライのオムレツがお好みのようです。

私は別の人気店、「TKR Chicken Wing& Satay」から、ビーフサテを注文しました。タマリンドやガランガルなどのスパイスで串刺しにして味付けした後、炭火で焼き上げます。濃厚なピーナッツとチリのディップソースは、もともとの味を引き出しています。

シンガポールの多文化社会を体現している料理の一つは、マレー語で「混合」を意味する「rojak (ロジャック)」と呼ばれるサラダです。それぞれの民族グループがこの料理を独自にアレンジしています。例えば、中国系はキュウリ、レタス、パイナップル、クズイモ、揚げ豆腐に、塩漬けしたエビのペースト、あぶったピーナッツ、砂糖、米酢のドレッシングをかけていただきます。インド系は、ゆでたジャガイモとレンズ豆とエビのパテを揚げ、スパイシーなディップを使います。どんなバージョンが運ばれてきても、シンガポールならではの味がするはずです。

お別れの贈り物

シンガポールを出発する前夜、私はホテルを通じて空港へのタクシーを予約しました。翌朝、タクシーが到着してドアを開けた私は、ゴウさんの笑顔を見てびっくりしてしまいました。「勤務表にあなたの名前があったので、私がお連れしたいと上司に頼んだんです」とゴウさん。

車に乗ると、ゴウさんは振り向いて、虹色の一口サイズのケーキ6個を入れた小さな容器を私に手渡します。歯ごたえのある蒸した緑色のケーキは、豊かなココナッツの風味です。「今朝、市場で買ってきました。これは、ニョニャクエと言って、プラナカン文化の一つです」と説明してくれました。

何世紀も前、中国の商人がマレー半島や群島に定住すると、彼らの多くが先住民の女性と結婚しました。彼らの子どもは「プラナカン」と呼ばれ、これは「地元生まれ」という意味です。前日、カムさんがシンガポールで豊かなプラナカン文化が残るカトンとジョーチャットを案内してくれた時に学んだことです。

この虹色のニョニャクイは、ここ数日楽しんできた多様で風味豊かな料理を象徴していました。ゴウさんはこう続けます。「このデザートで終われば、あなたのシンガポール料理のごちそうは完成ですよ」

もう一口食べる私。素晴らしい美味しさでした。

この卓話は MyROTARY に掲載された記事の引用です。ぜひこちらから全文をご覧ください。

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