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MAKE UP

第438回例会

Rotary E-club of HYOGO

2023年12月11日開会

12月は疾病予防と治療月間です

はじめの点鐘

はじめの点鐘

ロータリーソング

SAA: 今週のロータリーソングは、「それでこそロータリー」です。元気よく歌いましょう。

  • ♪ それでこそロータリーOpen or Close

    一、どこで会っても やあと言おうよ
    見つけた時にゃ おいと呼ぼうよ
    遠い時には 手を振り合おうよ
    それでこそ ローローロータリー
    ニ、笑顔 笑顔で 語り合おうよ
    心と心で 結び合おうよ
    みんな世の為 働らき合おうよ
    それでこそ ローローロータリー
    三、どこの国にも 友が居るよ
    みんな一つの 輪になろうよ
    同じ心で 親しみ合おうよ
    それでこそ ローローロータリー

例会

会長の時間

みなさま、また1週間お元気に過ごされましたでしょうか?
先週も全国各地からMAKE UPいただきありがとうございました!

先週末12月3日の日曜日に
篠山ロータリークラブ主催の講演会に行って参りました。
先月、この会長の時間でも告知をしていた講演会でしたが
いずれも日本を代表する
「トップアスリート」をサポートし
見事な実績を積まれて来た大学名誉教授による
豪華二本立てという贅沢な時間でした。

タイトルが「スポーツ指導者講演会」ということでしたので
小学から高校生くらいまでのスポーツ指導をされている方々や
実際にスポーツ選手としてトレーニングに日々励んでいる
生徒さんも会場に来られて、
講演を聴いたり、前に出て体験したり、
あっという間の3時間半でした。

この3時間半、
特にアスリートでもなく
スポーツ指導者でもない私ですが
全く飽きることなく、気づきの連続でした。

昔テレビで流行った「へえ~」ボタンがあったら
ずっと連打し続けたくらいの内容でした。

「スポーツ」の基礎は、
日常生活の体や心の使い方にそのまま通じていることを実感し、
老齢を重ねて行く自分の親や
身体の老化に悩む人たちすべてに聞かせてあげたい内容でした。

【小林寛道(こばやしかんどう)先生】

最初に登壇された小林先生。

現 職: 東京大学 名誉教授
学 歴: 東京大学大学院教育学研究科修了 教育学博士
主な職歴 1970年~1986年 名古屋大学 助手・講師・助教授
1986年~2004年 東京大学大学院総合文化研究科 助教授・教授
2004年 東京大学名誉教授の称号
2004年~2012年 東京大学大学院新領域創成科学研究科 特任教授
2005年~2013年 日本大学国際学部 特任教授
2005年~2018年 静岡産業大学 客員教授
2013年~2020年 東京大学 特任研究員
2018年~現在 静岡産業大学 特別教授 2020年~現在 東京大学大学院総合文化研究科 備 考 2013年 第16回秩父宮スポーツ・医科学賞 功労賞

TVにもよく出演され、
つい最近もNHKのあさイチで「なんば走り」について
軽妙な解説をされていました。

かつて陸上界で日本の選手が世界のトップにリーチできなかったのに
1991年以降の世界陸上やオリンピックで日本人メダリストを
何人も輩出されたのは
先生が注力されて来た
「スポーツ科学」を取り入れていった事にあるのを
あらためて実感しました。

その「スポーツ科学」として有名なのが、
小林先生が言い始めた「体幹トレーニング」

カール ルイスや モーリス グリーンと言った
100mで圧倒的な速さの記録を出すアスリートと
日本のトップアスリートにある「差」が何なのか?

パワー = 力 × 速度

上手に動作できる姿は美しい!
動作の質を高めるには?

と考えを深めて行くところで「QOM :クオリティ オブ モーション」
という言葉を作って追求を深めて行かれました。

【QOMを上げる要素とは?】

① 不必要に「アウターマッスル」を緊張させないこと
② バランスを保つ = 体軸を保つ
③ 有効な動きを「神経支配」を理解し身につける
④ 柔らかく体を使う=関節という関節を柔らかくする

ここで講演のすべてを記載するのは紙面上も難しいのですが
講演の肝になっていた部分をぎゅっと詰め込んだ著書を発見しました。

東大式 世界一美しく正しい歩き方 単行本(ソフトカバー)
– 2018/6/20
小林 寛道 (著)
出版社 ‏ : ‎ 日本文芸社

【アマゾンの書籍案内】+++++++
本書は、最新データと研究実績に基づき、
「本当に正しく」「日本人に適した」「高齢者が健康になる歩き方」
を具体的に解説したウォーキング書の決定版!

ボディ・インナーマッスルを用い、
動きの質を高める“大腰筋ウォーキング”は、
歩くこと自体が究極の整体術となり、
一生ものの足腰を手に入れるだけでなく、
体にやさしく、健康効果がいっぱいです!

小林名誉教授は、
1989~2003年の長きにわたり、
日本陸上競技連盟強化本部委員および科学委員長として、
当時はまだ世間に広く認知されていなかった「スポーツ科学」を研究、
その知見を活かしてオリンピック選手の強化をサポートし、
大きな成果をあげています。

また、2005年より、
千葉県柏市にある東大2キャンパスに「
生涯スポーツ健康科学研究センター」を立ち上げ、
初代センター長に就任。

住民の健康づくり拠点として、
小規模トレーニング施設である「十坪(とつぼ)ジム」で
自ら考案したマシンを活用した、
QOM(=動作の質)を高める最先端のトレーニングの研究を日々重ねています。
私も今では「大腰筋ウォーキング」にはまっています!
++++++++++++

講演中、
素晴らしいと感じたのは
お話の内容もさることながら
今年80歳という
小林先生の「立ち姿」「歩き方」です!

まさに美しい姿勢とは
こういう事なのかと
一目見て感じる姿でした。

次週は、
お二人目の講演

豊田先生の
「メンタルトレーニング」の
レポートをお届けします。

では、また素敵な一週間をお過ごしください!

渡辺 誠

例会

幹事報告

シンガポール国際大会 日本人親善朝食会についてのお願い

拝啓 師走の候、ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。平素は国際ロータリーにご理解とご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。
佐藤芳郎RI理事より、シンガポール国際大会日本人親善朝食会についてのご案内が届きましたので、以下引用いたします。
(以下引用)
さて、ご周知のとおり、2024年ロータリー国際大会がシンガポールにおいて、2024年5月25日(土)~29日(水)まで開催されます。このすばらしい国際大会の開会式が行われる5月26日(日)に恒例の「日本人親善朝食会」を下記要領で開催いたします。
つきましては、貴クラブにてお取りまとめいただき、別添の「登録申込集計表(Excel)」をメールにてご送付いただきますよう、お願いいたします。敬具


日時: 2024年5月26日(日) 開場 7時00分
朝食会 7時30分~9時00分
(RI会長のご挨拶を予定)
会場: ラッフルズシティコンベンションセンター(Raffles City Convention Centre) フェアモントボールルーム 4階
住 所:80 Bras Basah Road, Singapore, 189560
TEL:+65 6339 7777
会費: お一人 10,000円(着席)
定員: 先着600名
(締切日前に定員に達した場合は、その時点で締め切らせていただきます。
参加ご希望の方は、お早めにお申し込みください。)
締切日: 2024年2月15日(木)
※キャンセル、返金につきましては3月29日(金)まで受け付けます。
なお、3月30日(土)以降のご返金はいたしかねますので、ご了承ください。

例会

卓 話

【防災のすすめ パート2】

大雪の候 皆さまにおかれましては益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。

寒さも厳しくなる昨今ですが、お身体ご自愛くださいませ。

さて、【防災のすすめ】パート2です。
事業継続計画(BCP)や事業所の防災対策についてお話を進めます。事業継続計画(BCP)をご存じの方も再確認をして頂ければ幸いです。

事業継続計画(BCP:Business Continuity Plan)は、企業等が自然災害などの非常事態に直面した時に、その被害を最小限に食い止めつつ、企業等の存続に関わる最も重要性・緊急性の高い事業の継続または早期復旧を行うための計画の事であり、取引他社への流出、シェアの低下、企業評価の低下などの防止策です。
事業継続計画では、非常事態の時の対応を明確に定めておくため、その対応を企業等において浸透しておけば、的確な初動対応の開始に繋がります。もし、事業継続計画を策定していない状態で非常事態に直面すれば、的確な判断ができず、対応が遅れて被害が拡大してしまう恐れがあります。
従業員を始め、企業等の設備やデータなどの財産を守り、事業停止によって取引先・顧客、地域社会に対する被害を発生させないよう、事業継続計画の作成はどの企業でも必要になりつつあります。
事業継続計画作成において、事業を見直すことで効率化を図ることができ、従業員のリスクに対する意識の向上に繋がります。また、会社において事業継続計画に取り組むことは、他社との差別化を図る営業戦略にもなると思います。
事業継続計画を作成する場合は、当初は完璧でなくても、まずは作成して完成させることが重要です。事業継続計画書は、見直し・改善を繰り返しながら充実させてください。
事業継続計画のポイントは、起こりうる非常事態を想定し、対策を講じておくことが重要です。
<ポイント>
①防災対策
リスクを想定し耐震・耐火・耐水などの対策、情報セキュリティ対策、避難場所、
緊急連絡網などの安否確認方法、帰宅・出社基準、各種計画やマニュアル・ハンド
ブックの作成。
②従業員や顧客の人命と企業等の財産を守る
各種訓練の実施と見直し、従業員やその家族、取引先、設備の保守サービス、重要
顧客などの緊急連絡先などの緊急連絡先等を複数の場所に保管。
③非常時の事業継続対策の構築
ヒト・モノ・カネ・情報などの重要な経営資源をリスト化し、利用できなくなった
場合の対応を検討。
・中核事業の特定、及び、事業継続に必要な人員数・設備・情報等の特定
・中核事業の復旧手順や復旧時間の設定
・代替手段(代替となるオフィスやシステム、生産・調達等)の業務継続方式

(1)事業継続計画の作成にあたって、基本方針と中核事業を特定し、目標となる復旧時間・
復旧レベルを設定する
企業としての基本方針を定めた後、起こりうる非常事態を想定し、関連する自社の
事業を列挙する。
企業としての基本方針を定めた後、列挙した事業の中から、最も優先して継続を
目指す中核事業を特定する。
企業等にとっての中核事業が、複数種類ある場合も考えられるが、非常時に複数
の事業を同時継続させることは困難になるため、対象とする中核事業は少ないこと
が望ましい。
中核事業の復旧については、いつまでにどのレベルまで復旧すれば、自社の財務が
破綻せずに、顧客との取引を維持できるか、非常時の影響を分析し、目標となる復旧
時間と復旧レベルを設定する必要がある。
いつまでに、どこまでの製品・サービスを提供できるかについて、取引先と共通認
識を持つ必要があるので、非常時の連絡方法の含め、予め協議しておく。

(2)対策を立てる
中核事業を維持するための対策では、主に、「ヒト(人員)、モノ(建物・設備・在
庫等)、カネ(資金繰り)、情報(顧客データ等)」の4つの経営資源に注目して、具
体的な対策の検討を行う。また、この4つの経営資源について、災害時に事前に対策
や取引先と連携したり、代替手段を用意することが重要である。
中核事業の内容に応じた、非常時の課題や問題点を洗い流し、それらに対する事業
継続のための対策案を計画に記載することで、事業継続計画の作成はひとまず完成
する。

(3)代理の責任者を決定する。
災害時の対策本部の責任者は、経営者である。非常時に経営者の不在も考えられる
ので代理の責任者を決定しておく。

(4)非常時の初動
非常時に優先して行うべき対応を記載し共有しておき、従業員が初動として「何を
すればよいのか」、「どこへ連絡をすればよいのか」といったことを明確にしておく必
要が重要である。

(5)事業継続計画の運用
事業継続計画は、作成しただけでは意味がないので、経営者を中心に従業員の間で
共有し、定期的な教育や訓練が必要となる。また、事業継続計画を見直す時期につい
ても計画に明記する。更新を継続することで、対応力は強化されていく。

(6)感染症の流行と事業継続計画
感染症のまん延により、マスクやアルコール消毒液などの物資の不足、サプライチ
ェーンの分析、外国人の入国の急減や外出・営業自粛要請に伴う需要の変化といった
影響を企業等は受けました。
事業継続計画の基本は変わらないが、「従業員と家族の安全」、「事業の継続」、国内
の感染拡大防止」のバランスをとる必要があり、対策は国や自治体などから示される
各種ガイドラインに基づき、対応が求められる。
感染症の拡大に伴い、人々の生活様式や働き方、価値観の変化により、製品やサー
ビスに対する需要が大きく増減することがあり、事業継続計画の見通しが必要とな
る。
感染症のまん延が長期化したり、感染症の流行と自然災害の発生が同時期になる
ことも想定する必要があり、在宅勤務や交代勤務の対応、リモートワークの通信手段
や情報共有手段の確保、従業員の家庭の防災対策の啓発、感染症予防と事業の復旧作
業の両立といったことの体制を構築する必要がある。

日本防災士機構 「防災士ハンドブック」より抜粋

取り組みをされている皆様には、今一度再確認をして頂き、まだ、取り組まれていない皆様には、備えのひとつと取り組みをお勧めします。
下記リンク集の最後の方に、簡易版のBCPの雛形を添付していますので、是非ご参考にしていただければ幸いです。

ありがとうございました。
防災士 登録No.260240 上野 秀男

<情報リンク集>
・防災ポータル
https://www.mlit.go.jp/river/bousai/olympic/prepare01/index.html
・気象庁
https://www.jma.go.jp/jma/index.html
・地震ハザードステーション
https://www.j-shis.bosai.go.jp
・国土交通省 防災ポータル
https://www.mlit.go.jp
<事業継続計画に関する自治体等のリンク>
・茨木市 中小企業BCP策定について
https://www.city.ibaraki.osaka.jp/kikou/sangyo/shoukou/menu/bcp.html
・大田区 簡易版BCPシート
https://www.city.ota.tokyo.jp/sangyo/topics/bcp_sheet.html

例会

おわりの点鐘

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