第430回例会
Rotary E-club of HYOGO
2023年10月16日開会
10月は地域社会の経済発展月間です
はじめの点鐘
ロータリーソング
SAA: 今週のロータリーソングは、「我らの生業」です。元気よく歌いましょう。
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♪ 我らの生業Open or Close
一、我等の生業さまざまなれど
集いて図る心は一つ
求むるところは平和親睦
力むるところは向上奉仕
おゝロータリアン 我等の集い
二、奉仕に集える我等は望む
正しき道に果をとるを
人の世挙りて光を浴みつ
力を協せて争忌むを
おゝロータリアン 我等の集い
会長の時間
先週休会でしたので二週間ぶりの例会です!
みなさま元気にお過ごしでしたか?
◆ 大切なお知らせ ◆
まずは大切なお知らせです。
クラブのFacebookメッセンジャーでガバナー公式訪問の広報を長澤幹事から流して頂いております!
例会もネットだけで運用しているEクラブの現状ですが、数少ないリアルで集える(同時にZoomも繋いでハイブリッドします)チャンスですので、万障繰り合わせの上是非お時間いただけましたら幸いです!!
日時: 11月6日(月)
時間: 会長幹事懇談会 17:30~18:00(会長幹事のみ)
クラブ例会 18:00~19:00(全員対象)
場所: 宝塚武庫川ロータリークラブ 事務所
例会参加者のリストを事前に提出しますので、ご参加いただける方は「リアルか、オンラインか」を記載の上、【10月23日まで】にクラブのメッセンジャーまでお返事お願いします! ※残念ながら不参加の方もその旨ご発信いただけますと幸いです。
なお、まだこれから詳細を決めますがクラブ例会終了後、懇親会も予定しております。
1. これまで、会長の時間で「メンタルヘルス」の話題に何度か触れました。
今年度国際ロータリー会長のゴードン R. マッキナリー氏は、メンタルヘルスとその偏見をなくすことに力を注がれています。
昨今、職場や学校などでの「メンタルヘルス不調」「こころの健康」観点から「メンタルヘルス」への興味関心も高まっておりますが、今ほど注目されていない1980年代から、スポーツの世界では「メンタルトレーニング」という観点でいわゆる「心の健康状態」を良い状態にキープしながら成果を出して行くという考え方が一流のプロアスリートの間では取り入れられておりました。
ベースは臨床心理学に基づいた「メンタルトレーニング」と呼ばれる手法でした。
最近では瞑想(マインドフルネス)や、セルフトーク(精神状態が乱れそうになったり、乱れた時に自分に対して「ここからが勝負だ」「こうなってからの私は一番強い」「やっぱり来たね!こんな壁は大好物!」など自分でに効き目のある言葉をかけること)など、ポピュラーになってきた「対処法」がまさに「メンタルトレーニング」という言葉で始まっていたのです。
2. あの「イチロー選手」や「中村俊輔選手」が若い頃にメンタルトレーナーとして導いた方の講演があります!
先日、篠山ロータリークラブの古杉会長から「今日大阪へ行くんですが、夜の予定はどうですか?よかったら晩御飯でも?」というご連絡をいただき、ちょうど十三でジャズのライブへ行く予定が入っていたためその旨をお伝えすると、古杉会長もご興味を持たれてご一緒いただく流れになり(笑)、楽しいひと時を過ごしながら、その後のやり取りで12月に篠山ロータリークラブが企画されている講演会のお話を教えていただきました。
講演のテーマは「スポーツ指導者講演会」ですが、
お二人のうち11時~登壇ご予定の豊田一成先生が、「イチロー選手」や「中村俊輔選手」が若い頃にメンタルトレーナーをされていた方なのです。
豊田先生は、書籍も数多く書籍も出版されており、
その中で「豊田式メンタルトレーニング」というメソッドも惜しみなく公開されています。
先述のとおり、「メンタルトレーニング」はTOPアスリートにのみ使われているメソッドではなく、今日においては私達の日常の中で仕事において、プライベートにおいて「より良く、精神安定して過ごして行く」ために大変役立つメソッドとして「瞑想:マインドフルネス」はじめ様々な手法が普及して来ました。
※参考までに、アマゾンで購入できる書籍です↓
夢をかなえるイチロー力
―自分に限界をつくらない豊田式メンタル・トレーニング
出版社 : きこ書房 (2007/7/1) ¥1,650
-この本の目次-
想いが人を動かす
目標を紙に書く
思考法をプラスにする
呼吸法
内言
イメージング
「気」の導入
リラックス法
五感のフル活用
五計の導入
体系化
習慣化
――――――
※今回のご講演の内容とは異なります!
講演にご興味のあられる方、是非12月3日篠山へご一緒しませんか!
では、今週も素晴らしい一週間をお過ごしください~
渡辺 誠
幹事報告
地区補助金プロジェクト見学訪問のご案内
拝啓 時下益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。平素はロータリー活動に格別のご尽力を賜り、厚く御礼申し上げます。
さて、このたび当地区にて、ロータリー財団「地区補助金」を活用した下記奉仕プロジェクトが実施されます。折角の価値ある事業を広く各クラブ会員の皆様にもご見学賜りたく、下記の通り、ご案内を申し上げます。各クラブに於ける奉仕プロジェクト立案の好機、並びに会員各位にとっての得難い研鑚機会として頂ければ幸甚に存じます。(プロジェクトの内容や当日運営の詳細については、下記実施クラブ照会先宛にお問い合せ下さい。)
当プロジェクトの見学訪問を希望される場合は、お手数ながら、各クラブから直接、実施クラブ事務局(下記登録先)宛に事前登録下さいますようお願い申し上げます。
実施クラブ | 伊丹ロータリークラブ |
プロジェクト名 | 自転車シミュレーター寄贈による交通安全教育の実施 |
プロジェクト概要
(140文字以内) |
伊丹RCは、長年に渡り、伊丹警察署、伊丹市教育委員会等と協同し、市内の小・中学校等にて自転車交通安全教室を開催しておりますが、伊丹市は自転車交通事故の割合が喧嘩県全域と比較し高くなっています。そこで、地域の子供、高齢者等の交通安全教育のさらなる充実のため自転車シミュレーターを寄贈し、交通事故が減少を目指します。 |
実施日時 | 2023年11月5日(日) |
当日スケジュール | 「キッズフェスいたみ」イベントの体験コーナーにて実施
13:10~15:20 自転車シミュレーター体験 (自由参加、整理券配布は10:45より) |
実施場所 | 伊丹市立スポーツセンター 多目的室 |
参加費 | 無料 |
人数制限 | なし |
見学に係る注意事項 | なし |
メークアップの可否 | 不可 |
実施クラブ照会先 | 伊丹ロータリークラブ
TEL 072-733-1375 [email protected] |
事前登録先 | 不要 |
登録締切日 | なし |
『第39回インターアクト年次大会』登録のご案内
拝啓 錦秋の候、ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
さて、毎年インターアクトクラブが主管となり、持ち回りで開催しています「第39回インターアクト地区年次大会」を下記の要領で開催いたします。昨年は地区の主催でしたが、コロナ禍以降4 年ぶりにインターアクトクラブ主管での開催です。
半日という短い時間ではありますが、インターアクターの交流の場、またグループワーク等を通じ、インターアクターが成長できる場になればと考えております。
つきましては、一人でも多くの皆様にご参加をいただき、インターアクターの成長を見守っていただきますようご案内申し上げます。
1.大会テーマ 「手話で繋がる共生社会」
2.日 時 2023年11月26日(日) 13:00~16:30
受付 12:00~(昼食をすませてからご参加ください)
3.場 所 神戸ポートピアホテル 南館1階「大輪田」
4.登 録 各クラブにて取りまとめて頂き、登録申込書に必要事項をご記入の
上、FAX およびE-mail にてご返信ください。
〈登録料〉 7,000 円(ロータリアン)
〈登録先〉 西脇ロータリークラブ
〈振込先〉 三井住友銀行 西脇支店 普通 5444897
「インターアクト年次大会」
【問合せ先】 西脇ロータリークラブ
℡:0795-22-3901 Fax : 0795-22-8739
E-mail:[email protected]
登録締切 10月26日(木)
委員会報告
お世話になっております。ロータリー米山記念奨学会です。
今月の“ハイライトよねやま”ができあがりましたので、お送りします。
ぜひご覧いただければ幸いです。
よろしくお願いいたします。
▼全文は、こちらよりご覧ください。
http://www.rotary-yoneyama.or.jp/content/uploads/summary/highlight283_pdf.pdf
(公財)ロータリー米山記念奨学会ニュース
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★ ハ イ ラ イ ト よ ね や ま 283号 ★ 2023年10月13日発行
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::今月のトピックス::
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・日本語スピーチコンテストに現役奨学生が入賞
・取引先で偶然学友と出会ったロータリー会員
・寄付金速報 ― 大口寄付に感謝 ―
・21年ぶりの来日で語った夢
海外米山学友会総会情報
10/27 ウクライナ出身米山学友による講演のご案内
《今月のピックアップ記事》
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21年ぶりの来日で語った夢
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ウガンダで活躍する米山学友、スチュアート・マクブヤ・センパラさん
(2001-02/鹿沼RC)が来日し、9月21日に千葉県館山市で
行われた「安房地域のウガンダ支援交流30周年記念式典
(主催:NPO法人安房文化遺産フォーラム)」に出席しました。
式典では、センパラさんが代表を務める「NGOウガンダ意識向上協会(CUFI)」
のこれまでの活動を報告したほか、支援者である安房地域の人々と
感動の再会を果たしました。
長期的な内戦により貧しい子どもや親のいない子どもが多いウガンダ。
CUFIでは、こうした子どもやお年寄りに食べ物を支給し、教育支援や
有機農業の指導などを行っています。
安房地域との支援交流のきっかけは、センパラさんが初来日した94年、
当時学んでいたアジア学院(栃木県)の研修の一環として、館山市にある
女性保護施設を訪問したことに始まります。ここでの出会いをきっかけに、
同市の高校生がウガンダ支援活動を開始。現在、その支援の輪は、
安房文化遺産フォーラムを中心に、安房地域の市民へと広がっています。
日本滞在中は、出身校であるアジア学院の50周年記念式典に出席したり、
館山RCで卓話をするなど充実した日々を過ごしたセンパラさん。
「皆さまのおかげで21年ぶりに来日し、活動を直接報告することができた。
コロナ禍でウガンダの経済状況はますます悪化しているが、皆が食料に困ることなく、
自立して暮らせる農場を作ることが私の夢」と語りました。
その他の記事は、ぜひPDF版をご覧ください。
→ http://www.rotary-yoneyama.or.jp/content/uploads/summary/highlight283_pdf.pdf
以上
※メールアドレスの変更、配信解除などのご希望がございましたら、
お手数ですが、このメールの返信にてお知らせください。
よろしくお願い申し上げます。
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公益財団法人ロータリー米山記念奨学会
事務局長 柚木裕子
編集担当 長尾
Tel:03-3434-8681 Fax:03-3578-8281
問い合わせメール: [email protected]
米山記念奨学会ホームページ: http://www.rotary-yoneyama.or.jp/
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卓 話
行動経済学~身近にあるナッジ理論とは?
皆さんこんにちは!10月に入って、急に朝晩が涼しくなって一気に秋になった気がします。
さて、経済にまつわる卓話ということで、過去何回か卓話させて頂いた「行動経済学」に関して、まだまだ書き足らない点が沢山ありますのでご紹介したいと思います。
はじめに、標準的な経済学は、様々な経済現象を合理的な人間行動の結果ととらえてきました。合理的な判断をする人が間違いのない選択をすると考えられています。しかし実際の人の行動はどうでしょうか?予定していないのに、ついその場の気分で「衝動買い」をしたり、中身より見た目で「ジャケ買い」したりしませんか?
行動経済学ではこうした人がついしてしまう「心理」「行動パターン」を実験などから導き出し、その傾向を知るため研究されています。経済活動に関するリアルな人間の認知傾向や行動特徴を明らかにすることに重点が置かれているのです。
経済学はあらかじめ定義された標準的な行動をベースとして理論を展開していく演繹法的な学問であったのに対して、行動経済学は、実際の行動から理論を形成していく帰納法的な学問といえます。そのため実験やアンケートなどを利用して収集したデータをもとに研究を進めていきます。消費者の動向をつかみやすいことから、マーケティングの分野で注目を集めています。
近年の有名な研究者では、2002年にノーベル経済学賞を受賞したプリンストン大学のダニエル・カーネマン教授とチャップマン大学のバーノン・スミス教授、2013年ノーベル経済学賞のイエール大学のバート・シラー教授(アメリカの株式バブルとサブプライム・ローン問題を引き起こした住宅市場に警鐘を鳴らしていた人)がいます。
さて今回は、行動経済学の中の「ナッジ理論」にスポットを当ててみます。
「ナッジ」とは、「ヒジで軽く小突くように、自発的に望ましい行動を選択するように促す」ことです。これを使うことによって相手に強制することなく、望ましい行動を取らせることが出来ます。シカゴ大学のリチャード・セイラー教授らが提唱した理論で、選択の自由を認めつつ、より良い意思決定ができるように選択肢の提示の仕方を変えるなどの工夫をするのです。そうすることで個人だけでなく社会の厚生を高めることが出来ると提唱しました。
それでは身近な具体例を見ていきましょう。
★例①コンビニの足元の矢印(足跡)ステッカー
・私もほぼ毎日?利用しますが、レジ前に足跡のステッカーがあり、そこから列が出来ます。違う場所に並ぼうとしても、こちらに気づくと後ろに並ばれますね(笑)。
★例②メルマガ登録のチェックボックス
・ネットショップでの会員登録時、メルマガ登録のチェックボックスに最初から「✔」が入っていて、登録したくない人のみ解除できるというパターン。これにより登録人数が格段に増えます。
★例③2010年英国キャメロン首相(当時)の政策運営(セイラー教授も協力)
・税金を滞納している人に{あなたのお住まいの地域のほとんどの人が期限内に納税を済ませています}という文面の手紙を送付した結果、納税率アップ。
★例④アムステルダム・スキポール空港のトイレ清掃費対策
・空港の男子トイレの便器(小)の内側に、小さなハエの絵が描かれてあり、絵がない時よりトイレの清掃費が80%減少しました。「人は的があると、そこに狙いを定める」という心理を利用して、周囲を汚すことなく用を足す環境を作り出したのです。当たり前ですがトイレ使用者に強制はありません(笑)。この対策は日本でも最近よく見かけますね。
★例⑤DJポリス
・2013年6月、サッカー日本代表がワールドカップブラジル大会出場を決めた夜、熱狂して渋谷のスクランブル交差点に集まったサッカーファンを軽妙な語り口で誘導して混乱を鎮めたDJポリス。この時の警察官の本心はわかりませんが、強制されないと反発しなくなる心理を考える良い例。
まだまだ例を挙げればキリがないのですが、現在、「ナッジ」を中心に、行動経済学の理論を用いて政策を立案、運営しようとする試みが増えているそうです。今までは政府が「歳出を減らすから、医療費などを負担」と頭ごなしの発想で政策運営(パターナリズム=父権主義・本人の意思よりも政府などの介入・干渉を重視)してきましたが、それでは思うような効果があげられていないように感じます。人は強制されることを嫌うものです。
私たちは、コントロールへの欲求を持っています。「これをやれ」と強制されると反発し、満足や納得がしづらくなります。正反対の立場、リバタリアン(自由主義・マーケット機能主義)とパターナリズムの融合したものが「ナッジ理論」では共存できると考えられています。
行動経済学を学ぶことは、自らの意思決定のあり方をより深く考えることに他なりません。それは、うっかりミスをはじめ、意思決定がなぜ間違っていたかを考えることにつながります。「認知的不協和」という言葉通り、自分の失敗を受け入れることは大きなストレスをもたらします。それがわかるだけでも、なぜいつも都合がいいように言い訳を考えてし
まうかを内省することが出来ます。
「失敗は成功の基」と言われますが、それを実践することは、心の働きを理解し、それをもとに自らの意思決定のプロセスを確認することと言えます。それが出来れば、より満足できる意思決定を行い、人生をより楽しみ、豊かにすることが出来るのではないでしょうか。
HYOGOロータリーEクラブ
児玉貴春
おわりの点鐘
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