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MAKE UP

第357回例会

Rotary E-club of HYOGO

2022年4月4日開会

4月は母子の健康期間です

はじめの点鐘

はじめの点鐘

ロータリーソング

SAA: 今週のロータリーソングは、「君が代」と「奉仕の理想」です。元気よく歌いましょう。

例会

会長の時間

2021―2022 HYOGOロータリーEクラブ会長 堤万佐子

皆様こんにちは桜が満開になりました、春ですね。春はライフイベントも多く会員の皆様の生活にも変化があるのではないかと思います。そして春は新しい年度の用意をしていかなくてはならない次期でもありますね。

先月吉井会員から次年度地区DEIについて手伝ってほしいとの依頼を受けました。ちなみに吉井会員は次年2680地区DEI小委員会の委員長です。皆様DEIという言葉ご存じでしたか。私は恥ずかしながら初めて聞きました。インターネットで検索すると以下のようなことが記載されていたので参考にしていただければと思います。

社会の多様性、公平性、包摂性を高めるための対策、これらを総称してDE&Iと呼びます。DE&Iを重視することで、より持続可能な社会を実現していくことができます。
ダイバーシティ(Diversity)
ダイバーシティとは、年齢、性別、民族、宗教、疾病、性自認、性的指向、教育、国籍等の違いを尊重することです。
組織の中では、一人ひとりが多様な視点、仕事や人生の経験、宗教や文化の違いなどを持っています。これらの違いを認識し、背景とは無関係に一人一人を尊重し、大切にすることを学んだときにのみ、多様性の力を発揮し、その恩恵を得ることができます。
エクイティ(Equity)
公平性とは、情報、機会、リソースへのアクセスを、すべての人に公平な扱いを保証しようとするものです。これは、尊敬の念に基づいて構築された環境でのみ可能です。公平性は、利点と障壁が存在し、その結果、すべての人が同じ場所からスタートするわけではないことを認識しています。公平性とは、その不平等なスタート地点を認識し、不均衡を是正し、対処することを約束することから始まる一連のプロセスです。
インクルージョン(Inclusion)
インクルージョンとは、帰属意識のことです。どのような個人や集団であっても、歓迎され、尊重され、支援され、評価され、参加できるような環境を作ることです。インクルーシブなグループは定義上多様(Diversity)であるが、多様なグループが常にインクルーシブであるとは限らないことに注意が重要です。無意識的な偏見や暗黙の偏見を認識することは、組織や地域社会が包括性の問題に対処するのに役立ちます。

私は次年度に向けて少しずつ勉強しなければと思い、マイロータリーを見て調べています。以下にマイロータリーに掲載されている記事を紹介いたします。

多様性、公平さ、インクルージョンに関する方針
ロータリーは、すべての人と尊厳と尊重をもって接し、あらゆる人の声に耳が傾けられるようにし、親睦、奉仕、リーダーシップの公平な機会を設けることに力を注いでいます。
ロータリーの会員は、ロータリーが多様で、公平で、インクルーシブな組織となることを望み、またそうあるべきであると考えています。ロータリーは、開放的なコミュニケーションを育み、学びあい、支えあうことのできる環境を作りだすことに全力を傾けています。国によってロータリーでの体験は異なるかもしれませんが、不平等や偏見を生み出す力関係、歴史、構造は世界中に存在します。多様性、公平さ、インクルージョンは、世界的に重要な問題です。
国際ロータリー理事会とロータリー財団管理委員会は、多様性、公平さ、インクルージョンの原則を採用し、ロータリーはあらゆる言動においてこれらの原則に従うための行動を起こしています。多様で、公平で、インクルーシブな組織となることで、ロータリーでの会員の体験がより充実したものとなり、より有意義で効果的な奉仕プロジェクトの実施が可能となり、ロータリーに参加したいと望む人たちにとって魅力のある開放的・歓迎的な環境を築くことにつながります。
実践のためのガイドライン
国際ロータリー理事会は、ロータリーの文化にこれらの価値観をしっかりと組み入れるため、ロータリー内のDEIの状況評価および包括的計画の作成にあたる「多様性・公平さ・インクルージョン(DEI)タスクフォース」を設置しました。タスクフォースは、ロータリーで初となる「多様性・公平さ・インクルージョンに関する調査」で世界31,000人の会員から集めた回答を基に、計画を作成しました。
>> 多様性、公平さ、インクルージョンに関するロータリーの枠組み
>> ロータリーにおけるDEIの関連データ
ロータリーのコミットメントに関する声明
2021年、国際ロータリー理事会は、DEIタスクフォースの協力の下、2019年に採択した「多様性、公平さ、インクルージョンに関するロータリーのコミットメントの声明」をさらに強化しました。
DEIの行動規範
理事会は、ロータリーの中核的価値観を反映した新しいDEIの行動規範を承認しました。 この行動規範は、誰にとっても協力的で、前向きで、健全な環境をロータリー会員が築き、維持するのを支える枠組みとなるものです。
DEIの行動規範はロータリー会員に以下のことを求めています:
他者を尊重する言葉を使う
サポートを示す
温かく迎え入れるインクルーシブな環境を助長する
多様性を重んじる
表現の自由は大切ですが、私たちの言動には重大な責任が伴います。ロータリーは、年齢、民族、人種、肌の色、能力、宗教、社会的地位、文化、性別、性的指向、性自認に基づくバイアス(偏った考え方)、差別、偏見、ヘイト(憎悪)を促進する言動をロータリーが容認しないという共通の立場を取ります。
クラブ会長、ガバナー、理事と管理委員など、ロータリーのすべてのリーダーには、自らの言動がほかの人に及ぼす影響について責任をもち、DEIの行動規範を一貫して適用することが求められます。
DEIの行動規範に沿わない言動を見たり聞いたりした場合には、以下の方法で対応することができます:
話し合いで状況を解決できる場合には、当事者と直接対話することを会員/参加者に促しましょう。多くの場合、ほかの人が疎外感や、無視された、または標的にされたと感じるような言動は、意図的に行われるわけではありません。間違いや過ち、または不快に感じることもあるかもしれませんが、対話によって結果的にロータリーをよりよく、より強固にすることができます。
話し合いが不可能な場合、あるいは当事者が重要な役職やほかのクラブの人である場合には、RIクラブ・地区支援担当部にご連絡ください。担当職員が情報を確認し、適切なフォローアップを行います。
誰かが危険にさらされたり、身の安全が脅かされたりしていると感じる場合は、警察に通報し、RIクラブ・地区支援担当部にご連絡ください。

クラブと地域社会でDEIの活動を支援する方法
クラブと地区でDEIを促進するために役立つ数多くのリソースがあります。次の方法でDEIの活動を支援できます:
DEIの問題について話したり、対話を促したりするための知識や方法を、以下のラーニングセンターのコースで学ぶ。
多様性・公平さ・インクルージョン(基本)
多様性・公平さ・インクルージョン(中級)
DEIウェビナーシリーズ(英語のみ)
多様でインクルーシブなクラブとなることの重要性とメリットについてクラブ内で話し合い、「多様な会員が集まるクラブに」の調査を用いて、会員基盤の多様性とインクルージョンを推進する計画を立てる。
ロータリーのフォーラムでDEI関連のトピックに関するグループに参加する。
LGBT Diversity and Inclusion Affinity Rotary Group(英語)
Gender Equity in Rotary(英語)
DEI — Diversity, Equity, and Inclusion(英語)
Celebrating Indigenous and Various Cultures, Peoples, and Places(英語)
Rotarians Against Racism(英語)
Agrupación Feminista de Rotary(スペイン語)

クラブで多様性、公平さ、インクルージョンを推進する方法
多様性、公平さ、インクルージョンに詳しい地元の専門家を例会に招き、卓話をしてもらう。DEIの取り組みを支援する団体とつながり、プロジェクトやイベントを共同で行う。
役割を任命する際には新しい人を起用し、こうした役職に含まれることの少ない人(若い人、会員歴の短い人、学友など)にリーダー職を勧める。
多様性、公平さ、インクルージョンについて対話をする。このような対話は気まずさや個人的な事柄を伴う場合があることを認めた上で、皆が学び、互いに耳を傾け、尊重する姿勢を身につける機会になるという共通の理解を築く。
クラブにDEI委員会を設置し、委員を人選する際には地域社会を反映させることを念頭に入れる。委員会は、地元市民とともに、学び、分かち合い、奉仕できる機会を特定する。

少しずつではありますが、新しいことを学び実践すると楽しくなってきます。
DEIの考え方を実践できれば、私はずいぶん生きやすい世の中になると思います。
一緒に学んでいただければうれしいです。

例会

幹事報告

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例会

卓 話

SDGsと資本論について

担当:幾波

昨今、SDGsについての話題をよく聞きます。今回は、テーマが自由とのことですので、私がSDGsに対して思うところを書かせていただきたいと思います。

皆様ご存じのとおり、SDGsはSustainable Development Goalsの略で、2015年9月の国連サミットで採択された持続可能でよりよい世界を目指すための国際目標です。各ロータリークラブにおいても、SDGsには積極的に取り組んでおられると思います。

SDGsには17の目標があります。貧困、飢餓、健康、教育、ジェンダー、水・トイレ、エネルギー、経済・雇用、産業・インフラ、国家間格差、まちづくり、消費・生産、気候変動、海洋資源、陸上生態系、平和、グローバルパートナーシップです。教育やジェンダーの問題など社会情勢の変化によって注目されてきた課題もありますが、環境や資源の問題は、消費経済の行き過ぎがもたらしたものであり、過当な経済競争の結果ともいえるところです。

以前、マルクスの資本論について解説している本を読む機会がありました。資本論には、現在の大量消費社会で暮らす我々にとって、気付きとなることが多く記載されています。基本的な考え方を少し紹介したいと思います。

昔の生活の中で、人が何らかの品物を作る際には、特定の使用目的がありました。椅子であれば座るために、テーブルであれば例えば食卓として使うために作ります。完成して目的を達成すればそれ以上は作りません。かつての人の生活はそういったものでした。

それに対し、現在の資本主義社会では、使うか使わないかにかかわらず、商品として売るために作ります。そうすると、実際に必要な分を超えて、大量生産されるようになります。売れれば売れるほど儲かるため、より大量に、より安価に生産することが求められるからです。そして、余れば廃棄します。仮に廃棄した分が無駄になっても、売れた分の利益が上回れば、それでよいという考え方です。

その結果、資源が大量に消費されます。地球環境が破壊される程度まで進んでもとどまりません。より多く作り、より多く売らないと経済競争で負けてしまうからです。

労働力も大量に消費されます。大量に生産し大量に販売するためには、より安価な労働力がより長時間にわたって提供されることが必要となるからです。技術革新を行い、労働効率が上がれば仕事が楽になるのかと言えば、楽になりません。効率が上がった分、より大量に、より安価に生産するようになります。物の値段は下がりますが、生活は楽になりません。商品が余るぐらいなら、それ以上作らなければよいのですが、そういうわけにはいきません。とにかく売らないと生活できないからです。タダで配るわけにもいきません。商品の値段が崩れてしまいます。廃棄するしかありません。

そういった、本来暮らすために必要な分以上の資源を消費し、必要以上の労働を行い、必要以上の競争を行う行為が、当たり前のように繰り広げられています。その不自然さについては、資本論の中で指摘されています。マルクスの考えでは、それらを克服するために、必要な材を共同で用いることができる、共同体社会のようなものを作ることが理想だと書かれています。マルクスの提案が正しいかどうかはさておき、現在の大量消費社会に対する警鐘を鳴らす考え方として、傾聴に値するように思います。

SDGsは環境や資源の問題、特に化石燃料の問題が大きく取り上げられていますが、そもそもの大量消費社会に対する反省は必要かと思います。大量消費は、それ自体の資源浪費に加え、大量のごみの排出及びそれによる環境破壊の問題も生み出しており、重要度の高い課題だと思われます。1人1人の意識を変えていく必要があるのだろうと思いますが、現実の経済活動との関係で、仕組み作りが難しいところです。

なお、我が国では、4月1日から、プラスチック資源循環促進法が施行されています。分解されにくいプラスチックごみの大量廃棄問題は世界的な課題であり、同法は、プラスチックごみの排出の抑制、再資源化などの仕組みづくりを定めています。最近、飲食店などでプラスチックカップやストローの廃止が進んでいるのもその流れです。

例会

おわりの点鐘

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