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MAKE UP

第263回例会

Rotary E-club of HYOGO

2020年3月23日開会

3月は水と衛生月間です

はじめの点鐘

はじめの点鐘

ロータリーソング

SAA: 今週のロータリーソングは、「我らの生業」です。元気よく歌いましょう。

  • ♪ 我らの生業Open or Close

    一、我等の生業さまざまなれど
    集いて図る心は一つ
    求むるところは平和親睦
    力むるところは向上奉仕
    おゝロータリアン 我等の集い
    二、奉仕に集える我等は望む
    正しき道に果をとるを
    人の世挙りて光を浴みつ
    力を協せて争忌むを
    おゝロータリアン 我等の集い

例会

会長の時間

YOGOロータリーEクラブ会長の長澤友滋です。
いつもありがとうございます。第263回例会でございます。

コロナウイルスの影響が益々増大して世界中が大混乱しております。渡航や入国禁止、外出禁止が相次いでます。こんな状況下ですので、RIのホノルル世界大会も中止のニュースも残念・驚き半分、仕方ないなぁ半分という感想でした。

人やモノの行き来が大幅に減少することで、経済へのダメージは計り知れません。コロナウイルスが原因で亡くなる命と、経済の落ち込みで亡くなる命(自殺など)の重み、どちらが重い・軽いと比べることはできませんが、ウイルス蔓延をできるだけ防ぎ、自分たちでできうる経済活動を止めることなく継続する、その両輪を意識していくしかないようです。

わたしどもの会社では、会議や面談の際にひとつのルールを設けて取り組んでいます。それは『なぜ・・・?』を禁止して、『どのようにすれば・・・できるのか?』を使う、というものです。
昔からよく、『なぜ?を10回くらい繰り返して深堀しろ!』とか言われてきたので、最初は違和感がありました。
ですが、使い続けると違いがわかってきます。
『なぜ・・・?』だと、≪できない理由≫にフォーカスがあたった議論になり、後ろ向きだったり、ネガティブな会話になりがちです。
『どのようにすれば・・・できるのか?』だと、まさしく≪できるようにする方策≫にフォーカスがあたり、ポジティブな会話で生産性がアップします。

未曽有のコロナショックが続きますが、自分の身の回りの小さなことからでも、『どのようにすれば、コロナウイルスの蔓延を防ぎ、経済活動を回していけるか?』という発想で物事をとらえて行動をしていきたいと思ったこの1週間でした。暗いニュース続きですが、元気を出して免疫力アップして、活動していきましょう!今週もよろしくお願いします。

例会

幹事報告

新型コロナウイルス感染症に対する国際ロータリー日本事務局の対応について

国際ロータリー本部(エバンストン)の指導により国際ロータリー日本事務局(東京都
港区)は3月 19 日(木)、新型コロナウイルスによる感染拡大を防止するための対策訓練
として、下記対応を講じることとなりましたのでお知らせ致します。

1.勤務形態: 在宅勤務

2.対象日時: 2020 年 3 月 19 日(木)終日 (09:30~17:30)

3.ご連絡方法: 恐れ入りますが、電話によるご対応が叶いませんので e メール
または、FAX にて以下へご連絡いただけますようお願い致します。

クラブ・地区支援室: [email protected]
財団室: [email protected]
経理室: [email protected]
業務推進・資料室: [email protected]
FAX(各部署共通): 03-5439-0405

尚、認証品や資料など発送を伴うご対応にはお時間を頂戴致しますのでご了承願います。

急なご連絡でご不便をお掛け致しますが、ご関係者の皆様におかれましては、ご理解
賜りますよう何卒お願い申し上げます。

例会

委員会報告

新型コロナウイルスまとめサイトへの開発協力について

Eクラブとしての強みを活かし、「兵庫県非公式 新型コロナウイルスまとめサイト」 への開発協力をしています。

このサイトは、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関する最新情報を提供するために、 有志の仲間が開設したサイトです。公式情報ではないことをご了承下さい。

複製・改変が許されたオープンソースライセンスで公開されている、 東京都公式新型コロナウイルス対策サイトの仕組みを利用しています。

兵庫県による公式情報と客観的な数値をわかりやすく伝えることで、兵庫県にお住まいの方や、兵庫県内に拠点を持つ企業の方、兵庫県を訪れる方が、現状を把握して適切な対策を取れるようにすることを目的としています。

例会

卓 話

持続可能な長期的プロジェクトを目指して

HYOGOロータリーEクラブの吉井久美子です。
3月は水と衛生月間ですね
さて、マイロータリーには

安全な水と衛生設備の利用は、すべての人がもつべき権利。
なのに、汚染水で病気になる人や命を落とす人が後を絶ちません。未来を担うはずの子どもたちは、水汲みなどの労働によって学校に通えず、つらい境遇を強いられています。

私たちの活動は、井戸を掘るだけではありません。安全な水と衛生設備を提供した上で、衛生や伝染病予防に関する教育も行うことで、コミュニティ全体の生活を改善し、子どもの通学率を高めています。
と書いてあり、様々な活動について報告がされています。

私は日々水と衛生の取り組みをしている会社を経営しているため、大変水と衛生について興味があり、またその活動の中で常に思い考えることがあります。
それは「本当にこのことが求められていることなのか?ということです」

なぜなら場所によってニーズは違いますし、経済状況や文化や宗教など様々な環境の違いから、求められていることが全然違うと感じる機会があるからです。

この日本の中でも、例えば主婦の方のニーズと10代の学生の方のニーズは全く違うのですから、まず求められていることを知り進めていくことの大切さを日々感じています。

さてそのような毎日を送る中で、
水の専門家の水に対する取り組みはどのようなものがあるのか
またどのような観点で活動をされているのか大変興味がわき調べてみることにしました。
思わず、へー!と声を出してしまった記事があったので掲載したいと思います。

 

・・・以下引用・・・

 

サントリーのホームページより
「水の知」最前線Vol05

世界の水問題を解決するのは
“適正な技術”と“水の知”である

東京大学大学院工学系研究科教授
「水の知」(サントリー)総括寄付講座 兼任 博士(高額、東京大学)
滝沢 智 先生

 

現在のバングラディッシュと酷似した60年前の日本の水事情

これまで「水の知」最前線では様々な切り口で“水”を取り上げてきましたが、今回は飲料水としての“水”にスポットを当てていきましょう。

人間が健康で快適な暮らしを営むには安全な水が欠かせません。しかし今現在、世界には安全な水にアクセスできない人々が約10億人いるといわれ、彼らの多くはコレラや赤痢といった伝染病に苦しめられています。

もっともそういった事実を耳にしても今の若い方には実感がわかないかもしれません。しかし昭和20年代、30年代の日本では、こうした伝染病は海外旅行に行って感染するものではなく、日本国内で感染してしまう病気でした。数年前、私がアメリカで開催された国際会議に出席した際、80歳くらいのご夫人に「日本では最近、水は大丈夫なの?」と衝撃的な質問をされたことがあります。

彼女は戦後まもない日本に滞在していたことがあり、当時「日本は水が危ないから生水を絶対に飲むな」と再三注意されていたため、“日本=水環境の悪い国”という認識がいまだにあったのです。まさに今の我々が東南アジアに旅行に行くときに注意されるのと同じことが、当時日本へ行くアメリカ人に言われていたわけです。実際、この頃の日本の人々は大雨のたびに冠水や雨漏りに苦しめられていました。当時は水洗トイレではなく汲み取り式のトイレが一般的ですから、冠水のたびに汚物があふれてしまい、水をめぐる衛生状態は非常に悪かったのです。ですから、昭和30年代には年間9万人以上の赤痢患者が発生し、命を落とす人も多くいました。当時子供だった私自身、赤痢にかかったことがあります。そうした経験や水に困った幼い頃の記憶が、私の眼を途上国の劣悪な水環境に向けさせたのかもしれません。

 

・・・・・・・・・・・・

 

大変驚きました。

私は今までプレゼンでも日本という国は、数少ない安全な水の飲むことができる国だと話してきましたが、この記事を読み、この日本にもそんな時代があったのか!と。

確かに幼いころ田舎に帰ると外にある汲み取り式のお手洗いに行くことがとても怖かった思い出があります。
しかし、洪水で衛生環境が悪くなり赤痢が身近にあったなんて、恥ずかしながら知りませんでした。その一方とても親しみが湧いたといいましょうか、身近に水環境の悪い場所のことを感じるようになりました。

「手洗いうがい!」と学校でも家庭でもよく言われましたが、日本では整備が進んでいったと同時に、教育を通して衛生について教えられる機会があったことで、この国の衛生は確立されていったのだろうなぁと幼いころの記憶からも感じます。

 

その後のサントリーの記事にも滝沢 智 先生はこのように書かれています。
安全な水にアクセスできないのは、主に東南アジアやアフリカなどの途上国です。
地下水さえも自然の地質からフッ素や砒素が溶解している場合があります。

しかし、フッ素は効能も認められている反面、多量摂取は健康被害を招きます。最近では飲用を控えるよう呼びかけている温泉があるのはそのためです。

煮沸したから大丈夫といって地下水を飲んでいる人もいます。煮沸すれば殺菌はできますが、砒素やフッ素はなくならないということを知らないのです。

そうした現状を目の当たりにすると、水道や浄化設備などのハードウェアを作るのと同じように、何が安全で何が危険かといった正しい知識が人々を救うには不可欠なのだと感じます。
まさに“水の知”の普及が大切なのです。

と。

またこのようにも書かれています。
世界的に見て、水汲み労働を強いられているのは女性か子供です。

家長である男性は水汲み労働をしないので、そういう労働がどれだけ厳しいものなのか理解しづらい。ですから、地域によっては社会的・家庭的決定権を持つ男性が料金を払ってまで水道の整備を望まないことも多いようです。それどころか労働に当たっている女性ですら、それを望むとは限りません。

以前、私はとある国際会議で「後から井戸を作るとアクセスが不便になるので、最初から計画的に井戸を中心に家をつくるようにしてはどうか」と提案したことがありました。しかし、スウェーデンの女性研究者がそれに異を唱えました。彼女いわく、かつてそれをタンザニアで実践し、水へのアクセスを改善したところ、その井戸が壊されてしまったというのです。壊したのはそこに住む女性でした

地域によっては数キロの道のりを運ぶ「水汲み」
Copyright (C) 滝沢 智

 

その地域は厳格な家父長制の社会であり、女性たちは男たちの許可なしに自由に出歩くことが許されません。そんな生活のなか、彼女たちにとって水汲み労働だけは男たちの支配から逃れられる自由な時間だったのです。ですから1キロ、2キロ先の水源まで同じコミュニティの仲間と連れ立って歩いていくのは、肉体的には過酷な労働だったとしても、精神的には数少ない楽しみだった。その毎日の楽しみを奪われた彼女は、その元凶である井戸を破壊してしまったわけです。

 

つまり我々が提案する改善策が、かならずしも途上国の人々が求めているものと一致するとは限らない。水というものが生活と密接したものだけに、彼らの生活のスタイルを無視してこちらの価値観を押し付けても受けいれてもらえなのです。

と。

この記事を読み、日々の仕事や活動、そしてHYOGOロータリーEクラブでも水プロジェクトを推進していますが、本当に求められている水と衛生の活動を届けていきたいと改めて思いました。

“水の知”の普及の大切さ
“求められている事”を感じる大切さ

そして持続可能な長期的プロジェクトを実施していけるよう、日々学びながら活動をしていきたいと思っています。

最後になりましたが、今流行している新型コロナウィルスの感染拡大を食い止めるため、また私たちが自分自身を守る習慣として帰宅したらまず手洗いうがいを実行していきたいですね。
また子供たちにも先人からの知恵を受け継ぎ、手洗いうがいを今一度しっかりと習慣づける教育をしていきたいと思います。

 

 

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おわりの点鐘

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