第212回例会
Rotary E-club of HYOGO
2018年12月17日開会
12月は疾病予防と治療月間です。
はじめの点鐘
ロータリーソング
SAA: 今週のロータリーソングは、「我らの生業」です。元気よく歌いましょう。
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♪ 我らの生業Open or Close
一、我等の生業さまざまなれど
集いて図る心は一つ
求むるところは平和親睦
力むるところは向上奉仕
おゝロータリアン 我等の集い
二、奉仕に集える我等は望む
正しき道に果をとるを
人の世挙りて光を浴みつ
力を協せて争忌むを
おゝロータリアン 我等の集い
会長の時間
ロータリアンのみなさま、こんにちは。2018-19年度19回目、今年最後の例会です。
今年も残すところ2週間あまり。Eクラブならではの強みを活かし、 SNS を活用した情報発信と、忙しい人でも活動できるロータリークラブを目指して活動してきました。
ITの力で世界にインスピレーションをもたらそう
この運営方針のもと、情報発信はある程度の成果が見えはじめてきました。
しかし、「忙しい人でも活動できるロータリークラブ」という点については、自分自身も含め、まだまだ課題が多いのが現状です。
今年度最初の例会で揭げた運営方針を再掲し、後期に望みたいと思います。
クラブ運営方針
ITの力で世界にインスピレーションをもたらそう。
HYOGOロータリーEクラブのみなさまは、「ロータリアンとして選ばれた人たち」です。
せっかく国際ロータリーに所属する、貴重なロータリアンとして選ばれたのに、
* 忙しくて活動できない
* 何をしたらよいか解らない
* 活動している実感が無い
というのでは、せっかくのチャンスが台無しです。
元々、Eクラブは「忙しい人でも活動できるクラブ」を目指して誕生しています。
時間が無い、資金も乏しい中でも、 ITの力を使えば、できることはたくさんあります。
リアルに会うことはできなくても、 SNS を通じて、世界中の人々と交流し、親睦を深めることもできます。
週に1回、HYOGOロータリーEクラブのサイトを訪問し、例会に参加するだけの少しの時間を、ロータリーに使ってみてください。
興味が湧いたら、地区のイベントや、他のクラブのメークアップなどしてみてください。
必ず何か、人生においてプラスになることが得られると思います。
何か得られることができたら、それをご自身の得意な分野を通じて、世界に還元してください。
そうやって、HYOGOロータリーEクラブの一員であるロータリアン同士、高めあっていきたいと思います。
みなさまがあってのロータリーです。
どうかご協力の程よろしくお願い致します。
幹事報告
第21回発達障害講演会のお知らせ
竹田特別代表補佐が講演されます。詳しくはこちらからご覧ください。
第9回増強拡大委員会 in 柏原のご案内
委員会後の懇親会では、「牡丹鍋と銘酒奥丹波を大いに楽しみたい」と思っております。
とのこと。詳しくはこちらからご覧ください。
委員会報告
お世話になっております。ロータリー米山記念奨学会です。
今月の“ハイライトよねやま”ができあがりましたので、お送りします。
ぜひご覧いただければ幸いです。
よろしくお願い申し上げます。
▼全文は、こちらよりご覧ください。
http://www.rotary-yoneyama.or.jp/summary/pdf/highlight225_pdf.pdf
(公財)ロータリー米山記念奨学会ニュース
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★ ハ イ ラ イ ト よ ね や ま 225号 ★ 2018年12月13日発行
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::今月のトピックス::
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・秋の外国人叙勲で米山学友が受章
・2019年の年賀状を学友がデザイン
・寄付金速報 ― 年内の送金はお早目に ―
・今年も盛り上がりました ― 韓国米山学友会総会 ―
・台湾米山学友会総会 ― 第8代理事長決まる ―
<お知らせ>
☆申告用領収書は来年1月にお送りします
☆年末年始休業のお知らせ
《今月のピックアップ記事》
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秋の外国人叙勲で米山学友が受章
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11月3日、平成30年秋の外国人叙勲が発表され、元啓明大学校
副総長・同日本学科名誉教授、元韓国日本協会会長の米山学友、
呂博東(ヨ パクドン)さん(韓国/1978-80/水戸RC)が、
旭日中綬章を受章しました。
筑波大学修士課程在学時に米山奨学生となり、研究に勤しんだ
呂さんは、博士号を取得して帰国。以降、従来の日本語・日本
文学中心の日本研究を超え、歴史・文化、経済、社会など多分野
から総体的に日本を捉える日本学を広め、学会を立ち上げて多く
の日本研究者を育てたほか、韓日民間親善交流協会を設立する
など、韓国における日本研究の発展と対日理解の促進に多大な
貢献を果たしました。
栄えある受章おめでとうございます!
【呂博東さんからの謝辞】
このたびの受章は、身に余る栄誉であり、今まで巡り合うこと
ができた、たくさんの素晴らしい皆様方のご助力と恩恵の賜物
と、感謝に耐えません。
修士課程2年間勉学に励むことのできる奨学金を与えてくださった
ロータリー米山記念奨学会と水戸ロータリークラブの皆様ほか、
ここに掲げ挙げることのできないほど多くの皆々様に多大な
ご恩を被りましたことを忘れることはできません。
皆々様にこの栄誉をお回ししたいと思います。
※そのほかの記事は、ぜひPDF版をご覧ください。
→ http://www.rotary-yoneyama.or.jp/summary/pdf/highlight225_pdf.pdf
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┃ お 知 ら せ
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☆申告用領収書は来年1月にお送りします
ロータリー米山記念奨学会へのご寄付は税制優遇を受けることができ、
「税額控除」か「所得控除」いずれか有利な方式を選択できます。
今年1~12月に寄付をした方には、来年1月末までに申告用領収書を
クラブ経由でお送りします。12月28日(金)当会着金分までが対象です。
☆年末年始休業のお知らせ
米山記念奨学会事務局は、
12月28日(金)~1月6日(日)の間、休業させていただきます。
来年は1月7日(月)より通常業務となります。
以上
※メールアドレスの変更、配信解除などのご希望がございましたら、
お手数ですが、このメールの返信にてお知らせください。
よろしくお願い申し上げます。
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公益財団法人ロータリー米山記念奨学会
事務局長 岩邉俊久
編集担当 野津・峯
Tel:03-3434-8681 Fax:03-3578-8281
問い合わせメール: [email protected]
米山記念奨学会ホームページ: http://www.rotary-yoneyama.or.jp/
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卓 話
ポリオワクチンを届ける旅路
ロータリーの最新バーチャルリアリティ映像『Two Drops of Patience』の撮影のため、ローターアクターがポリオワクチン予防接種チームとともにウガンダの奥地へ分け入ります。
情熱がなくては保健従事者にはなれません。子どもたちにポリオワクチンを届けるため、あらゆる困難を乗り越える必要があるからです。
私はポリオワクチン接種チームに加わるため、ウガンダとケニアの国境にある山間の集落に向かいました。首都カンパラにある私の家から320キロメートル離れた場所です。子どもに予防接種をする際に親を説得する大変さは言うまでもありませんが、その民家1件1件に到着するのも大変な苦労です。車を降りて、二本の足でただ歩き続けなくてはいけません。
ポリオワクチンは安全な保冷剤にくるみ、冷却容器にいれて運びます。両手を使ってよじ登るときでさえこの重い容器を運ぶなんて、悪い冗談に思えます。たくさんの急流や川があり、それらを飛び越えたり歩いたりして渡るのです。家は互いに離れており、一件の移動に30分歩くこともあります。
木々や岩の間を縫って歩くことはさみしく、薄気味の悪いものでした。私たちは帰途にかかる時間を考えながら、できる限り遠くまで出かけました。たどり着くのに3時間かかるなら、帰りも3時間かかり、暗くなる前に戻らなくてはいけません。それに家が留守だったら、後日また出直さなくてはいけません。
あるとき、私は足の痛みで座り込んでしまいました。日焼けもしたのですが、私はそれまで黒人が日焼けするなんて考えてもみませんでした。
大変な道のりです。しかし、私たちが進むことで誰かの命を救えます。ローターアクターになって数年間たちますが、このような活動をしたのは初めてでした。
カンパラナグル・ロータリークラブ会員である母の勧めでローターアクトに入会したのは、私が21歳だった2016年のことです。私のローターアクトクラブは、ウガンダ北部のGuluと呼ばれる村全体を対象としたプロジェクトに協力しています。ここは20年にわたり内戦の武力衝突があった場所で、私も2回、この村を訪れました。クラブはまた、ポリオ撲滅のための募金活動も行っています。
私はポリオという病気を知っていました。患者を見たことがあり、私自身、予防接種を受けたことがあります。しかしポリオとは、聞いたことがあってもそれがどんなにひどいものか、本当には知らない人が多い疾病です。それで私は、何かできることがあるはずだと思いました。
私にはフレッド・マサデという友人がいます。彼はカンパラセッセアイランド・ロータリークラブのメンバーで、ロータリー公共イメージコーディネーターをしています。彼を通して、ポリオ撲滅活動にさらに関わることになりました。
2017年の冬、私はカンパラにいる映像作成チームの皆さんに会いました。彼らは、ポリオ予防接種活動がいかに困難かを記録するのです。
私はウガンダ癌協会で資金を集める仕事をしていましたが、1週間の休みをとりました。そしてウガンダ北東部にあるモロト山の麓の町までの飛行機をチャーターし、そこでユニセフのスタッフ、地方自治体のスタッフと落ち合いました。それに加え、この地域の商業・行政の中心地であるソロチの町から、ロータリアンやほかのローターアクターたちが車で3時間かけてやってきました。ソロチのロータリアンは、この地方にクラブがなかった頃から、この地で医療キャンプを実施していました。
さらに車で1時間半かけて、目的地である山の集落に到着しましたが、初めて来た土地に私は大変驚きました。私の家から車で8時間以上かかるこの土地は、映画やテレビのドキュメンタリー番組でしか見たことのないようなところだったからです。
草ぶきの家は女性たちが作ったもので、そこには圧倒的な貧困がありました。男たちが牛の世話をするかたわら、女性は草を刈って干したり、枝を拾い集めて束にしたりしていたのですが、何名かはマラリア予防のためにもらった蚊帳を紐の代わりにしていました。枝で作った家の床下では、家畜を飼育していました。入口のドアは小さく、這うようにして中に入ります。
とても小さな保健センターが丘の上にあり、近郊の人々がやってきます。この地域に電気は通っていないのですが、幸いなことに誰かが寄贈したソーラーパネルがあり、これでポリオワクチンを保冷しておくことができます。そこにいた看護師さんが、ワクチンの保冷方法や、薬瓶を汚すことなく投薬する方法を教えてくれました。スポイトがどこにも触れないよう上手に、子どもの口の中に薬を垂らすのです。
その後、私たちは1件の家に行き、説明されたことを実践することになりました。順番が来ると私は震えました。薬を2滴口に入れなければいけないのに、それ以上垂らしてしまうかもしれない、と怖くなったのです。まるで、目薬を差すという時にずっとまばたきをしているようなものです。子どもはずっと動いているのですから!
そこで、子どもの口を開けさせておくコツを教わりました。にっこり微笑んで歌を歌いながら、やさしく両ほほを押さえるのです。こわい顔をしてはいけません。子どもが、あなたと一緒にいて安心だと思えるようにするのです。もちろん子どもを落ち着かせるお母さんの存在も不可欠です。
次の日も予防接種で山に入りましたが、この日はまず、住民に何が行われるのかを話さなくてはなりませんでした。想像してみてください。ただでさえ外部の人間が来るのは珍しいことなのに、見たこともない機械(ドローン)が空を飛んでいるのです。人びとは家から出てきて、何が起こるのかと不思議そうに見ていました。
この土地には部族闘争が行われてきた歴史があり、政府による武装解除の介入も行われました。たびたび家畜を略奪されることもあって、疑り深くなっているのです。服装や髪型が異なるのですから、よそ者が来れば何マイルも離れたところからでも分かるでしょう。
彼らとは信仰も異なります。木に登ったり、岩に座ったりするものではないという彼らの信仰は、まったく知りませんでした。彼らにとって木や岩は神聖な存在なのです。彼らは怒っていました。私たちが挑発的な行動を取っているのだと思ったからです。どこかへ行く際は、その土地のことをよく調べなくてはいけない、というのはこういうことなのです。岩の上に座ることが悪いなんて、誰に予期できるでしょうか。
私たちはいつも、先ほどお話しした看護師と一緒に行動しました。住民が彼女のことを知っていて、彼女が現地の言葉を話せたからです。私たちはポリオの予防接種を受けることがなぜ大切なのかを伝えなくてはいけませんでした。予防接種が子どもの命を奪ったり、妊娠をコントロールしたりする薬なのではないかと疑う父親もいて、時間をかけて話をしなければいけませんでした。
ポリオで足が不自由になり、這うことしかできなくなった男性にも会いました。激しい雨で山から土砂が流れ出た際、彼は懸命に逃げましたが泥にはまり動けなくなりました。大の大人が、岩と泥にもまれてなすすべもないのです。車いすがあっても山を登ってはくれません。場所によっては車いすは役に立たず、自分の足で歩くしかないのです。
撮影当初、私は人や物事を、被写体としてばかり見ていました。ですが、初めて自分が人に予防接種を行って、何かが変わったと感じました。まるで自分がヒーローであるかのような満たされた気持ちになったのです。誰かの人生を良いほうに変える、とても意味のあることを成し遂げたのだと。誰かを病気から守り、幸せになるチャンスを与えたのだと。あのたった2滴が、他の誰でもない、私の人生を変える行動になったのです。
おわりの点鐘
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