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MAKE UP

第169回例会

Rotary E-club of HYOGO

2017年12月11日開会

12月は疾病予防と治療月間です。

はじめの点鐘

はじめの点鐘

ロータリーソング

SAA: 今週のロータリーソングは、「R-O-T-A-R-Y」です。元気よく歌いましょう。

  • ♪ R-O-T-A-R-YOpen or Close

    R-O-T-A-R-Y
    That spells Rotary;
    R-O-T-A-R-Y
    Is known on land and sea;
    From North to South,from East to West;
    He profits most who serves the best;
    R-O-T-A-R-Y
    That spells Rotary.
    R-O-T-A-R-Y
    That spells Rotary;
    R-O-T-A-R-Y
    Is one great family;
    Where friend-ship binds for man’s up-lift.
    Where each one strives his best to give,
    R-O-T-A-R-Y
    That spells Rotary.

例会

会長の時間

今週は2017-18年度第20例会、通算169例会です。

今月は疾病予防と治療月間です。今月のロータリーの友はもうお読みになられましたでしょうか?

(公財)日本対がん協会会長の垣添忠生氏が「人はがんとどう向き合うのか?」という表題で書かれていました。
私は真っ先にこの記事を読みました。何故なら丁度2年前私の父はがんを宣告され、1年前は在宅看護の真っただ中で、仕事と父の看護・子育て・・・と目の回るような毎日を送っていたからです。

父が病気と向き合いながら人生の終え方を決めていましたので、私たちはできる限りのサポートと後悔をしないように心からの看護をしました。

仕事をしながらの在宅看護は本当に大変でしたが、会社のすぐそばに家を借りていつでも見に行ける状態を作り、看護のための移動時間を無くすなど負担を少しでも減らす工夫をしました。恵まれていたことに職場での理解もしていただけたことで、精神的な負担も随分軽減できていたと思います。そして家族で悔いなく父を見送ることができました。
その時のことを思い返しながら読んだのでした。

そして今、私は時間を見つけ栄養学の講座を受講しています。父の在宅看護を通して病気になった人もその家族も生活が一変してしまう事や、社会的な理解が必要になるという事を痛切に感じた経験から、口に入れたものが体となることを念頭に置き毎日の食事や生活の見直しをしています。現在10歳以下の子供たちは2人に1人が107歳まで生きると言われている時代。病気を予防する意識・地域や社会・職場のサポートはより一層大切な時代になっていくのだと思います。
まだお読みでない方はロータリーの友をぜひご覧になってください。

さて今月22日はクリスマス懇親例会ですね。多くのご参加お待ちしています!
それではどうぞ素敵な一週間をお過ごしください。

吉井久美子

 

例会

幹事報告

① 奉仕活動合同セミナー(神戸会場、豊岡会場)で配付した。社会奉仕アンケートを送付いたします。(別紙あり

② クラブ研修リーダー会議のご案内 (別紙あり

例会

委員会報告

今週の卓話は、堤会員による理学療法士についてのお話です。

例会

卓 話

理学療法について

堤 万佐子

皆様こんにちは、今回の卓話では私の職業である理学療法士についてご紹介したいと思います。一般の皆様はあまりこの職業名をご存じない方もあるかとは思います。しかし日本人は生涯に一度は理学療法士に出会うことがあると思います。いわゆるリハビリが必要になったとき、そばにいるのが理学療法士です。病院にご縁のない方も、病院以外のところで理学療法士は活躍しています。今回は簡単ではありますが、理学療法士の仕事と理学療法についてまとめてみました。ご自身やご家族の健康になんらかのトラブルが起こったときの参考になれば幸いです。

 

理学療法とは

理学療法とは病気、けが、高齢、障害などによって運動機能が低下した状態にある人々に対し、運動機能の維持・改善を目的に運動、温熱、電気、水、光線などの物理的手段を用いて行われる治療法です。

「理学療法士及び作業療法士法」第2条には「身体に障害のある者に対し、主としてその基本的動作能力の回復を図るため、治療体操その他の運動を行なわせ、及び電気刺激、マッサージ、温熱その他の物理的手段を加えることをいう」と定義されています。

 

理学療法のめざすもの

理学療法の直接的な目的は運動機能の回復にありますが、日常生活活動(ADL)の改善を図り、最終的にはQOL(生活の質)の向上をめざします。病気、けが、高齢など何らかの原因で寝返る、起き上がる、座る、立ち上がる、歩くなどの動作が不自由になると、ひとりでトイレに行けなくなる、着替えができなくなる、食事が摂れなくなる、外出ができなくなるなどの不便が生じます。誰しもこれらの動作をひとの手を借りず、行いたいと思うことは自然なことであり、日常生活活動の改善はQOL向上の大切な要素になります。理学療法では病気、障害があっても住み慣れた街で、自分らしく暮らしたいというひとりひとりの思いを大切にします。

 

理学療法の対象

理学療法の対象者は主に運動機能が低下した人々ですが、そうなった原因は問いません。病気、けがはもとより、高齢や手術により体力が低下した方々などが含まれます。

最近では運動機能低下が予想される高齢者の予防対策、メタボリックシンドロームの予防、スポーツ分野でのパフォーマンス向上など障害を持つ人に限らず、健康な人々に広がりつつあります。また、運動・動作の専門性を生かし、福祉用具の適用相談、住宅改修相談も行います。

 

中枢神経疾患
脳卒中、脊髄損傷、脳の外傷、中枢神経の変性疾患、腫瘍、脳血管の異常、脳炎、小児発達障害など

整形外科疾患(運動器の障害)
手足、脊椎の骨折、腰痛、頸部痛、肩関節周囲炎、退行変性疾患、腰椎椎間板ヘルニア、靭帯損傷、変形性関節症、四肢の切断、様々な運動器由来の疼痛など

呼吸器疾患
慢性閉塞性肺疾患、肺炎、結核後遺症、喘息、全身麻酔術後の肺機能低下など

心疾患
心筋梗塞、狭心症など

内科的疾患、体力低下
糖尿病、高齢、術後体力低下、近い将来運動機能の低下により要介助状態になることが予想される高齢者、メタボリックシンドロームによる運動指導対象者など

 

理学療法を受けるには

理学療法の多くは、病院、診療所、老人保健施設、老人ホームなどの介護保険関連施設で行われています。
理学療法は医療行為に位置付けられており、医師の指示に基づいて行われます。

入院中、通院中の方々へ
病院・診療所(医院、クリニック)に入院・通院中の場合、まずは主治医・担当医にご相談ください。
医師が理学療法の必要性を判断します。入院、通院中の医療機関に理学療法科(リハビリテーション科)があれば、理学療法を受けることができます。

 

ご自宅で生活する高齢者の皆様へ
手足に障害を抱えながらもご自宅で生活し、運動機能の維持・向上、人との交流、日中余暇活動、住宅改修を希望される場合、通所リハビリテーション・訪問リハビリテーションサービスの利用を希望される場合は、かかりつけ医、ケアマネージャー、市町村介護保険課にご相談ください。

 

高齢で身体機能の低下が心配な方へ
身体機能の低下を未然に防ぐことを目的に実施される介護予防事業の適応となるか、又は介護予防事業をご希望の場合はお住まいの市町村老人保健担当課、または地域包括支援センターへお問い合わせください

 

お子様の発達が心配の方へ
乳幼児健診での相談、市町村保健センターや保健師へご相談ください。
必要に応じ理学療法が紹介されます。

 

障害をお持ちの方へ
障害者入所施設、通所(通園)施設での理学療法をご希望の場合は福祉事務所へご相談ください。

 

理学療法士とは

理学療法士はPhysical Therapist(PT)とも呼ばれます。ケガや病気などで身体に障害のある人や障害の発生が予測される人に対して、基本動作能力(座る、立つ、歩くなど)の回復や維持、および障害の悪化の予防を目的に、運動療法や物理療法(温熱、電気等の物理的手段を治療目的に利用するもの)などを用いて、自立した日常生活が送れるよう支援する医学的リハビリテーションの専門職です。治療や支援の内容については、理学療法士が対象者ひとりひとりについて医学的・社会的視点から身体能力や生活環境等を十分に評価し、それぞれの目標に向けて適切なプログラムを作成します。

理学療法士を一言でいうならば動作の専門家です。寝返る、起き上がる、立ち上がる、歩くなどの日常生活を行う上で基本となる動作の改善を目指します。関節 可動域の拡大、筋力強化、麻痺の回復、痛みの軽減など運動機能に直接働きかける治療法から、動作練習、歩行練習などの能力向上を目指す治療法まで、動作改 善に必要な技術を用いて、日常生活の自立を目指します。

理学療法士は国家資格であり、免許を持った人でなければ名乗ることができません。理学療法士は主に病院、クリニック、介護保険関連施設等で働いています。中には専門性を生かし、プロスポーツのチームに属している理学療法士もいます。

 

健康管理、身体機能保持・増進のために
人生80年の時代に、健康を維持していくために、その人に合った身体運動をアドバイスします。

 

家で寝たきり・閉じこもりがちな人たちへ
生活にメリハリをつけ、寝食を分け、生き生きとした、その人らしい生活をみつけるための支援をします。

 

障害があって在宅生活を始める人たちへ
いざ、病院を退院し在宅生活を始めると、その環境の違いや介護方法など戸惑うことが多くあります。その人に適した理学療法を提供します。

 

障害のある子供たちへ
成長とともに、その成長を手伝うのに、どのような方法がよいか、共に考えます。

 

理学療法士の活躍場所

介護保険サービス
通所リハビリテーション/訪問リハビリテーション/住宅改修・福祉用具のアドバイス

医療サービス
病院/診療所

保健サービス
健康教育/介護予防

行政サービス
市・区役所/特別支援学級

福祉サービス
障害者福祉センター/障害児(者)通所・入園施設

トータルヘルスプラン事業
健康管理/スポーツ

理学療法士について

これからの国家資格、これからの仕事
病気やケガによる「障(傷)害があること」は、これまで一部の人の特別なものと思われがちでした。しかし現在では、誰にでも起こり得ることとして受け止められています。そのために理学療法士を志す人々が増えています。これらの人々は大学や専門学校において、さまざまなことを学び国家資格の取得を目指しています。

さまざまな産業と結びつく
障害者や高齢者、そして介護者にとって、住宅環境や生活環境、自動車での移動、多くの人々との情報交換、緊急時の通信システムなどをどうすれば便利なのか – 理学療法士はこうした情報の提供もしており、医療現場だけではなく、他の産業とも強く結びついています。

家庭でも、地域でも
理学療法士は医療機関の中だけで仕事をするのではありません。地域のデイケアセンターや保健福祉センター、ホームヘルパーやボランティアへの指導、訪問理学療法、家屋改造、そして車いすや補装具を作る上でも関わりを持っています。障害を持つ人々がもとの生活に復帰し、さらに新たな人生を歩み始めるためにも、様々な場面での理学療法士の活躍が期待されています。

「与える医療」から「支える医療」へ
病気やケガ、障害に立ち向かうのは最終的に障害を持った本人であり、そこには本人の考えや判断が配慮されなければなりません。そのために単に「与える医療」ではなく、障害を持った人々やその介護者と心を通い合わせながら進める「支える医療」 – つまり私たち理学療法士の仕事が、今後ますます必要となることでしょう。

 

理学療法士になるには

理学療法士の仕事をするには資格が必要

理学療法士として人の役に立つ仕事をするためには、まず国家資格を取得することが必要です。国家資格とは、国が法律で定め、国や地方自治体などが認定する資格のことをいいます。理学療法士の場合は、「理学療法士及び作業療法士法」にもとづき、厚生労働大臣が免許を与えます。

理学療法士の資格を取るには、まず大学・短大・専門学校へ

理学療法士の国家試験を受験するためには、養成校で3年以上学び、必要な知識と技術を身につけることが必要です。養成校には4年制大学、短期大学(3年制)、専門学校(3年制、4年制)、特別支援学校(視覚障害者が対象)があります。資格取得後、より専門的な知識を身に付ける場合、研究職をめざす場合などは大学院もあります。(修士課程・博士課程)。 なお、すでに作業療法士の資格を持っている人は、養成校で2年以上学べば受験資格が得られます。また、外国の養成校を卒業した方、外国で理学療法士の免許を取得した人は、所定の手続きをして厚生労働大臣の認定を受ければ、新たに養成校に入る必要がない場合や不足した単位のみ取得すればいい場合もあります。

例会

おわりの点鐘

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