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MAKE UP

第168回例会

Rotary E-club of HYOGO

2017年12月4日開会

12月は疾病予防と治療月間です

はじめの点鐘

はじめの点鐘

ロータリーソング

SAA: 今週のロータリーソングは、「君が代」と「それでこそロータリー」です。元気よく歌いましょう。

  • ♪ 君が代Open or Close

    君が代は
    千代に八千代に
    さざれ石の
    巌(いわお)となりて
    苔(こけ)のむすまで

  • ♪ それでこそロータリーOpen or Close

    一、どこで会っても やあと言おうよ
    見つけた時にゃ おいと呼ぼうよ
    遠い時には 手を振り合おうよ
    それでこそ ローローロータリー
    ニ、笑顔 笑顔で 語り合おうよ
    心と心で 結び合おうよ
    みんな世の為 働らき合おうよ
    それでこそ ローローロータリー
    三、どこの国にも 友が居るよ
    みんな一つの 輪になろうよ
    同じ心で 親しみ合おうよ
    それでこそ ローローロータリー

例会

会長の時間

【ガバナー公式訪問】

今週は20117-18年度第19例会、通算168例会です。今週はガバナー公式訪問のご報告をさせていただきます。ご参加いただきました皆様ありがとうございました。
12月1日、ガバナー事務所にて瀧川ガバナー様・地区代表幹事の矢坂様にご同席いただき、わたくし吉井と堤幹事、そしてオブザーバーとして宝塚武庫川ロータリークラブの竹田様に出席いただき、17時半から事前懇談会が開催されました。緊張して迎えた懇談会でしたが大変和やかな雰囲気の中スムーズに終了いたしました。

瀧川ガバナーから仰っていただきましたことの中で大変印象に残っていることは、このクラブは会員が若く他のクラブにはない職業分類の会員が多くいるところが大変良いところであること。
そしてEクラブはパイオニアであることにプライドを持ってこれからも活動してほしい・・・そのようにEクラブの可能性や良いところを教えていただきました。
また今年度は4回開催予定の交流を深めるための懇親例会の折には、ロータリーについて学ぶ機会を持ち、ロータリーについて理解を深めていく勉強会を開くご提案をいただきました。
そしてまだまだEクラブについて認知されていないことが多々あるので、他のクラブとの繋がりを持ち、もっと知っていただけるよう工夫をしていく大切さや、単年度ではなく複数年度にわたる「未来の夢計画」をたてていく重要性についても教えていただきました。

その後のガバナー公式訪問例会では会員10名が参加し瀧川ガバナーより卓話を頂戴しました。
2016年5月の規定審議会を境に変化が起こってきていること。またリンドバーグのお話を例にされて寄付と奉仕の両輪の大切さについてのお話を頂戴しました。
文章には書ききれないほどのアイデアもいただきましたので、今月22日に開かれますクリスマス懇親例会にて情報共有させていただきますのでどうぞよろしくお願い致します。
ぜひ共に今後のクラブづくりに活かしていきましょう!
今年最後の懇親例会になりますので、たくさんのご参加をお待ちしています。

最後になりましたが12月2日には阪神第3グループの会長・幹事会が開かれ素晴らしい情報交換の場に参加させていただきました。植樹の件などまたクラブ交流サロンにて情報共有させていただきます。

それでは今週も素敵な一週間を・・・

例会

幹事報告

①「新版 補助金申請・補助金管理マニュアル」の送付について(別紙あり

② 地区補助金プロジェクト一般見学(柏原)のお知らせ (別紙あり

見学希望の会員は直接幹事までご連絡をお願いいたします。

③ 第10回全国RYLA研究会ご案内 (別紙あり

当地区で開催するのは初めてですので、RYLAに興味のある方は是非ご参加くださいと、青少年奉仕委員長よりメッセージを預かっております。FBイベントにあげますのでご確認をお願いいたします。

④ 地区補助金プロジェクト一般見学(洲本)のお知らせ (別紙あり

⑤ 第20回『発達障害理解のための基礎と実践講座』のお知らせ (別紙あり

宝塚武庫川ロータリークラブ 竹田 契一先生がご講演されます

FBイベントにあげますのでご確認をお願いいたします。

 

⑥ 11月ニコニコ寄付 HYOGOロータリーEクラブのニコニコ箱へのご寄附ありがとうございました。

2680地区 尼崎東ロータリークラブ 職業奉仕委員会 平野 高太郎 様

2660地区 大阪西南ロータリークラブ 友好委員会 樋口 晃 様

例会

委員会報告

今週の卓話は、大門会員による予防医学についてのお話です。

例会

卓 話

予防医学とは何か

HYOGOロータリーEクラブ 大門 浩史

12月は『疾病予防と治療月間』となっていますので今回は『予防医学とは何か』についてお話しさせて頂きたいと思います。

今回、テーマにしている「予防医学」ですが、皆さんはどのようなイメージをお持ちでしょうか?「未然に病気を防ぐこと」おそらくこのように理解されていると思います。これは間違っているわけではありませんが、予防医学の一部分なのでもう少し詳しくお話しさせて頂きます。

まずは、予防医学を語るうえでベースとなる「健康とは」から、予防医学の考え方をご紹介します。予防医学を語るうえで欠かせないのが、そもそもの「健康」の概念ですが、最近では、「健康」以外に「健康寿命」や「QOL」という言葉を耳にするようになりました。まずはこれらの言葉の意味からご説明していこうと思います。

1. 健康

WHO憲章では、その前文の中で「健康」について、

Health is a state of complete physical, mental and social well-being and not merely the absence of disease or infirmity.

『健康とは、病気でないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態にあること』と定義されています。

ここでのポイントは『肉体的にも精神的にも社会的にも満たされた状態』を『健康』と定義しており、単に病気でない(肉体的・精神的)だけではなく『社会的』にも満たされていなければ『健康』とは言えないという点です。

2. 健康寿命

WHOでは、健康寿命とは、『日常的・継続的な医療・介護に依存しないで、自分の心身で生命維持し、自立した生活ができる生存期間』と定義されています。

つまり『平均寿命から日常的・継続的な医療・介護に依存して生きる期間を除いた期間』となります。日本の場合だと2016年時点での平均寿命が男性80.98歳 女性 87.14歳となっています。2016年時点での健康寿命はまだ発表されていないので、2012年時点での平均寿命と健康寿命を比べてみますと男性平均寿命80.21歳 健康寿命71.19歳 女性平均寿命86.61歳 健康寿命74.21歳となっています。つまり何らかの継続的な医療・介護が必要な期間が男性で9.02年 女性で12.4年あるという事になります。

3. QOL

QOLとは“Quality of Life”のことで、「一個人が生活する文化や価値観のなかで、目標や期待・基準・関心に関連した自分自身の人生の状況に対する認識」と定義されており、一般に、『ひとりひとりの人生の内容の質や社会的にみた生活の質のことを指し、つまりある人がどれだけ人間らしい生活や自分らしい生活を送り、人生に幸福を見出しているか』ということを尺度としてとらえる概念で、QOLの「幸福」とは、身心の健康、良好な人間関係、やりがいのある仕事、快適な住環境、十分な教育、レクリエーション活動、レジャーなど様々な観点から計られています。

QOL に対する取り組みは医療の歴史とともに発展しており、医療は人を診るものであり医学は病気を診るものだとする考え方があったが、医療も科学的側面が強くなり、「病気は治ったが患者は死んだ」という状態が問題となりました。長期療養を要する疾患や消耗の激しい疾患、進行性の疾患では、いたずらな延命治療、患者への侵襲が激しい治療を継続することによって、患者が自らの理想とする生き方、もしくは社会的にみて「人間らしい生活」と考える生活が実現できないことが問題視されるようになりました。このような状況を「QOL (生活の質)が低下する」と呼んでいます。これに対して、患者が自身の尊厳をより保ち得る生活の実現を目的とした援助が重要であるという考え方が生じ、これを「QOL(生活の質)を維持する、向上させる」などといいます。

予防医学の概念

ここまでで、健康の概念についてお話ししました。予防医学は、はじめは肉体的な疾病予防の考えが中心でした。しかし、健康に対する概念が変わっていくにつれて、予防医学も広義になってきており、現在では、疾病予防・傷害防止・寿命の延長・身体的精神的健康の増進の科学とまでいわれるようになりました。

簡単にいうと、これまでの考えに「精神面の健康」、つまり「メンタルヘルス」が加わる形になったのです。それまでメンタルの不調は、「やる気がない」「怠けているだけ」といった精神論で片付けられ、しばしば世間からは偏見の目でみられていました。

しかし、メンタルの不調からくる精神疾患が立派な「病」として扱われるようになってから、メンタルの不調を訴える人が実はとても多かったことがわかり、今では社会問題ともなっています。

この心の健康を含めた広義の健康をベースに、予防医学の領域は大きく3つに区分されます。

一次予防:健康増進・疾病予防・特殊予防

二次予防:早期発見・早期対処・適切な医療と合併症対策

三次予防:リハビリテーションです。

ではこれらを詳しくみていきましょう。

 

一次予防(疾病前段階)

一次予防とは、健康な時期に、栄養・運動・休養など生活習慣の改善、生活環境の改善、健康教育等による健康増進を図り、さらに予防接種による疾病の発生予防と事故防止による傷害の発生防止をすることです。

具体的には、生活習慣の改善(禁煙・適正飲酒・ストレス解消・介護予防など)や特異的予防(予防接種・事故防止・職業病対策・公害防止対策など)が一次予防にあたります。ロータリーのポリオ撲滅も一次予防に当たります。

二次予防(疾病段階)

二次予防は、不幸にして発生した疾病や傷害を検診等によって早期に発見し、さらに早期に治療や保健指導などの対策を行い、疾病や傷害の重症化を防ぐ対策のことです。

具体的には、早期発見(健康診断・人間ドック)早期治療といったことが二次予防にあたります。

三次予防(疾病段階)

三次予防とは、治療の過程において保健指導やリハビリテーション等による機能回復を図るなど、QOL(Quality of Life)に配慮することによって再発防止対策や社会復帰対策を講じることです。

具体的には、理学療法・作業療法・機能回復訓練・言語聴覚療法・介護予防・職業訓練などがあげられますが、一般的な『予防』の認識には一致しにくい概念となっています。

簡単にまとめると、一次予防は病気になる前、二次予防は病気になってすぐ、三次予防は病気になってからのリハビリテーション段階での「予防」を指します。皆さんが漠然とイメージされるのは一次予防と二次予防になるかと思われますが三次予防にリハビリテーションも分類されていることもお分かり頂ければと思います。

上記の予防医学の分類で特に皆様方がご自身で行えるのは一次予防になります。まずは今月の『疾病予防と治療月間』にちなんで、生活習慣の改善と健康寿命延伸のために軽い運動などから取り組まれてみてはいかがでしょうか??

以上で今回の卓話を終わらせて頂きます。

 

 

最後に第101回目の看護師国家試験問題を引用しますので少し上記のことを踏まえてお考えください。

 

 

下記のうち、一次予防はどれでしょう?

  1. 労働者のがん検診
  2. 精神障害者の作業療法
  3. 脳卒中患者の理学療法
  4. 性感染症予防のためのコンドームの使用

 

 

 

答えは④。

  1. がん検診は早期発見に分類されるので、二次予防
  2. 作業療法はリハビリテーションなので、三次予防
  3. 理学療法もリハビリテーションなので、三次予防
  4. 性感染症予防は病気の発生を未然に防ぐので、一次予防

正解できましたでしょうか?

医療系の国家試験では比較的よく出題される問題ですが、意外とよく間違う問題でもあります。

 

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おわりの点鐘

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