第484回例会
Rotary E-club of HYOGO
2025年1月20日開会
1月は職業奉仕月間です
はじめの点鐘

ロータリーソング
SAA: 今週のロータリーソングは、「奉仕の理想」です。元気よく歌いましょう。
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♪ 奉仕の理想Open or Close
奉仕の理想に集いし友よ 御国に捧げん我等の生業
望むは世界の久遠の平和 めぐる歯車いや輝きて
永久に栄えよ 我等のロータリー

会長の時間
皆さんこんにちは!先週1月17日(金)で阪神淡路大震災から30年を迎えましたが、各地で追悼祈念式などが行われ、改めて当時のことを振り返る機会となりました。30年を経た今、我々は何ができるのでしょうか?
震災発生当時は、被災者でもある市民は助け合いながら故郷の復旧・復興に尽力しました。当時はまだ「自助」「共助」などの言葉も今ほど身近ではなかったかと思います。神戸市復興・活性化推進談話会(2004)は阪神淡路大人災発生からの10年を大きく「緊急対応期・応急復旧期(1年間)」「復興前期(4年間)」「復興後期(5年間)」の3段階に分けています。また、東日本大震災が発生した年の2011年10月に、宮城県は震災復興計画を発表し、「復旧期(3年間)」「再生期(4年間)」「発展期(3年間)」の3つの段階に区分し、計画期間を計10年間と定めています。いずれも、10年間を一括りとしており、復旧・復興は一段落したとして、その後は震災の教訓をいかに伝え、継承していくべきかということがテーマの一つとなっているかと思います。
私自身も、災害支援のボランティア活動に関わってきましたが、復旧復興期の現地での活動や、その後の震災学習を重ねるに従い、様々な教訓の継承の重要性をあらためて学びました。現在は、阪神淡路大震災はもちろんのこと、東日本大震災もよく知らない世代に、インターアクトの活動を通じて震災の教訓をいかに伝え、継承していくべきかという課題があります。
そういった問題意識もあり、これからの活動を見直す意味でも、昨年末に長崎の国立諫早青少年自然の家で行われた全国中学生・高校生防災会議「全国防災ジュニアリーダー育成合宿」に顧問を務めるインターアクトクラブの生徒と一緒に参加してきました。
写真①「全国防災ジュニアリーダー養成合宿」
この会議・合宿は、兵庫県立舞子高校の環境防災科長であった諏訪清二先生(現防災教育学会会長)のイニシアティブにより始まりました。兵庫県立舞子高校は2002年に全国で初めて環境防災科が設置されたのですが、諏訪先生はその立ち上げに携わり、12年間にわたり科長を務めた方です。その関係で東日本大震災の発生時には、いち早く現地でのボランティア活動なども実践されました。私は、諏訪清二先生をはじめ、全国で先進的な防災教育の実践をされている学校の先生方のお話を伺えればと期待を胸に膨らませての参加となりました。
写真②「雲仙普賢岳の噴火により被災した家屋」
写真③「報道関係者ら43人が犠牲となった「定点」」
2泊3日での合宿では、長崎県の災害派遣医療チーム(Disaster Medical Assistance Team、略称DMAT)所属の医師の方の講演や、1990年代に大きな被害を引き起こした雲仙普賢岳の被災地域を巡検するフィールドワーク、パネルディスカッション等を通じて学びを深め、参加者自身が課題を設定の上でアクションプランを作成していきます。
写真④「アクションプランに向けてのディスカッション」
私自身は「防災意識は被災地よりも防災教育を行っている地域で優位に高い」という研究結果を知り、学校教育現場だけでなく、地域の方々を含めた学びの機会を地道に設定していくことの重要性を痛感しました。特に私立学校では、防災教育推進校等が指定されている公立学校に比べて、防災教育が低調であることも課題であると思います。その一方で先進的な学校では、生徒が主体的に防災訓練を企画・実施している例もあります。また、復旧期における災害ボランティアにおける「医療・福祉・公衆衛生分野」で果たすべき役割についても大きな示唆を得ることが出来ました。
私にとっても大変学びの多い研修となりましが、参加したインターアクターからも、合宿後に早速地域の防災について取り組みを進めたいとの提案がありました。今回の機会をより実りの多いものにするために、勤務校のインターアクトクラブでは、今後生徒を主体とした地域防災活動プロジェクトを進めていきたいと考えています。
写真⑤「研修会場付近で見つけた第2740地区の寄贈品」

幹事報告
RLI(ロータリー・リーダーシップ研究会)パートⅡ 開催のご案内
昨年11月17日に実施させていただきましたRLIパートⅠに続き、
パートⅡの開催準備が整いましたので、ご案内申し上げます。
行事名:RLI(ロータリー・リーダーシップ研究会) パートⅡ
日 時:2025年2月11日(火・祝) 9:30~17:00予定(受付9:00~)
場 所:アクリエひめじ(姫路市|アクリエひめじ(姫路市文化コンベンションセンター)|アクセス)
定 員:40名(受付順)
形 式:少人数でのディスカッションを50分間で6セッション
対 象:今年度のクラブ・ラーニングファシリテーター、
会長エレクト、次年度幹事予定者、
その他ロータリアンとしてのスキルアップを期する方なら
どなたでも歓迎いたします。ロータリー歴は一切問いません。
※ただし1クラブ3名までとしてください。
参加費:計6,500円/人 もしくは 5,000円/人(内訳は下記)
・パートⅡ参加費 :5,000円/人 (昼食・飲料費含む)
・RLI参加者テキスト代:1,500円/冊(今年度から新版となりました)
※テキストをお持ちでない方は当日配布いたします。パートⅡ研修に必要な部分は事前にメールにて配信します。
今年度パートⅠに参加されテキストをお持ちの方は、テキスト代はご不要です。
登 録:Googleフォーム(下記URL or 案内状記載URL)
https://forms.gle/G9ZByozyocrDhV7CA
※Googleフォームが操作不可の場合、登録用紙をお送りしますのでご一報ください。
申込期限:2025年1月31日(金)
地区補助金プロジェクト見学訪問のご案内
拝啓 時下益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。平素はロータリー活動に格別のご尽力を賜り、厚く御礼申し上げます。
さて、このたび当地区にて、ロータリー財団「地区補助金」を活用した下記奉仕プロジェクトが実施されます。折角の価値ある事業を広く各クラブ会員の皆様にもご見学賜りたく、下記の通り、ご案内を申し上げます。各クラブに於ける奉仕プロジェクト立案の好機、並びに会員各位にとっての得難い研鑚機会として頂ければ幸甚に存じます。(プロジェクトの内容や当日運営の詳細については、下記実施クラブ照会先宛にお問い合せ下さい。)
当プロジェクトの見学訪問を希望される場合は、お手数ながら、各クラブから直接、実施クラブ事務局(下記登録先)宛に事前登録下さいますようお願い申し上げます。
実施クラブ * | 宝塚ロータリークラブ |
プロジェクト名 * | 子どもたちが楽しむクラシックコンサート |
プロジェクト概要
(140文字以内) |
宝塚市を音楽の街として捉え、小学生たちに音楽の素晴らしさを伝え、スーパーキッズオーケストラの演奏を通じて市内の子供達にも音楽に興味を持ってもらうと同時に、子どもたちの両親等にロータリークラブの認知度を高める。 |
実施日時 * | 2025年2月11日(火・祝) |
当日スケジュール* | 2部制、第2部のみ一般見学可能
第1部(一般見学なし) 第2部:開場15:00、開演15:30~16:45 |
実施場所 * | 宝塚市立文化施設ソリオホール
(宝塚市栄町2-1-1(ソリオ1の3階) |
参加費 | 無料 |
人数制限 | 2部のみ3名まで |
見学に係る注意事項 | |
メークアップの可否 | 有 |
実施クラブ照会先 | クラブ事務局メール([email protected]) |
事前登録先 | 宝塚ロータリークラブ |
登録締切日 | 1月31日(金) |

委員会報告
お世話になっております。ロータリー米山記念奨学会です。
今月の“ハイライトよねやま”ができあがりましたので、お送りします。
ぜひご覧いただければ幸いです。
よろしくお願いいたします。
▼全文は、こちらよりご覧ください。
https://www.rotary-yoneyama.or.jp/content/uploads/summary/highlight298_pdf.pdf
(公財)ロータリー米山記念奨学会ニュース
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★ ハ イ ラ イ ト よ ね や ま 298号 ★ 2025年1月14日発行
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::今月のトピックス::
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・ 米山学友が日本で歩むキャリアを共有
・ 新理事長が決定 台湾米山学友会総会開催
・ 寄付金速報 ― 下期普通寄付のお願い ―
・ 「がん治療を進歩させる」 18年ぶりの卓話
《今月のピックアップ記事》
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新理事長が決定 台湾米山学友会総会開催
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12月8日、台湾米山学友会の総会が台北市内で開催され、国内外から集まった米山学友と
ロータリー会員ら総勢107人が集まりました。当会からは相澤光春副理事長が出席しました。
林志昇理事長(1992-94/津RC)の開会挨拶で幕を開け、来賓挨拶と各種報告を行った後、
同学友会が独自で支援している現地日本人奨学生7人の紹介が行われ、温かい拍手が送られ
ました。今回は役員改選の年にあたり、投票の結果、第10第理事長に盧本文さん(1984-86/
松原RC)が選出されました。盧さんは同学友会会員に向けて、「学友会活動をさらに発展
させ、日台友好の絆を一層深めることが目標です。この学友会を通じて、世界平和の実現に
少しでも貢献していきたいと考えております」と、挨拶を述べました。
また、同学友会は12月26日に第2820地区インターアクトクラブの台湾研修交流会に協力。
互いの活動紹介やグループディスカッションを通じ、相互理解の促進に貢献しました。
その他の記事は、ぜひPDF版をご覧ください。
→ https://www.rotary-yoneyama.or.jp/content/uploads/summary/highlight298_pdf.pdf
以上
※メールアドレスの変更、配信解除などのご希望がございましたら、
お手数ですが、このメールの返信にてお知らせください。
よろしくお願い申し上げます。
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公益財団法人ロータリー米山記念奨学会
事務局長 峯 純子
編集担当 長尾
Tel:03-3434-8681 Fax:03-3578-8281
問い合わせメール: [email protected]
米山記念奨学会ホームページ: https://www.rotary-yoneyama.or.jp/
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卓 話
わたしにとってのロータリー
福田充男
2014年4月に、ロータリークラブへの入会を許されてから10年8ヶ月が経過しました。今回Eクラブに移籍させていただくという区切りに、わたしなりの「ロータリークラブ理解」についてまとめてみました。教育コンサルタントとして、地域の企業や自治体や教育関係者と話すことがありますが、その時に、ロータリークラブって何ですか、と聞かれたときに、ご説明している内容です。皆さんの意見もお聞かせください。
第1に、ロータリークラブは、本業で地域貢献をする志を持つ人たちのグループです。獲得した利潤を、福祉や救済のために寄付しようとするのではなく、ビジネスの手法で社会課題を解決しようとする人たちです。
そもそも、地域所在の企業が、地域で納税し、雇用の受け皿を作り、地域内で消費したり再投資したりして地域経済を循環させるという営みだけに注目しても、そのこと自体が大きな地域に対する貢献だということができます。
しかし、従業員・顧客・取引先、そして商圏や業界や町全体を活かすという理念を掲げてビジネスを展開するならば、さらに地域に貢献できます。そして、そのことを通して、自分自身も活きるようになります。他者を活かしてこそ、自分が活かされる道も開けてくるのだと思います。それが、”One Profits Most, Who Serves Best” というモットーの意味だと考えます。
第2に、ロータリークラブは、リーダーたちが対等な立場で学び合う場です。これからリーダーになっていく人たちではなく、すでに自律したリーダーとなっている人たちが、主体的に判断し、自分の意見を自由に表明します。その上で、発言したことには当然責任を持ちます。また、必要に応じて自分の弱さを認め、「間違った」と思ったら素直に謝ります。ロータリーは、対等な立場のリーダーたちが、相互にリスペクトしながら、信頼しあう関係を結びつつ交流することができる希少な機会です。
そのような交流の場で、相互に学び合います。学ぶ内容は二つです。
まず、これまでリーダーとして役割を果たしてきた中で出会った困難をどのように乗り越えてきたか、また、そこから何を学ぶことができたかを分かち合います。特に試練の中で他者をどう活かしたか、また、自分はどう成長したのかという点について分かち合います。
次に、奉仕に基づく企業経営を学び合います。どのような理念を掲揚しているか。その理念の内容に利己と利他を調和させる工夫があるか。それを自分自身がどう学習しているか。社内外にどう共有しているか、理念をどう実践しているかという実際に起こったストーリーを話し合います。そのようにして、”Service Above Self “という生き方の習得を、相互に促進します。

おわりの点鐘

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