第288回例会
Rotary E-club of HYOGO
2020年10月5日開会
10月は地域社会の経済発展月間です
はじめの点鐘
ロータリーソング
SAA: 今週のロータリーソングは、「君が代」と「我らの生業」です。元気よく歌いましょう。
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♪ 君が代Open or Close
君が代は
千代に八千代に
さざれ石の
巌(いわお)となりて
苔(こけ)のむすまで -
♪ 我らの生業Open or Close
一、我等の生業さまざまなれど
集いて図る心は一つ
求むるところは平和親睦
力むるところは向上奉仕
おゝロータリアン 我等の集い
二、奉仕に集える我等は望む
正しき道に果をとるを
人の世挙りて光を浴みつ
力を協せて争忌むを
おゝロータリアン 我等の集い
会長の時間
皆さんこんにちは。
2020-21年度10月第1回例会、通算第288回例会です。
10月になって、めっきり朝晩涼しくなってきました。昼間との温度差が10度以上あると、着るものに気を使いますね。。
終わってしまいましたが、日曜の夜の大人気ドラマの作者である池井戸潤氏が、新聞のインタビューに答えていました。その中で驚いたのが、小説でもセリフは全てアドリブであると言っている事です。自分で書きながら、この人は意外とこんな人物だったのかと、自分で思うそうです。連載前にキャラクター設定を考えて書いていたら1行も書けないとも。これには本当にビックリですね。緻密なキャラクタ―設定の元、練り上げられているとばかり思っていましたから。なので、人気の金融庁検査官も、当初は普通のしゃべり方だったのが、単行本にするにあたり、あのオネエ口調に変えていったとか。キャラクターも成長していくのです。主役に対しても、敵がたくさんいて一番輝くキャラクターなので、頭取になるよりも、しばらくは中間管理職のままにしておくとの事でした(笑)
さて、10月は米山月間でもあります。何年か前の「ロータリーの友」をめくり返していると「米山記念奨学事業50年の歩み」という記事が掲載されていました。
戦後、市民がいまだ救援物資に頼る生活をしていた1949年、東京ロータリークラブを皮切りに、京都、大阪、神戸、名古屋、静岡、札幌などが国際ロータリーに復帰を果たしました。そこでロータリー財団の奨学金事業が広く実施されているのを目の当たりにした彼らは、「日本のロータリアンもせめて日本にいる外国人留学生を時々慰めてあげるような催しはできないものか」と考えるに至ります。戦後なお、国際社会における日本への警戒心、反日感情は強く、アジア諸国との友情こそが、今後の日本の生きる道であるという認識でした。
1952年12月、東京ロータリークラブが「米山基金」の構想を発表、アジアから優秀な学生を日本に招き、勉学を支援しようというものでした。これが現在の「ロータリー米山記念奨学金」の原点です。当時、米山梅吉翁は亡くなっていましたが、日本のロータリーの誕生に多大な功績を残した米山氏の名を刻み、“無形の金字塔”とするにふさわしい事業であると考えられました。翌年、寄付の呼びかけを始めましたが、寄付者の第1号は東京ロータリークラブ会員ではなく、例会の常連ビジターだったウィリス・A・ネルソン氏(アメリカ・バージニアRC会員)でした。最初に支援を受けた奨学生、タイのソムチャード・ラタナチャタさん、インドのP・K・イーベンさんとA・B・ロイさんはいずれも東京大学で学び、それぞれの母国へ成果を持ち帰りました。
東京ロータリークラブによる米山基金は、構想当初から全国組織化を視野に入れており、1956年10月の第60・62区の年次大会において、この事業を地区内全クラブの合同事業として継承すると決議されました。
「ロータリーが貢献することの出来る最も大なるものの1つは教育的援助であるが、このような企画は貴いものであり、かつロータリーの国際奉仕として最も相応しい企てであって、その連続性が望ましい。よって本大会は、米山奨学資金を財団法人として、全国的な組織となすべきことをここに決議する」
そしていよいよ1957年に「ロータリー米山奨学委員会」が結成されるのです。
60年以上経った今、日本のロータリー独自のものであり、民間最大の奨学事業となっている事からも、いかに素晴らしい事業であったか、あらためて知ることが出来ました。
クラブテーマ「もっと知って、もっと楽しもう!」今月もよろしくお願いします!
2020-21年度
HYOGOロータリーEクラブ
会長 児玉貴春
幹事報告
「職業奉仕・職業倫理セミナー」のご案内
拝啓 秋涼の候、ますます御健勝のこととお慶び申し上げます。平素はロータリーの職業奉仕・職業倫理の振興に多大なるご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。
早速ではございますが、標記セミナーを下記の通り開催いたします。COVID-19感染拡大防止の観点から、当日の会場へご参加いただける人数を各クラブ1名までといたしますが、セミナー内容をリアルタイムで配信する予定です。お手数ですが、参加される方のお名前等を地区WEB登録システムにてご登録くださいますようお願いいたします。
なお、セミナー内容の詳細やWEBセミナーの受信方法につきましては、後日再度ご案内申し上げます。
日 時: 2020年11月14日(土)13:00~16:30
場 所: 神戸ポートピアホテル南館地下1階 トパーズ
会場出席者: 職業奉仕委員長(委員)はじめ会長エレクトなどから各クラブ1名
(リアルタイム配信の受講者については、制限はありません)
*地区WEB管理システムより「会場出席」または「オンライン出席」をご選択いただきご登録お願いいたします。備考欄へは役職をご入力ください。
セミナー内容: 第一部 講演「ロータリーの正統『日本の職業奉仕』」
講師 小林聰一郎氏(甲府北RC・第2620地区ガバナーエレクト)
「ロータリーの友」2020年1月号に小林氏の論稿が掲載された
私の職業奉仕考 100年をかけて育んできた「日本の職業奉仕」 第二部 座談会「小林聰一郎氏を囲む」(予定)
登録締切日: 2020年10月30日(金)
以上
国際ロータリー第2680地区
ガバナー 髙瀬 英夫
研修委員長 石丸鐵太郎
職業奉仕・職業倫理小委員長 大内 晋二
伊丹ロータリークラブ
第62回サンクスギビングディ ディナーパーティ開催について
当クラブでは、創立以来毎年、国際親善と地域の皆様との交流をはかるため、サンクスギビングディ ディナーパーティを催して参りました。
今回も、例年通りに本晩餐会を開催させていただきたいと考えておりましたが、年頭よりコロナウィルス感染症の拡大が始まり、世界を脅かす事態となりました。
当クラブにおきましても、例会運営の変更等、感染予防に取り組んでまいりましたが、近づくサンクスの開催について、クラブ内で協議検討の結果、下記のように開催決定いたしましたことをご報告いたします。
尚、毎年ご参加いただいております地区関係者、近隣クラブの会員皆様には、下記事由をご理解ご了承いただき、次年度に是非ともご参加いただきますよう
お願い申し上げます。
末筆ながら、皆様のご健勝をお祈り申し上げます。
記
開催趣旨
クラブ創立以来、昭和天皇ご崩御の年を除いて、近年大勢の米山奨学生、
交換留学生を招待、地区関係者にご参加いただき、国際交流、親善に奉仕
の目的で開催しておりましたが、永く継続してまいりましたサンクスをコ
ロナ禍で中止するに忍びなく、充分なコロナ感染症拡大防止に努め、クラ
ブ創立時の「サンクスギビングディ ディナーパーティ」に還り、当クラ
ブ、及び家族を中心とした少人数で開催することといたしました。
尚、開催直前のコロナ感染状況により、中止を決定することも想定内とい
たします。
日 時 2020年11月23日(月・祝)
開始時間 17:30 ~ 20:30
場 所 伊丹シティホテル 3F 「光琳の間」
以上
伊丹ロータリークラブ
会 長 桝井 俊司
国際奉仕委員長 前田 隆則
委員会報告
卓 話
コロナ禍が産む成長の「芽」
プログラム委員長の上野師匠から頂いたお題が「経済」でした!
ということで経済領域のお話を・・。
「経済」という言葉のルーツを何度か聞いたことがあります。
「経済」という言葉は江戸時代頃には、既にあったそうで、
有力説では「経世済民(けいせいさいみん)」という言葉が語源とされており、6世紀〜10世紀頃の中国の古典にも記載が残っているそうです。
「世を経めて(治めて)民の苦しみを済う(救う)」という意味。
この「経世済民」ルーツ説以外に、「経国済民」「経世済俗」という言葉の短縮形が「経済」という言葉のルーツとする説もあり「経済」はいずれにしても当初、お金を稼いだり、世の中のお金の流れが活性化したり滞ったりといったことのみにとどまる感覚ではなく、もっと広義の国家統治イメージが強かったようです。
その後日本に入ってきた当時の欧米の学者たちによって持ち込まれた「ポリティカルエコノミー」を「経済学」あるいは「理財学」と訳されるようになります。
こうして「エコノミー」=「経済」と訳されるようになった、というのが定説です。
あまりにも広大な「お題」なので、
今後の「経済」発展につながる私たちの周り?足元?にある「芽」について書きます・
新型コロナ禍の収束がなかなかはっきりと見えない中で、
新型コロナ禍との付き合い方や乗り越え方は日々話題になっております。
先行きの見えない状態であるものの、第一波時の補助金や助成金の次なる助けを求めようにもなかなか厳しいものがあり、「元に戻そう」ではなく「自ら脱却の道を新しく拓く」方向の「気づき」や「チャレンジ」がそこかしこで起きています。
言うまでもなく「経済↑↑↑」につながる「芽」の話ですね。
1. デジタルトランスフォーメーション(DX)
これはコロナ禍とは関係なく何年も前から話題になってるのですが、コロナ禍影響を被った企業が「倍返し」するための武器にもつながるテーマですね。
デジタル技術の進化過程として「デジタイゼーション」「デジタライゼーション」「デジタルトランスフォーメーション」というプロセスがあります。
◇デジタイゼーション‥アナログ情報を局所的にデジタル化する
→ビデオテープをDVDに変えるみたいなこと。
◇デジタライゼーション‥プロセス全体もデジタル化する
→DVDなどのメディアにしなくとも映像データそのものをオンライン上で送受信できるようにするなどの仕組みを作って、新しい価値を創造する。
◇デジタルトランスフォーメーション‥②の結果として既存の在り方や価値を根底から覆
してしまうような革新的イノベーションを生み出す。
→デジタル映像を使った新たなサービスや配信ビジネスなどの仕組みが誕生する。
自分のビジネスの土俵自体を進化させてしまうチャンスが到来しています。
2. オンラインコミュニケーション
春以降の自粛期間にZOOM TEAMS SKYPEなどのツール認知が急激に上がりましたね。
リアルコミュニケーションの場を奪われ、その価値観が再認識される一方で、時間や距離を超えさせてくれるオンラインコミュニケーションツールも、もはや外せないツール化して来ました。こちらは発芽してからの成長も早そうですね。
3.「リモートワーク」「ギグワーク」「クラウドワーク」
働き方。キャリアデザイン。
そういったものに大きな影響を与えるワークスタイルが続々と生まれています。
かつての就職は「会社に入る・属する=メンバーシップ型」が王道でしたが、
ここに来て急激に「仕事に就く=ジョブ型」の働き方が生まれ注目されています。
「リモートワーク」これは多くの企業で実施されローテーション出勤なども進んでいますね。情報漏洩リスク懸念のためなかなか踏み出せなかった企業の在宅ワークも腹決めひとつで一気に加速したといった現象もあって、笑えます。
「ギグワーク」自分の働きたい時間に面接も無く自己申告エントリーして、その間だけ働くスタイル。東京ではコンビニやファストフード、デリバリーなどの業態を中心に増え続けています。
「クラウドワーク」これはフリーランサーや副業を求める技術職の人がオンライン環境のもと業務委託形式で仕事を請けるというスタイル。伸びています。
私自身、求人・人材系事業に30年以上携わっておりますので、
こういったワークスタイルの隆盛には大変興味深い大きなうねりのような変革を実感しているところです。
「働く側」「雇う側」の最適マッチングをキープしながら発展すると
明るい未来が拓けるのでは?と感じます。
4.面白がりながら、成長。 ぶち壊して、更にいいのを作る。
いずれにしても
「指示待ち」「オペレーティブに、決まったことを決まったままに」
「機械的に繰り返す、繰り返す、繰り返す」的なスタンスでは
通用しないし、「早く元に戻らないかな?」って待っていても始まらない状況です。
「既成概念をぶち壊す」→「体験」→「成長」→「成果を共有」というぐるぐるを回してそれぞれが新たな必殺技を生み出して行くチャンスに直面しています。
何事も新しい価値創造、イノベーションを生み出すには「強いエネルギー」が必要です。
面白がってやるのが、KFS;成功へのカギですね。
(株)アスピラボ 渡辺 誠 (HRM、SSUPコンサルタント)
おわりの点鐘
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