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MAKE UP

第285回例会

Rotary E-club of HYOGO

2020年9月7日開会

9月は基本的教育と識字率向上月間です

はじめの点鐘

はじめの点鐘

ロータリーソング

SAA: 今週のロータリーソングは、「君が代」と「R-O-T-A-R-Y」です。元気よく歌いましょう。

  • ♪ 君が代Open or Close

    君が代は
    千代に八千代に
    さざれ石の
    巌(いわお)となりて
    苔(こけ)のむすまで

  • ♪ R-O-T-A-R-YOpen or Close

    R-O-T-A-R-Y
    That spells Rotary;
    R-O-T-A-R-Y
    Is known on land and sea;
    From North to South,from East to West;
    He profits most who serves the best;
    R-O-T-A-R-Y
    That spells Rotary.
    R-O-T-A-R-Y
    That spells Rotary;
    R-O-T-A-R-Y
    Is one great family;
    Where friend-ship binds for man’s up-lift.
    Where each one strives his best to give,
    R-O-T-A-R-Y
    That spells Rotary.

例会

会長の時間

皆さんこんにちは。
2020-21年度9月第1回例会、通算第285回例会です。

いよいよ9月に入り、8月の猛暑から解放されましたが、今度は台風がやってきそうですね。
台風で思い出すのは、2000年に、リゾート型プチホテル(近くにノルウェイの森のロケ地、砥峰高原があります)に出向していたときに、翌日にガーデンウェディングと、バーベキューパーティが控えていたのですが、台風の影響でガーデンの大型バーベキューテントが、杭ごと飛ばされそうになり、支配人はじめ、スタッフ総出で、スーツ姿のまま各杭につかまり、ずぶ濡れになりながら数分間耐えて補強作業したことを思い出します。
確か各杭におもりを付けていたかと思いますが、地面から杭が抜けそうになり、このまま空に舞い上がったらどうしようと思った気がします。
苦労のかいあって、嘘みたいに翌日は快晴で、素晴らしいガーデンウェディング、バーベキューパーティが行われた事をご報告しておきます(笑)。
さて今月は、基本的教育と識字率向上月間です。配信されたリソースの中に金沢南RCが、ミャンマーにランドセルを送られた話が印象に残りましたので、ご紹介しましょう。
2018-19年度のクラブの50周年記念事業として、「国際奉仕」が、それまであまり得意でないにもかかわらず、あえてそれにチャレンジされています。
会員の方が現地企業と合弁で印刷会社を経営されていたのが縁で、十分な学用品が行き届いていないミャンマーに、日本の小学生がランドセルを6年間愛用し、まだまだ使えるのにタンスの肥やしになってしまっていることに着目。
「ミャンマーの子供たちにランドセルを届けたい、少しでも学用品の心配なく学業に励めるように応援したい!」このような思いを胸に、約100個のランドセルを集め始められました。
事業テーマは「夢を背負って、未来へ!」
地元の小学校、中学校PTAにも声をかけられて、何とか集められたときに、驚いたことがあったそうです。それは、持ち寄ってもらったランドセルが、どれも綺麗な事でした。
6年間使ってきたとは信じられないくらいに。おそらくミャンマーの子供たちに届ける前に子供たちと父兄の皆さんが綺麗に磨いてくれたのでしょう。
そして集まったランドセルの保管中にカビが生えないように防虫剤を入れ、ホコリを拭いて、段ボールに梱包し船便でミャンマーに発送。
メンバーとその家族18名、ミャンマー側からは、贈られる寄宿学校の生徒たち、学校長ら学校関係者、政府役人、お世話になった関係者の方々の出席のもと、寄贈式が行われました。その際、子供たちのランドセルについての説明を食い入るように熱心に聞いている姿が印象的だったそうです。
そしていよいよ、児童養護寄宿施設の子供たちの手元へと、金沢の子供たちの夢の詰まったランドセルを届けることが出来ました。
ランドセルを手に取って担いだり、抱えたりして喜んでいる子供たちの笑顔を見て、金沢南RCの方たちは、ロータリアンとしての奉仕の原点を改めて自覚することが出来たそうです。また、ミャンマーの子供たちが、このランドセルを使って一生懸命に勉強し、ミャンマーの発展のためだけではなく、世界の人々の友情と平和のために働く大人になれるよう期待され、この事業を一度きりにしないように、ランドセルの寄贈を今でもお願いされているそうです。
ミャンマーの子供たちの喜ぶ姿が目に浮かぶ素晴らしい活動でしたね。
このコロナ禍で、おそらく断捨離したり、メルカリを利用された方も多いと思いますが、このように、自分では要らない物でも世界に役立つプロジェクトがあることを、頭の片隅に入れておきたいですね。
クラブテーマ「もっと知って、もっと楽しもう!」。それでは、今月もよろしくお願いします!

2020-21年度
HYOGOロータリーEクラブ
会長 児玉貴春

例会

幹事報告

宇尾会員維持増強委員長よりお知らせ

お世話になっております。
地区ホームページにて
加古川平成RCでの卓話動画を配信いたしました。
ぜひ会員維持増強にお役立てくださいとのことです。

地区ホームページ動画
https://dist.ri2680.org/download-movie

よろしくお願いいたします。

ガバナー事務所 比呂

新型コロナウイルス感染拡大防止に向けた「ガバナー事務所 テレワーク」について

いつもお世話になっております。
ガバナー事務所の新型コロナウイルス感染拡大予防対策につきましてご連絡致します。
新型コロナウイルス感染拡大リスクを防ぐために、
9月3日(木)より在宅勤務(テレワーク)を取り入れることとなりました。
最低2名の出勤チームとテレワークチームとし、
通常出勤とテレワーク併用で業務を行います。
ガバナー事務所へのお問い合わせについて、
下記の通りご対応いたしますので、
何とぞご理解のほどよろしくお願い申し上げます。

【実施期間】
9月3日(木) から当面の間(10:00~17:00の出勤体制)
(期間は感染拡大の状況に応じて変更する場合があります。)
【期間中のお問い合わせなど】
・お電話でのお問い合わせはなるべくご遠慮いただき、
メールでのお問い合わせにご協力をお願いします。
※緊急事態宣言が再発布された場合は、前年度に実施した自粛体制となります。
以上、何卒よろしくお願い申し上げます。

ロータリー文庫 開館時間のご案内

前略 平素よりロータリー文庫へのご支援、ご協力を賜り、誠にありがとうございます。 新型コロナウィルス感染症の拡大が続いている状況を鑑み、ロータリー文庫では、感染症 予防対策として、引き続き時間を短縮し、下記の通り開館いたします。なお今後の感染拡大
状況によって、閉館となる場合はご連絡申し上げます。 皆様にはご不便をおかけいたしますが、ご理解を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。

<開館時間> 10:00~16:00 < 期日 > 2020年 末日まで
2020年9月1日
以上

例会

卓 話

covid-19後の教育の行方

福山太一

・混乱と模索の半年間

兵庫県のcovid-19の新規感染者数は、7月末や8月初旬をピークに落ち着いてきましたが、まだまだ予断を許されない状況です。あらゆる業種がそうであったように、この半年は教育現場も振り回され続けてきました。
私が勤務する学校でも、政府により3月2日から春休み期間まで休校要請が出たことを受け、令和元年度の学年末考査(2020年3月)が中止なり、郵送による課題の提出に切り替わりました。春休みに予定していた海外研修は当然キャンセルとなり、部活動も全面中止となりました。
そして、令和2年度になっても、政府より緊急事態宣言が出されたことにより、休校が続くことになってしまいました。その結果、4~5月は郵送による課題提出やリモート授業が実施されました。ビデオ会議システムであるZOOMで朝礼を行ったり、youtubeにアップした授業のビデオを見て生徒たちは勉強をしていました。また、事務連絡等も学校用のネットワークシステムも活用していきました。
コロナの状況が一時落ち着いたため、6月から分散登校が始まり、クラスの全員が通常通り登校できるようになったのは、6月第3週からでした。クラブ活動等が行えるようになったのもそれからです。ただ、いつも通りの生活ができるようになったわけではなく、校内でのマスク着用はもちろんのこと、授業後毎日教室の消毒作業を行うなど、緊張を強いられています。さらに一番残念だったのが、学園祭など各種学校行事の中止です。今年度は、宿泊を伴う教育活動は全て中止となる見通しです。生徒にとって学校生活の大きな思い出となるであろう国内外での研修旅行も実施することができず、教員としてもやるせない気持ちです。

小池東京都知事がwithコロナと発言したように、今後covid-19がある程度収束したとしても、これまでと全く同様の教育活動への復帰はなかなか難しいと考えられます。先日ロータリーのポリオ撲滅活動に関する勉強会に参加した際にもcovid-19話題になったのですが、医師であるロータリー会員の方は、ワクチンが早くて今秋に実用化したのちも、抗体の長期間の持続はあまり期待できず、インフルエンザと同様な状態になるのではと仰っておられました。今回のコロナ禍を奇貨として、今後の教育の在り方を改めて考え直す必要があります。

・リモート授業の可能性と課題

長期に及んだ休校期間中は、前述の通り勤務校ではインターネットを活用して、何とか乗り越えていったのですが、私自身インターネットを活用した教育活動の有効性を改めて認識することとなりました。角川ドワンゴ運営のインターネットを活用した授業を展開する「N高等学校」は、今や大変な人気校となっていますが、その理由の一端がわかった気がします。これまでにもオーソドックスな従来型の学校教育を補完するものとして、古くから通信課程による学びが大きな役割を果たしており、その発展形といえるインターネットベースの学校が子供たちにとって有力な選択肢となっています。
では、インターネットベースの学校は、一定の学び舎で対面の集団授業を行う従来型の学校教育に完全に取って代わりうる教育形態なのでしょうか?

これからの教育の在り方を模索するにあたり、一つの参考になるのが、オーストラリアの取り組みです。広大な国土面積を持つオーストラリアでは、学校に通えない僻地に住む子供たちの教育のために、古くからスクール・オブ・ジ・エアー(school of the air)という通信教育の仕組みを整えてきました。当初は、医療通信システムを利用した無線放送や短波ラジオによる授業でしたが、現在はインターネットを活用しインタラクティブな授業を展開しています。また、年に何度かは生徒と教師が実際に生に顔を合わせるワークキャンプやグループワークを行う機会を持っています。オーストラリア政府は、スクール・オブ・ジ・エアーにより、通常の学校教育と全く同じといえないまでも同程度の教育効果をあげることができるとしているようです。

ここで留意するべきは、このスクール・オブ・ジ・エアーはネット授業で完結せずに、必ず複数の生徒が対面する機会を必ず設けているという点です。これは、同年代の生徒と交流し社会性を身に着けるのに必要であると考えているからであり、日本の通信課程でも、実際に登校するスクーリングというものがありますが、これは単位取得要件を満たすために行われるもので似て非なるものです。
また、スクール・オブ・ジ・エアーでは生徒には学習支援者として親・兄弟や家庭教師などによるチューターも必須としているようです。ビデオ教材などを活用するEラーニングは、学習者の一定以上の能力を前提としており、学習習慣や生活規律が身についている生徒に対して、知識の伝達という点では大変有効です。則ち大人の学習には最適ですが、まだ精神的に未成熟な子供には限界があり学習活動そのものへの支援が必要という事です。例えば、幼稚園でリモート授業が成立するかという事を考えてもらえれば良いかと思います。そういった点には対面での教育に優位性があるように思え、リモート授業には課題がありそうです。

また、現在文部科学省は「従来のような知識の伝達・注入を中心とした授業から、教員と学生が意思疎通を図りつつ、一緒になって切磋琢磨し、相互に刺激を与えながら知的に成長する場を創り、学生が主体的に問題を発見し解を見いだしていく能動的学修(アクティブ・ラーニング)への転換が必要である」としています。文部科学省が能動的な学修によって習得を期待しているのは「認知的、倫理的、社会的能力、教養、知識、経験を含めた汎用的能力」です。端的に言うなれば、現実社会における問題解決能力という事ができると思います。このような能力の育成において、多くの能力はリモート授業でも身に着けることが可能ですが、やはり社会性や人間関係の形成と理解といった分野はネット上のみの学習では限界があると、デジタルネイティブでない旧世代の教員である私は感じています。そういった経験を、リモート授業でどのように実現していくかが、今後の課題ではないかと思います。先述した「N高等学校」もネット上だけでなく実社会とクロスした様々な学校行事を展開していますし、ホリエモンこと堀江貴文氏が主宰する「ゼロ高等学校」が、社会そのものを学びの場としている点は極めて先進的で示唆に富んでいると思います。

今後、インターネットを活用した教育はますます盛んになっていくと考えられます。しかし、だからこそ、実社会での体験に基づいた経験知、プラグマティズム的な実践的知が重要視され、そのための教育の要請が増してくるのではないかと思います。

例会

おわりの点鐘

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