第475回例会
Rotary E-club of HYOGO
2024年10月28日開会
10月は地域社会の経済発展月間です
はじめの点鐘
ロータリーソング
SAA: 今週のロータリーソングは、「R-O-T-A-R-Y」です。元気よく歌いましょう。
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♪ R-O-T-A-R-YOpen or Close
R-O-T-A-R-Y
That spells Rotary;
R-O-T-A-R-Y
Is known on land and sea;
From North to South,from East to West;
He profits most who serves the best;
R-O-T-A-R-Y
That spells Rotary.
R-O-T-A-R-Y
That spells Rotary;
R-O-T-A-R-Y
Is one great family;
Where friend-ship binds for man’s up-lift.
Where each one strives his best to give,
R-O-T-A-R-Y
That spells Rotary.
会長の時間
皆さんこんにちは!10月23日(水)・24日(木)に「世界津波の日」高校生サミットin熊本に、勤務校の滝川中学校・高等学校インターアクトに所属する生徒を連れて参加してきました。
11月5日の「世界津波の日」は日本の提唱により2015年の国連総会において制定されたものですが、この日は嘉永7年(1854年)に発生した安政南海地震に因んでいます(安政南海地震では、和歌山県のある村で収穫したばかりの穂を積み上げた「稲むら」に火を放って、暗闇の中で逃げ遅れた村人を高台に導き多くの命を救ったという言い伝えがあります。そのような教訓を伝えるためにこの日が選ばれています)。
国連での「世界津波の日」制定後、2016年から世界各国の高校生が津波の脅威とその対策を学習するための『「世界津波の日」高校生サミット』が日本各地で過去5回開催されています。私は2022年に開催された第5回の新潟サミットに初めて参加しましたが、当時はまだ新型コロナ禍の影響が残り、特に海外の高校生はオンラインなどによっての参加を強いられるなど様々な制限がありました。
しかし、今回の熊本サミットでは43か国・地域の約540人の高校生が集まることができました。サミットの全体テーマとしては「“熊本の教訓を世界へ、そして未来へ” 〜熊本地震や集中豪雨など大規模自然災害を経験した熊本で、 命を守る対策と創造的復興を学ぶ〜」が与えられているのですが、参加者は「自助・共助で防災を考える」「自然との共生で減災を考える」「大規模災害を教訓として創造的復興を考える」の3つの分科会に分かれて意見交換やアクションブランの提言を行いました。
滝川中学校・高等学校のインターアクターは「自然との共生で減災を考える」分科会に参加しました。海外からの参加生徒がいますのでサミットの全体会議や分科会はすべて英語で行われます。インターアクターも、拙いながらも英語でプレゼンテーションを行い、日頃行っている鉢伏高原や六甲山系で行っている植樹・育樹を通した里山再生活動が、防災と地域の生物多様性の保全につながっていることを説明し、また現在抱えている課題とその解決法などについて提言を行いました。
同じグループには、アンゴラ・フランス・キリバスからの参加者もおり、それぞれのプレゼンテーションからは、やはり国・地域によって地理的条件が大きく違うことから、津波や地震をはじめとした自然災害に対する意識や必要とされている事柄が全く違うことが改めてよくわかりました。こういったことは、やはり直接会って話すからこそ相互理解が深まるのだと再確認できました。
サミットは「熊本“絆”宣言」の発表で幕を閉じましたが、宣言では防災に対する意識を高め、相互連帯を呼びかけるほか、若者の教育や国際的な交流の機会を作ることの重要性も触れられていました。アクターも私自身も国内外の多くの方と意見交換の機会を持つことができ、いろいろなヒントも得られましたので、実りの多いサミット参加となりました。今回の成果を今後のインターアクトの活動にも活かしていきたいと思います。
幹事報告
国際ロータリー第2680地区ローターアクト『2024-2025年度 スポーツ大会』のご案内
拝 啓 秋寒の候、皆様におかれましては益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。
この度、ローターアクトスポーツ部のホストにより、『2024-2025年度 スポーツ大会』を下記日程で開催することとなりました。
スポーツ大会はスポーツを通じて地区内の親睦を深めることが目的です。今回は、部門ごとに用意した種目を行いながら、皆さまとの親睦を深められると幸いです。
つきましては、ご多忙中の折とは存じますが、各クラブ会員の皆様にご連絡の上、一人でも多くの方々のご出席を賜りますようお願い申し上げます
【日 時】 2024年12月21日(土)
13:00 受付開始
14:00 開会式
14:30 『ローターアクト運動会』
16:00 プログラム終了
16:10 結果発表・閉会式
16:40 写真撮影・解散
【会 場】 イーグレ姫路 姫路市民プラザ 市民アリーナA
(兵庫県姫路市本町68-290 イーグレ姫路)
https://himeji-shiminplaza.jp/office
当日は、動きやすい服装と体育館シューズをお持ちくださいませ。
体育館での活動のため、雨天決行です。
卓 話
今年もあっという間に11月に差し掛かって参りました。
年々、時間の過ぎるのが早く感じられるのですが
みなさん如何でしょうか?
その理由は、
主に心理的な要因と脳の処理の仕方が関係していると言われています。
1.「時の過ぎゆくスピード」が年々早くなってゆくのは何故??
【新鮮さの減少】
年齢を重ねるにつれて、
日常生活の出来事が「新しい」ものではなくなり、
経験が繰り返されることが多くなります。
若い頃は、ほとんどの経験が初めてのことが多く、
その分、新しい情報を脳が詳細に処理するため、
時間がゆっくりと感じられるのですが、
歳を取ると新鮮さが減り、
記憶に残る出来事も少なくなり、
時間があっという間に過ぎる感覚になります。
【相対時間の認識】
人間は過去の時間を「相対的に」捉える傾向があります。
若い頃は、例えば10年という時間は人生の大部分を占めますが、
歳を取ると同じ10年でも
それまで生きてきた時間に対して小さな割合になります。
このため、同じ時間がより短く感じられるというのです。
そういえば、今年還暦を迎えた私も
ここ10年は飛ぶように過ぎた感覚であり
加速感が増し続けております(笑)。
【脳の情報処理速度の低下】
おそろしいことに、
加齢によって脳の情報処理速度が遅くなるため、
「日々の出来事を細かく記憶すること」が減るそうです。
これにより、過ぎ去った時間を振り返ったときに、
少ない出来事しか覚えておらず、
時間が早く過ぎたように感じるということです。
【注意の焦点とマルチタスク】
年齢を重ねると、
生活の中で「多くのことに同時に対処する」ようになります。
このような「マルチタスク」が増えると、
一つ一つの出来事に集中する時間が短くなり、
結果として時間が早く過ぎたように感じることがあります。
…これらの要因が複合的に働くため、
歳を取るにつれて時間が早く過ぎると感じることが多くなる
そうです。
2.こういった加速感を止める・和らげるには?
加齢によって脳の情報処理速度が遅くなることを予防し、
改善するために、以下のアプローチが有効だとされています。
【認知トレーニング】
脳を刺激するための「脳トレ」や認知トレーニングは、
「脳の可塑性(経験や学習によって脳が柔軟に変化し、
新しい情報を学んだり損傷から回復する能力のこと)」を促進し、
情報処理速度の維持や向上に役立つことが証明されています。
パズル、数独、クロスワード、記憶ゲーム、複雑な問題解決など、
日々の知的活動が脳に良い刺激を与えます。
これらの活動は脳の神経ネットワークを強化し、
処理速度を向上させる可能性があります。
「ロータリーの友」のパズルdeロータリーコーナー、
バックナンバー取り置きしつつも
「そんなのやったこと無い」って方は、使えますね(笑)
【身体活動の継続】
定期的な運動は脳の健康に直接的な影響を及ぼします。
特に、有酸素運動(ウォーキング、ジョギング、水泳など)は、
脳の血流を促進し、神経細胞の再生を助けます。
また、運動によってストレスホルモン(コルチゾール)
を抑制することができ、
脳機能に対する負担が軽減されます。
研究によると、週に数回の中程度の運動を行うことで、
加齢による認知機能の低下を予防できます。
【健康的な食事】
脳に良い栄養素を摂取することも、
情報処理速度に影響します。
特に、オメガ3脂肪酸(魚油などに含まれる)、
抗酸化物質(ベリー類やナッツなどに豊富)、
ビタミンB群が脳の健康をサポートすると言われています。
また、地中海食(主に地中海沿岸の国々で
伝統的に食べられている食事スタイルで、
オリーブオイル、野菜、果物、魚、全粒穀物、
ナッツ、豆類を中心に、赤肉や乳製品は控えめにします。
心臓病や肥満の予防に効果があるとされています。)や
DASH食(血圧を下げるための食事)が、
脳の老化を遅らせる効果があると言われています。
【社会的交流】
社会的なつながりを持ち、
対話や交流を続けることは、
脳を活性化させる重要な要素です。
孤立感や社会的な引きこもりは、認知機能の低下と関連しているため、
積極的に人とのコミュニケーションを取ることが重要です。
家族や友人との会話、趣味のクラブ参加などが効果的です。
もちろんロータリーはこの上なく役立ちますね!
【十分な睡眠とストレス管理】
脳の修復やメンテナンスにおいて、睡眠は不可欠です。
質の高い睡眠を確保することで、
情報の整理や記憶の定着が促進され、
脳の働きが維持されます。
また、過剰なストレスは脳の処理能力を低下させるため、
リラクゼーションやマインドフルネス、ヨガなどを取り入れ、
ストレスを管理することも大切です。
【新しいスキルの習得】
新しいスキルや趣味を学ぶことは、脳に新しい刺激を与え、
神経回路を活性化させます。
楽器を始めたり、新しい言語を学んだり、
異なる分野の活動に挑戦することで、
脳の処理速度や柔軟性が向上する可能性があります。
これらのアプローチを日常に取り入れることで、
加齢に伴う脳の情報処理速度の低下を防ぎ、
さらには改善することが可能だそうです。
カラダも心も頭も、日々のたゆまぬケアで
高いQOLを保って過ごして行けるということですね!
時間の流れの加速感に抗うこと
メリットは大きそうです。
渡辺 誠
おわりの点鐘
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