第162回例会
Rotary E-club of HYOGO
2017年10月23日開会
第162回
はじめの点鐘
ロータリーソング
SAA: 今週のロータリーソングは、「手に手つないで」です。元気よく歌いましょう。
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♪ 手に手つないでOpen or Close
一、手に手つないでつくる友の輪
輪に輪つないでつくる友垣
手に手 輪に輪
ひろがれ まわれ 一つの心に
おゝロータリアン おゝロータリアン
ニ、手に手つないでつくる友の輪
輪に輪つないでつくる友垣
手に手 輪に輪
ひろがれ まわれ世界と共に
おゝロータリアン おゝロータリアン
会長の時間
この度の台風21号は勢力が強く家の中にいてもドキドキするほどの暴風でした。
被害を受けられました皆様にお見舞いを申しあげます。
本日は2017-18年度第13例会、通算162例会です。
10月24日は「ポリオ撲滅に向けて世界が一つに」
5回目となる今年の世界ポリオデーイベントは、ビル&メリンダ・ゲイツ財団と共催で行われ、ゲイツ財団本部(米国シアトル)から世界にライブ配信されます。ポリオ撲滅に向けた進展を専門家や著名ゲストとともに確認し、「ポリオのない世界」実現への決意を新たにする機会です。皆さまの地元や世界各地でポリオデーにちなんだ募金やイベント活動が行われます。
~第5回世界ポリオデー特別イベント~
ライブ中継は下記URLよりアクセスいただけます。また、後でイベントの録画も視聴可能で録画は日本語同時通訳つきでご覧いただけるそうです。
(日本時間10月25日午前6時半から開始)
https://www.endpolio.org/ja/shi-jie-poriode
※スマートフォンからは見ることができませんので、グーグルクロームのダウンロードされたパソコンからご覧になってください。
それでは皆さま今週も笑顔いっぱいの一週間を過ごされますように
幹事報告
インターアクト次期リーダー講習会のご案内 別紙参照
*参加希望の会員は直接幹事までご連絡をください
ご登録につきましては、別紙参加登録申込書にて、
宝塚RC事務局様までFAXまたはMailにて
2017年11月1日(水)までにご連絡いただきますよう
お願い申し上げます。
なお、各インターアクトクラブには、ガバナー事務所より
郵送にて本日ご案内いたします。
日 時:2017年11月19日(日)
場 所:雲雀丘学園中学・高等学校
兵庫県宝塚市雲雀丘4-2-1
TEL 072-759-1300
阪急宝塚線 雲雀丘花屋敷駅下車
登録料:無料
締 切:2017年11月1日(水)
登録先:宝塚ロータリークラブ
FAX/0797-84-4141
グローバル補助金(VTT)プロジェクトへの協力お願い 別紙参照
委員会報告
今週の卓話は、携帯電話がポリオ撲滅の鍵となるか?というお話です。
卓 話
携帯電話で簡単にできるテキストメッセージは、ポリオ撲滅活動を成功させるカギとなるかもしれません。
かつて世界中に広がっていたポリオの発症は、現在3カ国の一部地域に限られています。今後は、保健従事者が迅速にワクチンを提供し、情報を共有していくことが重要となります。
ロータリーが主要パートナーとなっている世界ポリオ撲滅推進活動では、連絡を強化するため、パキスタンとナイジェリアの保健従事者に携帯電話が支給されています。そこでは、 1つのテキストメッセージが人の命を救うこともあります。
パキスタンでは、予防接種データを含む母子健康報告書を、従来の紙から携帯電話と電子モニタリングに移行できるよう、地元のロータリー会員が尽力しています。
ロータリーの協力により、パキスタン政府、通信事業のTelenor社、データ管理のEycon社が、パキスタンの保健従事者に携帯電話800台以上を支給しました。今後、2018年までに 合計5,000台を支給する予定です。
保健従事者はテキストメッセージを中央サーバーに送信でき、ポリオ発症の疑いがある場合は、即座にパキスタン国立緊急センターに連絡できます。また、予防接種を受けていない子ども、拒否する保護者の有無、予防接種の実施範囲も報告します。同国では、5歳未満の児童35万人にポリオ予防接種を行うことを目指しています。
世界保健機関(WHO)の危機管理責任者、ミシェル・シーレン氏は、携帯電話の支給により、リアルタイムで情報を入手し、簡単にモニタリングできると話します。
「携帯電話のおかげでポリオ撲滅活動は大きな進展を遂げています。綿密なデータをリアルタイムで記録し、すぐに共有できるので、正確さと有効性を高めることができます。これにより、政府やポリオ撲滅活動のリーダーたちも、必要な意思決定を戦略的に行えます」
ポリオを超えて
保健従事者は、携帯電話を使用して母子の健康に関するデータも管理しています。
ユニセフによると、パキスタンの児童死亡率は世界でも非常に高く、出生数1000件あたりの5才未満の児童死亡数は81件です。
しかし、携帯やインターネットなどのテクノロジーでこの数を減らせると、パキスタン・ポリオプラス委員会のロータリー会員、アッシャー・アリ氏は話します。
「地域社会の助産婦を含め、保健従事者は妊婦の経過を追跡しています。子どもが生まれると、健康記録を入力し、ポリオだけなく、他のワクチンや保健・衛生上のニーズも記録されます」
これにより、マラリア、結核、インフルエンザのような感染病や、子どもの栄養不良や母体の健康状態もモニターできます。
「乳児や母親に問題がある場合は、保健センターに情報をすぐに送信することで、迅速な対応が可能になる」とアリ氏。
保健従事者がテキストメッセージで次の訪問日を予告できる、という面でも役立っています。
携帯電話の拡散
携帯電話の数は急上昇しています。世界で約70億人がもち、そのうち89%は発展途上国で使用されています(WHO調べ)。また、1日の生活費が1ドル未満の人でも、電話やテキストメッセージができるようにもなっているそうです。発展途上国において、携帯電話はどのテクノロジーよりも多く使用されています。
ロータリーやその他の非営利団体でも、健康への取り組みを向上させるため、携帯電話を活用しています。
グラミン財団の「モバイル助産婦プログラム」では、妊婦へテキスト(毎日)とボイスメール(週1回)を送信し、妊娠中、そして子どもが1才になるまで、母親にアドバイスを提供します。ユニセフでも同様のサポートを提供しており、妊娠中、そして子どもが2歳になるまで、栄養面のアドバイスを行っています。
携帯電話は、アフリカの HIV/エイズとの闘いでも大きな力となっています。英国の非営利団体「Absolute Return for Kids」では、テキストメッセージで、薬と診察予約日の情報を患者に連絡しています。
ナイジェリア・ポリオプラス委員会のボニフェイス・イゴムさんは、次のように話します。「従来の紙の報告書では不正確な情報が含まれる場合があり、深刻な状況を見落とす危険性もありました。しかし、携帯電話のお陰で、迅速に問題を把握し、対応できるようになりました」
「携帯電話やインターネットのテクノロジーは、これまで出来なかったことを可能にし、最終的にはポリオを撲滅する助けとなる」と、イゴム氏。「今ほど、このテクノロジーが必要不可欠であるときはありません」
おわりの点鐘
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